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転職活動は働きながら・辞めてからのどちらがよいか。転職成功のコツを解説

働きながらの転職活動をするにあたって、さまざまな不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。

  • 本当に両立できるのか
  • 本業で疲れてしまい、転職活動が円滑に進められるか不安
  • 面接選考などの日程調整はどうすればよいのか
  • 在職中であることが選考で不利にならないか

働きながらの転職活動はさまざまな課題点があるものの、働きながらやるからこそのメリットもあります。

そこで本記事では、働きながらの転職活動と退職してからの転職活動の各メリット・デメリット、そして働きながらの転職活動を効率よく進めるコツを紹介します。

働きながらと退職してからの転職活動はどちらにもメリット・デメリットがあるため、一概にどちらがよいとは断言できません。

それぞれの特徴を踏まえ、自分に合った方法を選択するようにしてください。

転職活動は働きながらする人と退職してからする人、どちらが多いのか

dodaを運営するパーソルキャリア株式会社が20代の転職成功者に対して行ったアンケートの結果によると、働きながら転職活動を進めた人が「66.0%」、退職してから転職活動を始めた人は「34.0%」でした。

この調査から、働きながら転職活動をする人のほうが多いことがわかります。

引用:転職に関するアンケート(調査期間:2019年3月)|doda

また、こちらのアンケートでは、転職活動を働きながら進める人と退職してから進める人の内定獲得率に差があるのかも調査しています。

調査の結果、いずれも平均内定獲得社数は1.6社であり、働きながら進める人と退職してから進める人で内定の獲得しやすさに違いがないことがわかりました。

採用企業側にとって働きながら転職活動をする人の印象が悪く映ることはないといえます。

働きながら進めるのがよいか、退職してから始めるのがよいかは人それぞれであるため、メリット・デメリットを踏まえて判断するようにしてください。

働きながら転職活動をするメリット・デメリット

ここからは、働きながら転職活動をするメリット・デメリットを紹介します。

メリット

働きながら転職活動をするメリットをまとめると、以下の通りです。

  • 収入がある
  • キャリアブランクがない
  • 現職で働き続けるという選択も取れる

収入がある

現職での収入があるため、金銭面で余裕をもって転職活動を進められる点がメリットです。

収入がないと、焦りから妥協して転職先を決めてしまったり、なかなか1社の選考に集中できなかったりと、納得のいく転職活動ができない可能性があります。

収入があるという安心感があれば、時間をかけて企業を選ぶことができ、中長期的なスケジュールで進められます。

「貯金が少ない」「慎重に自分に合った仕事を探したい」といった場合は、働きながらの転職活動がおすすめです。

キャリアブランクがない

働きながら転職活動をする場合、退職後すぐに決まった職へ入社できるため、キャリアブランクがありません。

退職してから転職活動を始めると、万が一予想以上に転職活動が長引いてしまった場合、その分キャリアブランクも広がってしまいます。

場合によっては、キャリアブランクがあることで「働く意欲や体力は十分だろうか」「すぐに辞めてしまわないか」という企業側の不安を煽ってしまい、選考で不利になるケースもあります。

現職で働き続けるという選択も取れる

転職活動をした結果、「やはり現職で働き続ける」という選択を取ることも可能です。

例えば、転職活動をするなかで自身のキャリアを考え直し「キャリアを構築するには今の会社にいることが最適かもしれない」という結論に至るかもしれません。

また、「転職活動がうまくいかなくても、働ける場所がある」といった安心感がある点も、働きながら転職活動をするメリットです。

デメリット

一方、働きながら転職活動をするデメリットは以下の通りです。

  • 転職活動が長引く可能性がある
  • 入社時期が定まりにくい

転職活動が長引く可能性がある

働きながらだと本業以外の時間で転職活動をする必要があるため、どうしても時間がかかります。

求人情報の収集や企業研究、面接対策などに十分な時間を取れず、長引いてしまう可能性があります。

また、転職活動に使える時間が少ない分、企業側との面接日の調整に苦労する人も多いようです。

有給休暇を取得したり、面接を休日に実施できないかを依頼したりするなどして、企業側と日時をうまく調節する必要があります。

入社時期が定まりにくい

働きながら転職活動をする場合、内定後に退職交渉や引き継ぎをする必要があるため、採用企業側が希望する入社時期に合わせづらい傾向にあります。

また、想像以上に退職交渉や引き継ぎが長引いてしまうと、当初予定していた入社日に間に合わなくなってしまう可能性も考えられます。

入社前から採用企業に迷惑をかけてしまうという最悪の事態にならないよう、計画的に退職交渉・引き継ぎを進めることが重要です。

転職活動期間はどれくらいか。転職を長引かせないためのポイントについて
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退職してから転職活動するメリット・デメリット

