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シグマクシスの平均年収。気になる福利厚生や昇給、残業について解説

シグマクシスは、2008年に創業された日系の総合コンサルティングファームです。

IT・イノベーション・PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)を大切に、クライアントが以下3つの変革を実現できるよう支援を行っています。

  • MX:経営プラットフォームの変革
  • DX:生産性革命
  • SX:新サービス開発

上記3つの変革をクライアント、ひいては社会にもたらすために、幅広い領域で支援を行っています。

本記事では、シグマクシスの平均年収・働き方・福利厚生について解説します。

シグマクシスへ転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

シグマクシスの平均年収は1,169万円

シグマクシスは、株式会社として上場している企業であるため、有価証券報告書が発行されており、そこから平均年収を把握できます。

有価証券報告書によれば、2023年度の株式会社シグマクシスの平均年収は1,169万円です。

国税庁が発表した「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は443万円であり、シグマクシスの平均年収はその3倍弱です。

年収面では、満足できる人が多い企業といえます。

過去の平均年収推移

シグマクシスの2017〜2023年の平均年収は以下の通りです。

平均年収
2017年1,058万円
2018年1,150万円
2019年1,167万円
2020年1,153万円
2021年1,170万円
2022年1,093万円
2023年1,169万円
参考:有価証券報告書 | 株式会社シグマクシス・ホールディングス(SIGMAXYZ Holdings Inc.)

シグマクシスの平均年収は、2017〜2018年の間に平均年収が約100万円上がった後、2021年以降は1,170万円前後で推移しています。

2017年以降、従業員数が年々増加しており、2020年以降ではコロナ禍の影響もありながら、1,170万円前後の平均年収を維持しているのが特徴です。

平均年収が下がりかねない要因がありつつも、1,170万円前後の平均年収を維持できている点からも、業績が好調なのが伺えます。

年齢別の平均年収

シグマクシスの年齢別平均年収は以下の通りです。

年齢年収(年収の幅)
25歳573万円 (413万〜796万円)
30歳699万円 (504万〜971万円)
35歳840万円 (605万〜1,167万円)
40歳942万円 (678万〜1,308万円)
参考:OpenWork

シグマクシスでは、年齢が上がるたびに平均年収も増加する傾向にあり、年収の幅も同じく下限と上限が増加しています。

35歳頃から全体の平均年収である1,170万円前後を目標にでき、40歳では平均年収を大幅に上回る1,300万円前後も得られるチャンスがあるようです。

ただ、年齢が上がれば年収も上がるわけではなく「35・40歳の時点でどのような役職に就いているのか」も影響していると予想されます。

役職別の平均年収

シグマクシスの役職別の平均年収は以下の通りです。

役職年収
コンサルタント600万~750万円
アシスタントマネージャー850万~950万円
マネージャー1,000万~1,200万円
シニアマネージャー1,200万円~
参考:OpenWork

シグマクシスに入社した場合、まず多くの人がコンサルタントからスタートし、成果が上がれば上位職種に昇格していきます。

昇格していくにつれて、責任範囲が広がり業務内容も高度になりますが、その分年収も増加していくのが特徴です。

新卒での初任給

シグマクシスに新卒で入社した場合の初任給は、年俸基準額で600万円です。

初任給で600万円支給されるのは、以下の大手外資系・日系ファームとも遜色ない金額です。

ファーム初任給
マッキンゼー・アンド・カンパニー(外資系)600万円
デロイト トーマツ コンサルティング(外資系)580万円
ドリームインキュベータ(日系)600万円
コーポレイトディレクション(日系)500万円

また、全産業における初任給では、厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」によると年収ベースで約260万円であり、シグマクシスの初任給はこれを大きく上回っています。

