コンサル転職前に知っておきたい。業界の成長性やトレンド、転職成功事例を解説
昨今のさまざまな社会情勢を受けて、コンサルティングファームの需要は年々高まっています。
需要の高さを追い風に、コンサル業界は成長の見込みが高い業界として転職市場でも人気です。
ただ、求められるスキルや実力のレベルが高いため、コンサルへの転職は一筋縄ではいきません。
そこで本記事では、急成長中のコンサル業界についてトレンドや転職事例、転職成功のポイントを解説します。
今後コンサル業界へ転職を希望する人は、ぜひ参考にしてみてください。
【転職前に知っておきたい】コンサル業界の成長性
コンサル業界は、近年著しく成長している国内産業の一つです。
成長の裏付けとして、以下のようなデータがあります。
出典元:IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社 資料より抜粋
コンサルティングサービス市場全体では、2020〜2025年の5年間で7.8%の成長が予想されています。
なかでも、特にデジタル系のコンサル案件が増加しており、近年の主流となりつつあるのです。
デジタル系の増加は、企業でのDX化やIT活用、SDGsを意識した取り組みが増えていることが起因しています。
デジタル系の課題を抱える企業がコンサルティングファームの支援を強く求めていることから、業界全体の著しい成長につながっています。
コンサル業界のトレンド
コンサル業界の主なトレンドは、以下の通りです。
- DX
- 環境問題・サステナビリティ・ESG
- クロスインダストリー
いずれも、昨今の社会情勢を受けて需要が高まった項目です。
ここでは、これら3点の動きやトレンドについて解説します。
DX
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用して企業のビジネスモデルや組織を変革することを指します。
デジタル技術には、以下のようなものがあります。
- AI
- loT(モノのインターネット)
- BI(ビジネスインテリジェンス)
- クラウドコンピューティング など
近年、上記のようなデジタル技術の進展スピードが著しく、企業はこれらの技術をうまく活用してDXを推進する必要性が高まっています。
ただ、各企業はデジタル技術に関する知見が乏しいケースが多く、DX化に向けて動き出せません。
特に中小企業では、DX推進を独自で行うことに難しさを感じている企業が多い傾向です。
そこで各企業は、正しい方法でDXを推進し競争力を高めるために、コンサルタントの支援を求めています。
DX推進を支援するコンサルタントは、主にDX戦略の策定から導入・最適化・改善・保守など、一連の流れを支援します。
環境問題・サステナビリティ・ESG
近年のコンサルティング業界では、環境問題・サステナビリティ・ESGといったトピックの支援が増加しています。
環境問題やサステナビリティに対して関心が高まるなかで、各企業が果たすべき責任の範囲も年々広がっているのが実情です。
そこで企業は、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営の強化を意識した企業活動を進めています。
ESG経営とは、環境・社会・ガバナンス(企業統治)を重視し、企業の持続可能な発展を目指す経営手法のことです。
今後企業が安定して持続的に成長し、社会への責任を果たす上で欠かせない経営方式となっています。
これらのESG経営は企業独自で推進することが難しい場合もあるため、コンサルタントへの支援を求めるケースが増えているのです。
クロスインダストリー
クロスインダストリーとは、異なる業種の企業が連携して新しいビジネスを創出することです。
近年はビジネス環境が複雑化・多様化しており、企業にとって異業種との連携は必要不可欠となっています。
クロスインダストリーの例としては、以下の通りです。
- 金融×通信
- 自動車×IT
- 自動車×エネルギー など
上記のような2つないし3つ以上の産業が連携し、新たなビジネスモデルを創出する動きが活発化しています。
これらのクロスインダストリーを円滑に実行するために、コンサルタントの支援を求める企業が増加しているのです。
クロスインダストリーの支援では、業界をまたいだビジネス創出に有効なアプローチを提案したり、異業種連携の円滑化を支援したりしています。
未経験からコンサルへ転職できるのか
コンサルへの転職は未経験でも可能です。
実際に、未経験からコンサルに転職する人は大勢います。
ただ、コンサル転職では専門性の高い知識とスキルが求められ、転職難易度は非常に高い傾向があります。
未経験からコンサルへの転職は、下準備なしでは厳しいことを念頭に置いて活動しなければなりません。
コンサルの選考では「これまでにどのようなスキル・経験を培ってきたか」「これまでにどのような成果・実績を出したか」が重要視されます。
