転職エージェント『イノセル』の評判は？特徴を解説

『イノセル』は、2017年に設立された営業職特化の人材紹介企業です。社員数は20名程度（2024年8月）と、規模としては大きくない企業です。

「営業を面白くする」というミッションを掲げ、営業職に特化して転職支援サービスを展開しています。創業者の内野久氏はリクルートの代理店で、トップセールスに輝いた経歴もある人物です。自身の営業としての経験を通して、営業職への価値観を変革させていくべく、イノセルを創業しています。営業を知り尽くした企業が営業職の方の転職を支援するからこそ、転職後の活躍にもフォーカスしてアドバイスをもらえるのではないでしょうか。

本社　　　　　　　　　　：東京都千代田区九段南１-５-６りそな九段ビル５階　ＫＳフロア
運営会社　　　　　　　　：イノセル株式会社
有料職業紹介事業許可番号：13-ユ-309462

活用の流れ

サービスの流れ

企業ページ（https://www.inosell.co.jp/）から面談予約をおこないます。個人情報の取り扱い規約に同意し、個人情報を提出します。営業職特化のエージェントならではの質問項目「営業経験年数」への任意回答を求められます。

初回面談の日程調整・実施

面談予約後、企業から連絡があり、初回面談の日程調整をします。初回面談では転職理由などについてエージェントから聞かれる場合が多く、転職者からの質問の機会もありますので、互いの理解を深める機会となります。いきなり求人紹介するスタイルの会社がほとんどですが、イノセルではじっくりと転職の希望を聞いてくれます。

求人紹介・応募書類の添削・応募

初回の面談後、求人紹介に移ります。エージェントから紹介された求人のうち、気に入ったものがあれば選考に応募します。

求人への応募時には企業に提出する職務経歴書・履歴書などの書類が必要になります。これらの書類はエージェントに提出し、添削してもらうことができます。

選考対策・選考実施

書類選考を通過した場合は、面接に移ります。（カジュアル面談などを実施する可能性もあります）

面接の日程調整はエージェントが代行してくれます。また、面接の結果についてもエージェントが連絡してくれることが通例です。

選考の対策については、各エージェントが面接対策など独自の対策を実施してくれます。

内定・条件交渉・退職交渉・転職

無事選考を通過した場合、内定を得て、年収や条件などの交渉をした後、問題なければ内定を承諾します。この条件についても、エージェントが代行して交渉してくれます。

また、転職前の退職交渉などのアドバイスについてもエージェントから受けることが可能です。

こんな人におすすめ

営業職としてキャリアップしたい方

イノセル社に在籍するエージェント（キャリアアドバイザー）の13名のうち12名は前職で営業職としての経験があります。（2024年8月現在）

営業職としてキャリアアップしてきた経験があるため、転職に限らず営業としての活躍のためのアドバイスを受けられます。

また、経験者だからこそ業務理解が深く、どの経験を採用企業に伝えるべきか、他の営業職の方と比較して何が強みになるのか客観的に見極め、選考対策をおこなってくれます。

親身に寄り添ってもらいたい方

企業規模が大きくなるほど、条件でマッチングを行う企業が多くなると言われていますが、イノセルは企業規模が20名程度のため一人一人に向き合った支援を受けられます。

参考：求職者の声（https://www.inosell.co.jp/media/voice）

他のエージェントでうまく転職活動が進まなかった方は、まず一度イノセルに相談してみることをおすすめします。

営業経験者でかつ転職の経験もあるエージェントだからこそ、求職者の気持ちを深く理解して向き合ってくれると思います。

転職後、長く働きたいと思っている方

イノセルでは、定着率97.7%と高い実績を誇ります。（定義は記載されていませんが、転職後半年以内の離職率を指していると思われます）

採用企業への理解が深く、また転職者の声にしっかりと耳を傾けて転職先を提案するため、入社後のミスマッチが少ないです。エージェントの進めるままに転職をしてしまい、入社後早期に離職してしまうというケースも少なくないため、行くべき企業を見極めてしっかりと支援してくれるエージェント企業は貴重です。

また、エージェントとの面談で「なぜ」を多く深堀してくれるため、やりたいことが明確になったという声も多く、入社後の活躍にも繋がっていると考えられます。

メリット・良い評判

やりたいことが明確になる

イノセル社では、エージェント自身が営業職としての経験が豊富なため、営業職への理解が深いです。営業と一括りに言っても、カウンターパートや商材単価、商材特徴によって得られる経験やスキルは異なります。だからこそ、それらをしっかりと把握した上で、どういう営業をやりたいかヒアリングをおこなってくれます。何となく業界だけ変えるという転職ではなく、何をやりたいか明確にしたうえで新しい環境に挑戦したい人にはおすすめです。