新卒の時点で高い年収を得られる点は、シグマクシスの魅力の一つといえます。

中途で入社した場合の初任給

中途採用(経験者採用)で入社した場合の初任給に関しては、公式Webサイトで公開されていません。

公開されているコンサルタント関連の求人では、年収600万円~と提示されているものが多く見られました。

ただ、中途採用の場合は、転職希望者が保有するスキル・経験で600万円よりも高い金額でスタートする可能性もあります。

面接・条件面談などで交渉する余地はあるといえます。

シグマクシスの年収をほかの企業と比較

ここでは、シグマクシスとほかのコンサルティングファーム・事業会社の年収を比較し紹介します。

その他コンサルティングファームとの年収比較

ほかの外資系・日系コンサルティングファームの平均年収は以下の通りです。

会社名年収
シグマクシス717万円
(※有価証券報告書によると1,169万円)
ボストン・コンサルティング・グループ1,483万円
マッキンゼー・アンド・カンパニー1,245万円
ドリームインキュベータ1,050万円
アーサー・ディ・リトル・ジャパン1,029万円
PwCコンサルティング954万円
アビームコンサルティング806万円
スカイライト コンサルティング735万円
参考:OpenWork

ほかの外資系・日系コンサルティングファームでは1,000万円を超える平均年収を得られているファームも少なくありません。

OpenWorkによるシグマクシスの平均年収が717万円で、有価証券報告書の数値「1,169万円」と乖離があるのは、OpenWorkの回答者の役職が「コンサルタント」のみであることが原因と予想されます。

上位職位であるマネージャー・シニアマネージャーの回答が増えれば、OpenWork上の平均年収も大きく上振れするはずです。

【関連記事はこちら】

>>ベイカレント・コンサルティングの平均年収。初任給やボーナス、残業について解説
>>デロイト トーマツ コンサルティングの平均年収。初任給や福利厚生もまとめて解説
>>リブ・コンサルティングの平均年収。年代・職種別の年収や福利厚生を解説
>>ディルバートの平均年収。年代別の年収や福利厚生をまとめて解説

全業界の企業との年収比較

シグマクシスは、コンサル以外の大手企業と比較しても平均年収が高い傾向です。

ほかの大手企業の平均年収は以下の通りです。

会社名年収
M&Aキャピタルパートナーズ2,269万円
キーエンス1,751万円
丸紅1,192万円
サントリー食品インターナショナル1,118万円
ソニーグループ1,044万円
大林組1,032万円
参考:平均年収「全国トップ500社」最新ランキング | 東洋経済オンライン

M&Aキャピタルパートナーズ・キーエンスなど、シグマクシスよりも年収が高い企業はあります。

しかし、ソニーグループ・大林組などの名だたる大手企業の平均年収を上回っているのは、シグマクシスの大きな魅力といえます。

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シグマクシスの企業情報

シグマクシスの年収以外の基本情報は以下の通りです。

売上高50.4億円(連結)
48.4億円(コンサルティング事業)
利益10.8億円
利益率22%
従業員数660名(グループ全体)
563名(コンサルタント数)
平均年齢36.3歳
男女比率男性7:女性3
新卒中途入社比新卒4:中途6

シグマクシスは、売上高・利益率などの全ての指標で2023年3月末の結果より伸びているため、業績は右肩上がりといえます。

人材の項目では、中途採用の割合が若干多い状態ですが、新卒採用もコンスタントに行うことで人材の年齢層を安定させています。

また、現状では男女比率は男性が多い状況です。

しかし、今後は女性管理職の割合や賃金格差などを改善していく目標を打ち出しているため、バランスの取れたファームになることが期待できます。

参考:決算補足資料(2024年3月期 第1四半期)|株式会社シグマクシス・ホールディングス

シグマクシスに関する口コミ

ここでは、シグマクシスに関する以下の口コミを紹介します。

  • 評価制度・昇進・昇給
  • 残業時間・残業代
  • ワークライフバランス
  • カルチャー・企業風土

※なお、口コミはopenworkを参考に記載をしております。

シグマクシスの評価制度や昇進・昇給

評価制度や昇進・昇給に対する口コミは以下の通りです。

  • 「アセッサー」と呼ばれる直上の上司でない第三者が評価をする仕組みが導入されているが、結果的には直属の上司の推薦が鍵を握っている
  • 昇格に向けた人事評価制度「CDP(キャリアディベロップメントプログラム)」評価が年1回あり、自己評価を提出したあと2段階の承認プロセスを経て結果が決まる
  • 昇給は年1回で、数年に1回はベースアップも行われる

