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【2025年最新】NTTデータの年収は906万円!福利厚生や事業内容を徹底解説 

株式会社NTTデータは、日本を代表するシステムインテグレーター(SIer)として知られ、高い年収と魅力的なキャリアパス、高い技術力が魅力的な企業です。本記事では、NTTデータの年収について解説し、その他役職別の給与や福利厚生についてもピックアップしていきます。また事業内容やNTTデータの強みなども解説している記事であるため、企業研究にも役立つ内容となっております。NTTデータへの新卒入社・中途入社を検討している方にとって、本記事が有力な情報となれば幸いです。

本記事を読んで分かること

  • NTTデータの魅力
  • 事業やキャリアパスなどの株式会社NTTデータについて
  • NTTデータへ転職成功させるためのポイント

本記事は以下のコンテンツで構成しています。

NTTデータとはどんな会社?

株式会社NTTデータは、1988年に設立された大手システムインテグレーション(SI)企業です。
情報通信技術を活用したシステムの設計、開発、保守・運用などを主な事業としており、官公庁や金融機関、製造業など幅広い分野でサービスを提供しています。

NTTデータは、高度な技術力と豊富な経験を持つ人材を多数抱えており、その専門性と信頼性から、数々の大規模プロジェクトを手がけています。
また、グローバル展開も積極的に進めており、世界中で事業を展開しています。

企業内容

NTTデータは、NTTグループの一員として、高い技術力と信頼性を背景に、幅広い分野でITソリューションを提供しています。企業理念として「情報技術で、新しい『しくみ』や『価値』を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献する」を掲げており、社会のデジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する重要な役割を担っています。

会社名株式会社NTTデータ
本社所在地東京都江東区豊洲
従業員数約195000名
売上高約3兆4902億円
平均年齢約39.0歳
新卒入社:中途入社比率674人:565人
平均残業時間約28.9時間(※1)
有給休暇取得率83.2%(※1)

従業員数はグループ全体で19万人を超え、日本国内だけでなく、北米、欧州、アジア太平洋など世界50以上の国と地域で事業を展開しています。売上高は3兆円を超える規模となっており、今年度の決算では売上高4兆円を超える予想がされています。

参考:数字で知るNTTデータグループ
(※1)NTTデータ(2024)「サステナビリティレポート2024」より引用

NTTデータの事業内容

NTTデータの事業・サービスには様々な種類があります。
NTTデータは顧客一人ひとりのビジネスに寄り添い、それぞれに最適なシステムを提供している点が強みです。顧客理解を徹底し、顧客に「信頼」という価値を提供しています。

また全世界で事業展開を遂げており、信頼のあるITサービスをグローバルに提供していることもNTTデータの強みです。

具体的な事業内容・サービスは以下に説明します。

サービス・事業事業詳細
コンサルティング顧客のビジネスを共に考え、あるべきITシステムの構想を策定するコンサルティング
システム開発顧客から依頼を受けて、システムを個別に作りこむシステム開発
企画型サービス自らシステムを企画・構築・保有し、サービスとして顧客に利用していただく企画型サービス
アウトソーシング(AMO/ITO/BPO)ITの関する運用維持業務を代理で引き受けるアウトソーシング

また、業種別に展開している事業は以下の通りです。
幅広い業種に対して、ITサービスを展開しています。

業種詳細事例
官公庁・自治体・教育 中央省庁や地方自治体向けに、「行政サービスの業務効率化」や「住民サービスの向上」を目的としたシステムを提供。ぴったりサービス
↳すべての地方公共団体の子育て支援手続きをマイナポータルの電子申請サービスから可能にしました。

参考:https://www.nttdata.com/jp/ja/trends/case/2018/032801/
医療・ヘルスケア医療機関や製薬会社向けに、「電子カルテシステム」「医療情報ネットワーク」「創薬支援システム」などを提供。
健康管理アプリケーションや遠隔医療システムなど、ヘルスケア分野におけるITソリューションの開発も行う。
Health Data Bank導入実績
「企業の健康経営を支援するシステム」と「個人の生涯健康管理を支援するシステム」がセットになった健康管理クラウドサービス

