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異業界・異職種からコンサルタントに転身。入社後半年で大手クライアント案件をリード

左: 堀内様
右:株式会社アサイン シニアエージェント 龍崎

さらなるやりがいを求め、コンサル業界への転職を決意

――まずは前職でITソリューション企業に就職を決められた背景について聞かせてください

就職活動中は漠然とIT業界に興味を持っていました。

就活時にもエージェントを利用しており、一緒に就職活動をしていく中で前職にはブルーオーシャンな、テスト・品質保証という業務がある点に興味を抱きました。面接を受けていく中で、テスト工程というものが市場にリリースされる前の最後の砦のようで、とても格好よく見えたため就職を決めました。

――前職での堀内さんの主なミッションと職務内容について、教えてください。

主にウェブアプリケーションをサービスとして手掛けているお客さまの品質保証や品質の改善といったところで、テストの設計や実行のマネジメントを行っていました。そこで得られた結果から各種分析等を行い、改善の提案まで実施することがメインの活動になっていました。

私が担当していたクライアントさまの業務がかなり短期的なものだったので、継続性のある取引にしていくというミッションも背負っていました。そのため、顧客との長期的なリレーションを築くためにはどのような提案が良いのかなど、真剣に考える日々が続いていました。

――なるほど。その中で、前職で感じていたキャリアにおける課題感を伺ってもよろしいでしょうか。

もともと、入社前に想定していた業務内容や環境とのギャップは特になく、望む業務自体はできており、さらに踏み込んだ提案もできるところは非常にやりがいを感じていました。

とは言うものの、テストは開発工程の中でも最下流になってしまうので、改善提案を行っても、次回のリリースにあまり影響しないところに少しずつもどかしさを覚えていました。

「さらに顧客のためになる提案がしたい」そういった思いが強くなってきたタイミングで、転職をしようと決断しました。

「ここまで考えなければならない」転職活動時に受けた衝撃

――転職活動を始めるにあたり、不安に感じた点はありましたか。

漠然とですが、転職活動は新卒時と比較して情報が取りにくいイメージがあったので、転職後に業務内容に対してギャップを感じるのではないかと強く感じていました。

ある程度経験やスキルが身についてきている中で、それがかせになってしまうのではないかという心配も非常にありました。

さまざまな不安はありましたが、転職活動を通してきちんと解消していこうと考えていました。

――転職活動を始めた当初は複数のエージェントと話をしていたとおっしゃっていましたよね。

そうですね。最初は大手の人材会社にお願いしましたが、スピード感や自身のキャリアを考えていく中で、温度差と言いますか、担当のエージェントの方のキャリア形成における考え方に不安を感じた部分がありました。

面談後に、現職とあまり変わらない業務内容の案件を複数送っていただき、これでは転職する意味はないのでは、とも思いました。

そういったキャリアにおける腑に落ちない感覚を抱えたまま、転職活動を進めていたので、選考が進まないことが多くありました。

そのことから、私は意外に市場価値が高くないのだと少し自信をなくしてしまい、別のエージェントの方にもお話を聞きたいという考えに至りました。

――その中で、私にキャリアを任せていただいた決め手はありましたか。

実は龍崎さんからご連絡をいただく前に、転職サイト経由で2名のエージェントの方とお話をしていました。複数名のお話を聞いたので分かるのですが、他のエージェントの方々と比較して、龍崎さんからのご提案は非常に納得感があったのを覚えています。

コンサルタントという仕事への理解を促してくれたのも有難かったですし、今後私がやっていきたいことから逆算してご提案をいただけた点など非常に良かったです。短期的ではなく、長期的なキャリア形成をしてもらえるのではないかと直感的に思ったことが、大きな要因です。これまでの支援実績も拝見していて、信頼ができるなと思いました。

あと、転職活動を自分自身のことと認識しつつも、何とかなるだろうという思いが多分にあって。それを変えてくれたのが龍崎さんでした。

お話ししていく中で、ロジックの足りないところやキャリアを真剣に考えるために理解すべきことを知り、私の中ではかなりショックと言いますか、エージェントの方にここまで考えていただけるということに、非常に心に響きました。

そもそも私がコンサルタント業務に目を向けた理由は、今までテストという下流のことに携わっている中で、より上流に活動の領域を広げたいと思ったからです。ただ、業務内容に対して漠然と顧客の構想実現に向けた伴走というイメージはあったものの、具体的に何をするのか、コンサルタントで築いたキャリアのさらにその先に、どのようなパスがあるのかというところは、全く想像もしていませんでした。

具体的なお話を聞けたことが、よりコンサルタントのイメージを膨らませることにつながり、情報としてかなり良質なものをいただいたと感じています。

―― 人気は非常に高い仕事ですが、コンサルのキャリアは意外とブラックボックスですよね。

そうですね。業務が多岐にわたることは分かっていましたが、キャリアについては完全にブラックボックスでしたので、どのような道があるか全く理解していませんでした。そこが少しでも見えたことは、大変大きかったと思います。

内定の決め手は、入社後の中長期イメージを描けていたこと

――では、続けて、転職活動においてエージェントに期待していたことには、どのようなものがありましたか。

やはり最初は、未経験の職種にチャレンジするということもあり、面接の際に何が求められるか、また、短期的なものだけではなく、コンサルタントとして実力を付け、スキルアップしていくための道筋も分かっていませんでした。

そのような情報を吸収できるよう転職活動をサポートしてくれて、転職後のキャリア形成についても理解している人を求めていました。

――ありがとうございます。堀内さんとは複数回選考対策をさせていただきましたね。

正直、面接で役に立ったことばかりでした。

今後、中長期的にどのようにステップアップしていくか、今でこそ行っている業務ですが、RFPの策定や構想策定の段階からどのように顧客を支援していくのか、というところを選考でも具体的に聞かれました。