※口コミ：https://www.inosell.co.jp/media/voice/a536

高い選考通過率

多くのエージェント企業はできるだけ多くの求人を提案または選択してもらい書類選考に進んでもらうという方法を取っていますが、イノセル社では求職者に合った求人を厳選して提案してくれます。受けるべき企業の選考に進むからこそ、書類通過率が高くなります。

転職活動において、闇雲に多くの企業を受けるということはお勧めしません。

幸いに多くの企業の書類選考が通過したとしても、仕事をしながら選考を受けることは容易ではありませんし、しっかりと選考を行わずに挑むと一次選考で落ちてしまうケースも多いです。

また、一度書類選考で落ちてしまうと、多くの採用企業では半年～1年以内に再度受けることができません。本当に行きたい・行くべき企業にはしっかりと準備をして臨む必要があるため、ある程度絞って応募することが大切になります。

イノセルは厳選した求人を提案してくれるので、安心です。

※口コミ：https://www.inosell.co.jp/media/voice/a276

転職後のキャリアにも伴走してくれる

転職してもらうだけのコミュニケーションではなく、何が良いか悪いかを客観的に伝えてくれるそうです。

求職者にとって、知るべきことや判断を誤ってはいけないことをオブラートに包まず、伝えてくれるスタンスであるため信頼関係を築きやすいのではないのでしょうか。

※口コミ：https://www.inosell.co.jp/media/voice/a15

利用するときの注意点やポイント

担当者と密に連絡を取り信頼関係を築く

エージェントの担当者は、原則、複数人の転職者を掛け持ちしています。

そのためエージェントが転職者を支援する工数は分散してしまうため、転職の意向があることを明確に伝えることは重要です。

また、エージェントは人のキャリア形成をサポートするという責任ある業務をしており、そのことに誇りとやりがいを感じている方も多くいらっしゃいます。

しっかりとご自身のキャリアに真剣に向き合う方々を担当した際は、やりがいを感じ、通常以上のパフォーマンスで臨んでくれるはずです。

このような理由からエージェントと転職者間で良好な関係を構築することに双方のメリットがあります。「うそをつかない」「早いレスポンス」「率直な気持ちを伝える」ことで信頼関係を構築し、手厚くサポートしてもらうことで、臨んだ条件での転職を実現していくことが1つ目のポイントとなります。

連絡の遅い・対応の悪い担当者は変えてもらう

エージェントの中には、連絡が遅かったり、真剣に自分のキャリアのことを考えてくれない、対応の悪い方もいらっしゃるのが実情です。

自身の大切なキャリアを決める取り組みとなるので、明らかに対応が悪いエージェントがいたら、遠慮せず、担当の変更希望をお伝えしてください。各社ともに、誠実に対応してくれるはずです。イノセル社はレスポンスが早かったという口コミも多かったため、スピード感をもって転職活動を進めたい方にはおすすめです。

募集終了求人に注意する

企業が掲載している、エージェントが提示している求人は、採用企業側のポジション充足・欠員によりクローズ・オープンを繰り返しています。

そのため、基本的には起こり得ませんが、掲載されている求人の中には募集終了している求人が意図せず混ざっていることがあります。

とても志望度が高い求人については、リサーチの時間などを浪費しないためにも、募集が終了していないかを確かめることをお勧めします。

自分に合ったエージェントを利用する

エージェント企業はそれぞれ、強みのある業界、支援のスタイルなどの特徴を持っています。転職は、自身の人生の大部分を占める「キャリア」を決める取り組みとなるため、ご自身の方向性に合ったエージェントに伴走してもらうことをお勧めします。

求人案件が多い、コンサルティングファームに強い、転職後にも伴走支援をしてくれる、など様々な軸がありますので、まずはどの評価軸を重視するかを選びます。次に、その軸に照らし合わせて自身に合った企業を評価・選定していく、という手順になります。自身のキャリアを真剣に考えてくれるか、キャリア全般に関する知見、特定職種・特定業界からの転職知見、特定業界への転職知見などを評価軸とすることが一般的です。

また、複数のエージェントを利用すると判断に困った際にもらうアドバイスが複数になり、混乱してしまう・意思決定しにくい状況になり得るため、基本的には1人のエージェントにサポートしてもらうことを推奨します。