アセッサーやCDPなどの評価制度が確立されているため、透明性が担保されています。

また、昇進するには承認プロセスのクリアや上司の推薦が必要なため、普段からの成果も重視されることがわかります。

年1回の定期昇給に加え数年に1回ベースアップがあるため、給料は上がりやすい傾向です。

シグマクシスの残業時間・残業代

残業時間・残業代についての口コミは以下の通りです。

  • プロジェクトが進行している期間は、長時間残業を行わなければならない時期がある
  • 残業時間は人事部が管理しており、月40時間以上は別途申請が必要である
  • 残業代は満額支給される

コンサルティング業界の特徴として、プロジェクトが進行している時期とそうでない時期で、繫忙の程度が異なることがあります。

シグマクシスも例に漏れず、プロジェクトの進行時期には残業時間が増える傾向があるようです。

ただ、残業時間は管理されており、残業代も満額支給されるため、残業が増える時期でも心配なく働ける体制が整っています。

シグマクシスのワークライフバランス

ワークライフバランスについての口コミは、以下の通りです。

  • コロナ禍以前からリモートワーク環境が整備されており、自分に合わせた働き方ができる
  • 子どもがいる男性のコンサルタントも、育休を複数回取得できている
  • フレックス制のため時間の融通が効きやすく、プライベートの予定を優先させられる
  • プロジェクトとプロジェクトの間には「プロジェクト休暇」が取得できる

在宅勤務制度に加え、フレックス制での勤務が可能なため、プライベートの時間を確保できる環境があるとの口コミが多く見られました。

また、育休・プロジェクト休暇なども取れるため、子育てやプライベートの予定などを立てやすいのも魅力といえます。

シグマクシスのカルチャー・雰囲気

カルチャー・企業風土に関する口コミは以下の通りです。

  • 風通しのよい社風で、仕事が円滑に進みやすい
  • 仕事に支障が出るような無用な上下関係がなく、フラットなコミュニケーションが取れる
  • 部門間のコラボレーションも活発で、よりクライアントのために勤務できる雰囲気が感じ取れる

シグマクシスにも一般的な事業会社のような職位は設定されていますが、業務のなかではフラットなコミュニケーションが取りやすいとの口コミが目立ちました。

また、部門間の連携も活発で、クライアントの重層的な課題にも部門間で協働しながら支援できる体制があるようです。

シグマクシスの福利厚生

シグマクシスの福利厚生は以下の通りです。

福利厚生・各種社会保険完備
・社員持株会
・総合福祉団体定期保険
・通勤交通費支給
・医療費補助(一部)
・健康保険組合保養所
・スポーツ
・アスレチック施設
・会員制リゾート施設利用
・借上社宅制度
子育て支援制度・育児休業制度
・育児支援手当
・出産祝い金(第3子以降に100万円など)
・ベビーシッター割引券制度

基本的な福利厚生である「各種社会保険完備」「通勤交通費支給」が過不足なく提供されつつ、「医療費補助」「各種施設利用」などの福利厚生も充実しています。

また、子育て支援制度も育児休業をはじめとして、手当・祝い金・割引券など多方面からバックアップする体制があります。

シグマクシスの休暇制度

シグマクシスの休暇制度は以下の通りです。

  • 完全週休2日制(土日)
  • 祝祭日
  • 年末年始
  • 有給休暇
  • プロジェクト休暇(5~10日)
  • アニバーサリー休暇(1日)
  • 慶弔休暇
  • 産前産後休暇(有給:14週間)
  • 妊娠休暇(有給:20日)
  • 看護休暇(有給:10日)