特に、コンサルで評価されやすいスキル・経験は以下の通りです。
- 金融業界での経験
- 各業界での営業経験・スキル
- 公認会計士・社労士などの難関国家資格保有 など
上記のような求められる経験・スキルを保有しつつ、自分の専門性が発揮できるコンサルティングファームはどこなのか見極めることが大切です。
未経験からのコンサル転職で学歴は重視されるのか
未経験からのコンサル転職では、応募要件で学歴が指定されるケースはほぼありません。
ただ、実際にコンサルティングファームから内定を獲得した人は、いわゆる上位大学を卒業している人材が多い傾向にあります。
一般的に「高学歴の人材はコンサルタントとして資質がある」と判断されるのが主な理由です。
ただ中途採用の場合は、学歴よりスキルや経験、実績が重視されるため、そこまで学歴について深刻に考える必要はありません。
コンサル転職に年齢制限はあるのか
未経験からのコンサル転職が成功しやすいのは、一般的に20〜30代の若手です。
実際にコンサルティングファームの募集要項にて、「29歳以下」などと年齢を指定している場合も見られます。
一方で、40〜50代の未経験者がコンサルに転職するのは極めて稀なケースです。
コンサル業界では、年齢によって果たすべき責任が明確であり、40代以降の人材は責任を伴う管理職ポジションに就いていることが求められます。
未経験者が責任を伴うポジションにいきなり就いたとしても、企業が求める成果を出せる可能性は極めて低いといわざるを得ません。
それゆえに、40〜50代の未経験者がコンサルで採用されることは少ないわけです。
コンサル転職を検討するなら、年齢も意識する必要があります。
未経験からコンサルへの転職で求められるスキル・経験
未経験者がコンサルに転職する際には、いくつか求められるスキル・経験を保有しておかなければなりません。
ここでは、そのスキル・経験を解説します。
論理的思考力
コンサルタントは、複雑で入り組んだ問題を分析して、課題を解決する方策を導き出すことが求められます。
そのため、論理的思考力はコンサルタント全ての業務の根幹に関わる能力の一つといっても過言ではありません。
コンサル業界では、論理的思考力をもとに問題の本質を把握し、適切なアプローチを見つけられる人材が結果を出しやすいといえます。
また、クライアントへ提案する際にも、根拠を示した上で説明する必要があるため、論理的思考力は必要不可欠な能力です。
コミュニケーション力
コンサルタントは、クライアントや社内メンバーなどさまざまな関係者とコミュニケーションを図る必要があります。
特にクライアントとのコミュニケーションでは、悩みや目標をヒアリングし、提案や改善案をわかりやすく説明する高度なコミュニケーション力が必要です。
コミュニケーションを円滑に進められることで、クライアントとも信頼関係を構築でき、長期的な契約を結べる機会が増えます。
また、社内でもコミュニケーションを円滑にできれば、チームメンバーや上司とうまく連携しながら大規模なプロジェクトでも成功に寄与できます。
プレゼンテーション力
コンサルタントは、クライアントやチームに対し、提案書や報告書をプレゼンテーションする機会が多々あります。
ただ、「資料作りが得意」「コミュニケーションが得意」というだけでは、プレゼンテーションはうまくいきません。
「どのようなプレゼンテーションを行えば効果的なのか」をよく検討し準備した上で、臨む必要があるのです。
わかりやすい説明力や集中して聞いてもらえるような内容に仕上げるスキル、人を惹きつけるような伝え方が求められます。
英語力
コンサルティングファームの募集要項には、英語力を必須としているケースも見受けられます。
特に外資系コンサルティングファームでは、世界各地に拠点があり、海外のグループ社と連携してグローバルなプロジェクトに取り組んでいることがほとんどです。
それゆえに、ビジネスレベルの英語力をコンサルタントの必須要件としている場合があります。
英語力があれば、国境を越えたチームコラボレーションやグローバルなプロジェクトに参加でき、活躍の場が広がります。
プロジェクトマネジメント力
コンサルタントは、複数のプロジェクトやタスクを同時に進行するシーンが多々あります。
その際には、プロジェクトごとにタスクやスケジュール、予算を正確に管理しなければなりません。
さらに、入社してから数年経てば、チームのマネジメントも任されるようになります。
チームメンバーへの割り振り、教育・指導などを円滑に行うには、マネジメント力が欠かせません。
未経験からコンサルに転職した事例
弊社ASSIGN AGENTを利用して、コンサルへの転職を成功された事例を紹介します。
NTTデータからベイカレント・コンサルティングへ転職
新卒で株式会社NTTデータに入社後、ベイカレント・コンサルティングに転職された石川様。