参考:https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/health_data_bank/
銀行・保険・証券

金融機関向けに、勘定系システムや情報系システム、リスク管理システムなどを提供。また、インターネットバンキングやモバイルバンキングのプラットフォーム開発、フィンテック関連のソリューション提供なども行う。保険会社向けには、契約管理システムや保険金支払いシステムなどを開発。統合ATMスイッチングサービス
↳金融機関が保有するCD(現金自動支払機)・ATM(現金自動預払機)の相互利用取引電文を中継するサービス。他行ATMを利用した現金支払、残高照会や自行ATM・インターネットバンキングを利用した他行への振込に伴う口座確認等の各種サービスを都市銀行、地方銀行、信託銀行等、業態の垣根を越えて提供しています。

参考:https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/integration_atm_switching/
クレジット・決済事業クレジットカード会社や決済サービス事業者向けに、カード発行管理システムや決済処理システム、不正検知システムなどを提供。
また、キャッシュレス決済の普及に伴い、モバイル決済やQRコード決済などの新しい決済手段に対応したシステムを開発。
INFOX®
↳INFOX端末1台で、クレジットカードやデビットカード、銀聯カード、非接触ICカードを利用することができ、これらのカードを使ったショッピングや口座振替契約受付、ポイントサービス等にも対応しているカード決済端末を開発。加盟店の形態に合わせて、いくつかのタイプを用意しています。(売上集計サービス、売上レポート集計サービス等)

参考:https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/infox/
通信・放送事業通信事業者向けに、メールやWebアクセス・決済機能の搭載など、多様化・高機能化を続ける携帯電話の安定稼働を支えるシステム基盤を構築・運用。放送・メディア事業者向けに、顧客管理システムや情報配信サービスなどの提供を通じて、顧客の業務効率化や顧客サービスの向上などのビジネス発展に貢献。 新聞販売管理システム
↳新聞社販売部門向けのシステムで、日々の部数増減管理・新聞販売店様との連携(請求・入金・売掛管理)などの販売部門の業務を一括管理。印刷部門や経理部門へのデータ連携機能も標準搭載し、業務を極力自動化することで、業務効率化につなげています。

参考:https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/shinbun_hanbai/
電力・ガス事業将来世代に繋げる持続可能な社会を構築するべく、社会全体の環境負荷低減に寄与する「グリーンITソリューション」を提供。
具体的には地球温暖化対策に大きな効果を期待できる森林状況を把握するシステムや電気自動車充電スタンドの認証・決済機能を提供する充電インフラサービスも提供。
東京ガス株式会社
↳ガス・電力の供給に加え、暮らしを豊かにするライフサポートの提供にも力を入れる東京ガス。NTTデータの「BizXaaS BA」というサービス導入をきっかけに、データ分析やレポート作成にかかる時間が短縮化されたことで、データ分析部門の業務効率化を実現しました。

参考:https://www.nttdata.com/jp/ja/trends/case/2017/092901/
製造・物流事業製造業向けに、生産管理システムや在庫管理システム、サプライチェーン管理システムなどを提供。
また、IoTやAIを活用したスマートファクトリーの実現に向けたソリューション開発も行う。物流分野では、配送管理システムや倉庫管理システム、トラッキングシステムなどを開発。
マツダ株式会社(MAZDA)
↳モデルベース開発における成果物間のトレーサビリティ確保で品質と説明責任の担保、機能安全規格を満たす基盤が実現しました。

参考:https://www.nttdata.com/jp/ja/trends/case/2018/050201/
流通・サービス事業小売業やサービス業向けに、POSシステムや在庫管理システム、顧客管理システムなどを提供。
また、ECサイトの構築・運用支援や、オムニチャネル戦略を支援するITソリューションも開発。さらに、デジタルマーケティングやデータ分析のためのツールも提供。
株式会社ダイエー
↳レジを通すことなくキャッシュレス決済が可能な「ウォークスルー店舗」をオープンしました。非対面・非接触で買い物を済ませたい、並ぶ手間や時間を省きたいというニーズが高まっていたため、これまでのノウハウ・デジタル技術を用いて新たなウォークスルー店舗をオープン。