完全週休二日制+祝祭日と基本的にカレンダー通りの休日が設定されつつ、「プロジェクト休暇」「アニバーサリー休暇」など独自の休暇も利用できます。

また、産前産後・妊娠などに関する休暇も充実しており、シグマクシスは従業員の子育て支援にも力を入れている企業だといえます。

シグマクシスでの働き方や教育・支援制度

シグマクシスで働くコンサルタントは、総じて「プロジェクト」に参画し課題解決に向けて行動します。

クライアントが抱える経営課題・テーマに応じてプロジェクトが立ち上がり、社内で課題解決に貢献できる能力を持つメンバーがアサインされます。

そして、組成されたチームが各役割を全うしつつ、プロジェクトの成功に寄与することがシグマクシスの使命です。

成果を出し、クライアント・企業双方に利益をもたらせるコンサルタントになれるように、シグマクシスではさまざまなラーニングプログラムが提供されています。

提供されているラーニングプログラムは以下の通りです。

ラーニングプログラム概要
新卒研修・コンサルティングのコアとなるマインド・スキル・行動様式の3点を習得するための研修

・6ヵ月の期間内に、「全体研修」「サービス別研修」「OJT」を受講し、コンサルタントの基礎を身につける

・入社前には「内定者研修」もある
カフェテリア研修・カフェテリアプランとして、さまざまな研修から自己に必要なものを選択して受講する

・スキル強化プログラム「クラスルームセッション」、各サービスラインで必要な知識を学べる「パートナーセッション」の2種類から選択可能
マネージャー研修・アシスタントマネージャーに昇格した時点で受けられる研修

・研修を通じ、アシスタントマネージャーとして活躍するための心得や今後のキャリアパスを考える
ナレッジフェア・月に数回、社内のプロフェッショナルがプロジェクトや海外のイベントなどで得た知見を共有する会

・興味があるテーマに自由参加できる
プロフェッショナルセッション(ハイタッチプログラム)・各界の著名人・パイオニアなどから専門知識・経験を聞き、自らを高めるきっかけを掴むためのセッション

・研究者・アスリート・歌舞伎役者・落語家・お笑い芸人など多種多様な職に就く人々から学べる

内定者の時点から手厚いラーニングプログラムを設定することで、コンサルタント一人ひとりのスキルアップ・悩みなどに寄り添う姿勢が伺えます。

ただ、自己判断で受けるラーニングプログラムも多く、日々の業務のなかで自己の研さんに必要なものを把握する自己分析が欠かせない側面もあります。

コンサルの働き方とは。気になる残業やワークライフバランス、働き方改革
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シグマクシスへの転職難易度

シグマクシスへの転職は、難易度が高いと言わざるを得ません。

難易度が高い理由としては以下の通りです。

  • 国内でもトップクラスの年収を得られる
  • 中途採用の応募者が多く、競争が激しい
  • コンサル業界自体も人気業界であるため、シグマクシスにも高度なスキル・経験を持った人材が志望する可能性が高い など

上記のような理由があり、シグマクシスへの転職難易度は高くなっています。

転職難易度の高いシグマクシスのようなファームへの転職には、専門的な知見を有する転職エージェントからの支援を受けることを推奨します。

コンサル業界への転職実績が豊富で、専門的なエージェントが多数在籍するのが弊社「ASSIGN AGENT」です。

ASSIGN AGENTの魅力については、次項にて詳しく解説します。

コンサルティングファームの採用トレンドの変化。未経験者の採用ポイントとは
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コンサル転職前に知っておきたい。業界の成長性やトレンド、転職成功事例を解説
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コンサル転職を支援するASSIGN AGENTの魅力

シグマクシスをはじめとして、大手コンサルへの転職支援実績が豊富なのが弊社「ASSIGN AGENT」です。

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