前職のNTTデータでは、決済プラットフォームシステム関連の部署に開発担当として配属されていました。
目覚ましい成果も出されていましたが、昇進してもあまり業務内容が変わらないことへの不安を抱き転職を決意。
客観的に足りていない経験や、これから伸ばしていかなければならないスキルを明確にし、転職活動を行いました。
その結果、大手のベイカレント・コンサルティングから内定を獲得。
現職では、ITサービスを提供するクライアントに対しての業務改善プロジェクトに参画しているそうです。
前職の経験を活かし、ビジネス側とシステム側双方とのコミュニケーションを円滑に進められていると話しています。
中長期的には、ITのバックグラウンドを活かして、経営にインパクトを与えるコンサルタントを目指したいそうです。
DX支援企業から株式会社DigitalBlastへ転職
新卒でDX支援を行う企業に入社後、株式会社DigitalBlastに転職された橋本様。
前職のDX支援企業では、Salesforceを扱う業務に携わり、わずか8ヵ月でPL(プロジェクトリーダー)にまで昇進するほどの成果を上げていたそうです。
ただ、クライアントにとって本質的な課題解決につながっているのか疑問に思う場面が増え、転職を決意。
担当エージェントより漠然と抱いていた将来像に対して現実的なアドバイスをお伝えしたことを機に、二人三脚で転職活動を開始しました。
その結果、2社から内定を獲得し、本当にやりたい業務だと感じたDigitalBlastに入社を決めました。
入社後は、商業施設のお客様のポイント制度を見直すプロジェクトに携わる予定だそうです。
今後は、お客様から信頼を得られるような経験やスキルをいち早く身につけたいと話されていました。
ITソリューション企業からコンサルへ転職
ITソリューション企業から、異業種のコンサルに転職した堀内様。
前職のITソリューション企業では、テストの設計や実行のマネジメント、改善提案などを行っていました。
ただ、改善提案が顧客のためになっていないと感じる出来事が徐々に増え、転職を決意。
キャリアの希望から逆算して、コンサル転職への道筋を提案したASSIGN AGENTの支援に納得いただき、弊社で転職支援を受けることを決断されました。
そして、現職のコンサルティングファームから内定を獲得。
現職では、大手レジャー施設のDX施策のプロジェクトにPMOとして携わっているそうです。
未経験であるがゆえに苦労を覚えることもあるそうですが、「結果はきっちり出してやる」との強い思いを抱き、業務に取り組んでいると話されていました。
インフラエンジニアからPwCコンサルティングへ転職
新卒で大手SIerに入社後、異業種のPwCコンサルティングに転職した高村様。
前職の大手SIerでは、大規模なシステムを扱うインフラエンジニアとして活躍されていたそうです。
経験が自分の力になっている実感がある一方で、新しい技術のキャッチアップに遅れが生じてしまう業務内容により、今後のキャリアに対し不安を覚えて転職を決意。
「将来をどうするべきか」というキャリアの方向性から面談を行ったASSIGN AGENTの支援内容に納得いただき、弊社で転職支援を受けることになりました。
そして、自身の将来像に近づける環境だと感じたPwCコンサルティングに転職。
現職のPwCコンサルティングでは、ITに関するさまざまなプロジェクトに参画しているそうです。
執行役員やCIOなどとも話をする機会も多く、刺激的な日々を過ごしていると話していました。
将来的には、テクノロジーを活用することで、日本の産業の競争力を高められるような人材になりたいそうです。
コンサル転職に強い。20〜30代ハイエンド特化なら「ASSIGN AGENT」
コンサル業界への転職・キャリアチェンジは、その難易度の高さから自分一人で行うのはおすすめできません。
成功確率を高める方法として、「ASSIGN AGENT」への相談をおすすめします。
ASSIGN AGENTには、コンサルに精通したエージェントが在籍しており、転職支援実績も多数あります。
コンサル各社との横のつながりも強固であり、入社後の仕事内容はもちろんのこと、社風や雰囲気、年収などの情報もお伝えすることが可能です。
また、ASSIGN AGENTでは初回の面談でいきなり求人を紹介することはありません。
初回の面談では、あなたに合ったキャリア戦略を一緒に検討し、スキル・経験の棚卸しをするところからスタートします。
そのため、「コンサルへの転職に迷っている・気になっている」という段階でも相談可能です。
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ASSIGN
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