続いて、退職してから転職活動をするメリット・デメリットを紹介します。

メリット

退職してから転職活動をするメリットをまとめると、以下の通りです。

  • 集中して転職活動ができる
  • スキルアップの時間が取れる
  • すぐに入社できる

集中して転職活動ができる

働きながらではない分、転職活動だけに集中して進められるのがメリットです。

自己分析や業界分析にあてる時間も十分に取れるので、各仕事への向き・不向きや進むべきキャリアを慎重に検討できます。

また、企業側との面接日程に融通を利かせやすいため、選考までスムーズに進める可能性もあります。

スキルアップの時間が取れる

退職をして時間に余裕があることで、専門スキルを勉強したり、資格取得に向けて取り組んだりと、自身のスキルアップに時間を費やせます。

スキルアップに時間をかければ、働ける業界・業種の幅が広がり、転職活動でも自分の強みとしてアピールできます。

また、企業側に対して「キャリアブランクはあるが、その期間を有効活用してスキルアップに励んだ」という好印象を与えることも可能です。

すぐに入社できる

募集企業の都合に合わせてすぐに入社できる点もメリットです。

特に、企業が採用を急いでいる「急募求人」の場合、できるだけ早く入社できる人材が有利になります。

また、企業によっては「〇月までに入社」などと入社時期が指定されていることもあり、企業側の要望に応えやすい点もよさといえます。

デメリット

一方で退職してから転職活動をするデメリットは、以下の通りです。

  • 収入のない期間がある
  • キャリアブランクができる

収入のない期間がある

退職すると一時的に収入がなくなり、生活費や家賃などの出費だけが発生することになります。

実際のところ、収入のないことへの焦りや不安が原因で、転職活動がうまく進まなかった人も多いようです。

当てずっぽうに転職活動を進めてしまったり、1社の選考に集中できなかったりする人もいます。

キャリアブランクができる

退職すると、次の転職先が決まるまでにキャリアの空白ができてしまいます。

特に第二新卒・若手の場合だと、キャリアブランクを厳しく判断する企業も少なくありません。

短い会社員経験のなかでブランクがあると「経験値が少ない」「成長機会を逃している」とみなされる可能性があります。

働きながら転職活動をする場合のスケジュール

働きながら転職活動をする場合は、転職先への目標入社時期を決め、逆算して転職活動することが大切です。

転職活動が長期化しないためにも、スケジュールを立てた上で転職活動に臨むようにしてください。

ここでは、転職活動の流れと目安となる期間を紹介します。

  1. 自己分析・企業研究などの事前準備【2週間】
  2. 応募・選考【2ヶ月】
  3. 退職交渉・引き継ぎ【1ヶ月】
  4. 退職

自己分析・企業研究などの事前準備【2週間】

転職活動を始めるにあたって、まずは事前準備から取り掛かります。

具体的には、以下のような内容です。

  • 自己分析
  • 業界分析
  • 企業の情報収集
  • 企業分析

この転職準備に手を抜くと、「選考になかなか通らない」「面接選考に進んだ際に、自分の希望と違うことに気づく」などの失敗につながりかねません。

いち早く転職活動を進めたいからといって先に求人を探してしまうと、かえって長期化する恐れがあります。

このタイミングで自己分析や企業研究を徹底するようにしてください。

応募・選考【2ヶ月】

事前準備が完了したら、興味のある求人へエントリーし、書類選考・面接選考へと進みます。

求人への応募は、1社ずつ応募して合否を待っていると、求人応募から面接までに時間がかかってしまうため非効率的です。

複数の会社の選考を同時に進めることで、会社同士を比較しながら「自分に合った会社か」「入社後活躍できるか」を判断できます。

書類選考通過後は、面接選考です。

企業側と日時を調整し、人事や現場担当、役員などの採用担当者と面接を行います。

面接では「転職理由」「志望動機」「経歴と強み」などが質問されるので、自分ならではの言葉で話せるよう準備しておくことが重要です。

退職交渉・引き継ぎ【1ヶ月】

無事内定を獲得できたら、条件を確認の上で内定を承諾し、退職交渉を行います。

民法では、2週間前までに退職の意志を伝えれば退職は認められるとされています。