そこはきちんと自分で理解しておけたのが、大変によかったと思います。

―― 一緒に将来像を整理している中で、中期では業務要件整理や、RFPの策定案件に携わっていきたいとおっしゃっていましたね。その中でシステムだけではなく、業務も含めて全体のマネジメントとしてPMOもやっていきたいというところを話しましょうとお伝えしたと思います。特に、将来像などを具体的に話す際にイメージが湧いてステップを話せたというのがプラスだったということですね。

そうです。自力では絶対に答えられなかったところだと思うので、非常に助かりました。

2次面接の面接官が今の上長だったのですが、序盤の質問で今後どのようなことに携わっていきたいと考えているのかと質問されました。入社後に話を聞くと、中長期的な視点で話をしたタイミングで内定を決めたと言われました。その採用理由を聞いて、自分だけで内定を勝ち取るのは難しかったと痛感しました。

入社半年で念願のDX戦略プロジェクトを経験。今後の展望は

―― 現職でのご活動についてもお伺いします。現在、携わっている主な業務内容について伺ってもよろしいですか。

大手レジャー施設のDX施策のプロジェクトにPMOとして携わっています。私自身はその中の一つの施策に対して、構想策定段階から参画しています。

直近では、RFIを作成して各ベンダーに提示し、収集した情報に対し一時的な評価を行いました。その後、RFPを作成し、ベンダーの選定を行っています。

―― 着実に上流に上がっていますね。

まさかこれほど早く、このようなところに関わることができるとは予想していなかったので、本当によかったと思っています。

それほど簡単に上流には携われないと考えていたので、うれしいのと同時に、試されているとも感じるので「結果はきっちり出してやる」という思いはあります。

―― では次に、業界や職種を変え、未経験領域にチャレンジされていますが、コンサルタントとして苦労している点はありますか。

構想策定の中で考慮漏れがないかなどを、常に意識しています。

また、クライアントの方とも素直にディスカッションをして詰めていくことが、最終的には誠実な対応になると思っています。そういったところは見栄を張らないというか、最終的なプロジェクト実現のためできることは何でもやるということを、常に念頭に置いているつもりです。

―― しっかりと、非常に速いスピードで領域を広げていけているのは、やはり素直さや、誰にでも聞いていくアプローチ、キャッチアップ力の高さ故だと、話を聞いていて思います。今後もそういった姿勢で次々にチャレンジしてもらえると非常にうれしいです。転職をしてよかったと感じる点はありますか

転職前にもっと自分の提案が響くような働きをしたいという思いがあったので、検討段階からダイレクトにお客さまに提言できるということは、非常にやりがいがあります。

また、自分なりにリサーチした内容を成果物に取り入れることで、付加価値を与えられた部分や至らなかった部分なども、おのずと目に見えるようになります。非常に勉強になりますので魅力的に感じています。

――コンサルタントとしての経験がキャリアに活きるという感覚はありますか。

はい。非常に早い段階から、良い経験をさせていただいているので。

今後、昇進するにつれ、ジェネラリストになるのか、スペシャリストになるのかという2つの方向性が用意されています。まだどちらに行くか明確には分からない状態ですが、複数の道が選択肢として見えているので有難いですね。

――現在は、どのようなモチベーションで業務に向き合っていますか。

携わっているプロジェクトが、クライアントにとってのランドマークになり得る規模のシステム導入を検討されています。まずそのような案件に携わることができるということは、それだけでモチベーションになります。

また、最新の技術があるからこそ、模索しながら、提言を繰り返してPDCAを回すといったことが非常に速いサイクルでできます。そういった最新技術の知識の吸収も並行してできることが、とても面白みを感じやりがいになっていると思います。

――ちなみに、最近どのような最新技術をキャッチアップしていますか。

メインで行っているのはデジタルサイネージです。

配信のシステムや、そもそもビジョンといえど大型のものや、細長いものなど多様で、どのようなコンテンツが差し込めるかなど、さまざまな検討が必要です。

最近では、ジェネラティブデザインというものもやっています。どのように混ぜ込んでいくかというところも、かなり未知の領域になってきています。

サイネージ関連の知識は、街中やビジネス誌など、ふとしたところから情報として入ってくるので、かなり注視しています。吸収したものは、できるだけ漏らさないようにと考えています。

―― 長期で考えたときに、モダンな技術を活用して新規事業にも携われるような人材になっていきたいとと転職活動時おっしゃっていたことを今まさに実現していますね。0から1など、方向性がまだ決まっていない段階で案件に入る事によって、新規事業支援領域に広げていくことが、長期に繋がると思います。そのまま加速してください。

では、将来的なところをお伺いします。将来像について中長期的にキャリアとして考える中で、現時点で今後どのようなことにチャレンジしていきたいと考えていますか

今はPMOとして構想策定から入ってはいますが、参画時にはある程度お客さまの中でビジョンが見えつつありました。もし機会があれば、本当にゼロからのスタートという形で経験ができればと考えています。

また、その経験ができる場合、自分がリードできる状態になっていたいという思いがあります。漠然と思っているところですが、一からリリース、ローンチまで自分自身でディスカッションしながら伴走していけると、またその先が見えてくるのではないでしょうか。

まだまだ途中の段階というか、始まったばかりなので、そこを目指していきたいという感じです。

―― ありがとうございました。今後、どのような経験を積んでいけばいいのか、どういったプロジェクトを取っていけばいいのかなど、またお話させていただければと思いますので、長期的にお付き合いできればと思います。引き続き、どうぞお願いします。

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