しかし、会社独自の就業規則で「退職の場合は、1ヶ月前に申し出る」などと決められている場合も多く、企業の規則を守るのが円満退職のポイントです。

退職にあたって、会社で行う手続きや引き継ぎ業務なども発生するので、できるだけ余裕を持った退職交渉を心がけてください。

退職

退職交渉および引き継ぎ作業が終わったら、退職、新たな企業への入社です。

前職での業務と引き継ぎ作業を最後までやり切り、円満退職につなげてください。

【保存版】円満退職に向けた退職交渉の進め方、注意事項を徹底解説
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【まとめ】転職活動を成功するための注意点5選 転職準備〜退職時まで
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働きながらの転職活動を成功させるポイント

働きながらの転職活動を成功させるポイントは、以下の通りです。

  • 有給休暇や休日・祝日を活用する
  • 前もって転職活動の期間を定める
  • 職場に転職を考えている趣旨が漏れないようにする
  • 転職エージェントを活用する

有給休暇や休日・祝日を活用する

働きながらの転職活動では、有給休暇や休日・祝日を活用し、より効率的に進められるように工夫してください。

日程調節が必要な面接は、基本的に応募先企業の勤務時間に行われるため、平日の昼間が多いです。

「この日時であれば有休を取得して面接に伺えます。」などと前もって採用担当者に伝えておけば、企業側が日程を合わせてくれる可能性があります。

また、複数の会社の選考を同時に進めている場合は、有給休暇を取得した日に複数の面接を入れられるよう調整すると効率的です。

同じ日に2回分の面接(2次面接と3次面接など)を設定しているケースもあるので、事前に相談してみることをおすすめします。

前もって転職活動の期間を定める

働きながら転職活動をしていると、本業の忙しさが原因でなかなか進まず、転職活動が長引かせてしまう恐れがあります。

長期化を防ぐためにも、事前に「3ヶ月以内」「半年以内」などと目安の期限を決めておくようにしてください。

また、「いつまでに書類を作成し、いつまでに応募を完了させる」など細かく期限を設けておくと、より計画的に進められます。

職場に転職を考えている趣旨が漏れないようにする

自身が転職活動を進めていることは、現職の同僚や上司に漏れないようにしてください。

退職交渉の前に同僚へ転職する趣旨を話してしまうと、知らぬうちに会社内で噂が広まり、会社での業務がやりにくくなる可能性があります。

また、人が足りていないなどの課題を抱える企業の場合、あなたが転職することを知った上司から強い引き止めを受けるかもしれません。

スムーズに、かつ円満に退職をするためにも、転職先が決まるまでは情報が漏れないようにすることを心がけてください。

なお、会社のPCや貸し出されたスマートフォンで転職サイトを閲覧するのも厳禁です。

本業中は本業に集中し、そのほかの時間で転職活動を進めることを徹底してください。

転職エージェントを活用する

効率よく、確実に転職活動をしたいのであれば、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントとは、転職希望者への求人紹介やキャリア面談、選考対策などのフォローをするサービスです。

在籍するキャリアコンサルタントに転職市場の動向やキャリアを相談したり、自分に合った転職先を紹介してもらったりと、さまざまなサポートを受けられます。

また、企業側とのやりとりや面接日程の調整、給料交渉なども代行してくれるため、本業が忙しい場合でも安心です。

転職エージェントを利用すれば、自分一人だけで転職対策するよりも、圧倒的に効率よく進められる点がメリットです。

プロのアドバイザーに相談したい人や、働きながらの転職活動に不安のある人は、ぜひ転職エージェントの活用を検討してみてください。

エージェントによっては、足元の転職だけでなく、中長期的なキャリアや求職者の価値観も踏まえて、どのようなルートを歩めばいいのか相談にのってもらえます。

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