参考:https://www.nttdata.com/global/ja/news/release/2021/083001/
基盤技術事業先進的な技術でITサービスを支える基盤・ソリューションを提供。
クラウド技術を活用し、IT基盤サービス利用への移行や最適化を支援。海外を拠点にしたアウトソーシングやビックデータ活用、各種セキュリティソフトサービスなど、豊富な実績と確かな技術でお客様のニーズに対応。
BizXaaS
↳お客様の課題解決のために、豊富な実績を持つプロフェッショナルがコンサルティング、デリバリ、運用サポートまで幅広く支援するサービスです。導入後の運用サポートや、事前のアセスメントまで幅広く対応します。

参考:https://www.bizxaas.com/application/office/

NTTデータの給与体系・年収の仕組み

NTTデータの給与体系

NTTデータの給与は月給制を採用しており、以下のように構成されています。

年収 = 基本給 × 12 + 賞与 + 各種手当

NTTデータの基本給はグレード給によって変動します。
グレードが上がらなければ、基本給が変動することはありません。

NTTデータのボーナス・賞与 

NTTデータのボーナスは年2回(6月と12月)支給されます。
支給額は基本給の約6ヶ月分程度が支給され、さらに4段階でパフォーマンスを評価され、その評価によってもボーナスの支給額に変動が出てきます。
このように、ボーナスの額は個人の評価や会社の業績によって変動しますが、他の企業と比べて高い水準でボーナスが支給されていることが伺えます。

NTTデータの給与に関する口コミ 

NTTデータの給与に関する口コミが見つかりました。

User img
年収・給与制度
20代 / 女性(SE)の口コミ
ちゃんと働いて、こなしていれば基本給は徐々に上がると思います。残業20時間が最低ラインくらいなので若手でもそれなりにもらえると思います。女性としては男性とそこまで大差なくもらえるのが良い点だなと思います。ですが春闘で上がる給料はかなり少ないかなと思っています。
出典:OpenWork

参考:OpenWork

NTTデータの平均年収は約906万円 

NTTデータの平均年収は、2024年3月期の有価証券報告書によると約906万円となっています。
従業員の平均年齢が39.9歳という点からも非常に高い年収水準であると言えます。

過去数年間の平均年収の推移を見ると、着実に上昇していることがわかります:

  • 2024年3月期:906万円
  • 2023年3月期:867万円
  • 2022年3月期:852万円
  • 2021年3月期:842万円
  • 2020年3月期:834万円
  • 2019年3月期:828万円
  • 2018年3月期:821万円

この推移から、NTTデータが従業員の待遇改善に積極的に取り組んでいることが伺えます。
また、IT業界の人材獲得競争が激しくなる中で、優秀な人材を確保・維持するための施策の一環として、年収の向上に努めていると考えられます。

他社SIer企業との年収の比較 

NTTデータの年収は、他の大手SIer企業と比較しても高水準にあります。有価証券報告書によると、2024年3月期時点での平均年収は906万円となっており、IT業界の中でもトップクラスの水準です。

主要なSIer企業との比較を以下に示します:

企業名平均年収(※1)
野村総合研究所1271万円
電通総研1133万円
三菱総合研究所1080万円
伊藤忠テクノソリューションズ1028万円
富士通965万円
大塚商会937万円
日立製作所935万円
NTTデータ906万円
日鉄ソリューションズ886万円
NEC880万円
SCSK762万円

NTTデータの年収は、業界トップクラスの野村総合研究所には及ばないものの、他の大手SIer企業と比較して遜色のない水準にあることがわかります。また、日本の全産業平均年収約461万円と比較すると、はるかに高い水準にあることが分かります。

※1 各社の有価証券報告書,
※2 国税庁「1 平均給与」

▽SIerのランキング記事はこちら▽

【年収/売上別】SIer年収ランキング一覧 | 転職難易度,仕事内容,将来性も解説
【年収/売上別】SIer年収ランキング一覧 | 転職難易度,仕事内容,将来性も解説

職位ごとの年収

 NTTデータでは、職位(グレード)に応じて年収が変動します。
以下、NTTデータの職位体系と各職位の年収について詳しく解説します。

※ここでの情報は主にOpenworkの情報を参考にしています。

NTTデータにおけるマネジメントレベルとは

NTTデータでは、以下のようなグレード制を採用しています:

  • G6・G5:一般社員
  • G4:主任クラス
  • G3・G2:課長代理クラス
  • 課長:管理職(SG3クラス)
  • 部長:管理職(SG2クラス)

このグレード制により、社員のキャリアパスが明確になっており、昇進に伴って年収も上昇していく仕組みになっています。

NTTデータの昇進速度・役職別年収

NTTデータの一般的な昇進速度は以下の通りです:

グレード年収レンジ昇進スピード
G6・G5:一般社員450万円~600万円1年目~5年目
G4:主任クラス600万円~750万円6年目~8年目
G3・G2:課長代理クラス800万円~1000万円8年目~9年目
SG3:管理職:課長クラス1000万円~1200万円10年目以降~
SG2:管理職:部長クラス1500万円前後評価次第で昇進

OpenWorkを参考にした目安の情報であり、個人の能力や実績によって昇進のスピードは変わる可能性があります。

役職別年収は平均的な範囲であり、個人の業績や評価によって変動する可能性があります。
残業代や住宅手当などの各種手当も含めて、上記の年収レンジであると予想しています。

NTTデータにおけるマネージャーの年収 

NTTデータでは、課長クラスがマネージャーに相当します。
課長の年収は一般的に1,000万円~1,200万円程度と予想できます。(賞与、各種手当を含む。)

マネージャーになると、プロジェクト管理や部下の育成など、より大きな責任を担うことになります。
そのため、一般社員と比べて大幅に年収が上昇します。また、マネージャーは管理職扱いとなるため、残業代は原則として支給されません。

NTTデータにおける部長クラスの年収は?

NTTデータにおける部長クラスの年収は一般的に1500万円前後と予想できます。(賞与、各種手当を含む。)

部長クラスになると、より大きな組織やプロジェクトの責任者として、経営的な視点も求められるようになります。そのため、年収も課長クラスよりさらに高くなります。ただし、この金額も平均的な範囲であり、個人の実績や会社の業績によって変動する可能性があります。

また、部長以上の役職(本部長、事業部長など)になると、さらに高い年収を得られる可能性がありますが、そのような上位職は限られた人数しかポジションがないため、競争も激しくなります。

NTTデータの初任給・新卒の年収 

NTTデータの新卒初任給は、2025年2月現在、以下のようになっています:

2024年実績

  • 博士了 338,160円
  • 修士了 274,790円
  • 学士卒 262,790円
  • 高専卒 244,790円

これらの初任給は、大手IT企業の中でも競争力のある水準です。また、入社後は経験や能力に応じて昇給していくため、数年後には年収500万円を超える可能性が高いです。

参考:NTTデータ 募集要項

NTTデータの中途の年収は?

弊社で支援をさせていただいた求職者様の中で、NTTデータへ中途入社されたの事例を紹介します。

事例1

年齢:30代前半
前職:SIer企業のSE
転職後ポジション:法人向けシステム開発PM・SE
オファー年収:625万円

事例2

年齢:30代前半
前職:大手銀行の営業企画
転職後ポジション:銀行向けシステム開発プロジェクト・デジタル案件の企画/推進
オファー年収:650万

中途採用者の年収は、前職での経験やスキルに応じて決定されます。一般的には、前職での年収を考慮した上で、同等以上の待遇が提供されることが多いです。
専門的なスキルや豊富な経験を持つ人材であれば、より高い年収を得る可能性があります。
年収交渉では、自分自身の経験やスキルをアピールすると良いでしょう。

SIerの年収が高い理由

 SIer(システムインテグレーター)の年収が高い理由には、以下のような要因があります:

  1. 高度な専門性:IT技術や業務知識など、高度なスキルが要求される
  2. プロジェクトの規模:大規模かつ複雑なプロジェクトを扱うことが多い
  3. 責任の重さ:顧客の基幹システムを扱うため、高い責任が伴う
  4. 労働時間:プロジェクトの納期に合わせて長時間労働になることがある
  5. 人材不足:IT人材の需要が高く、優秀な人材を確保・維持するために高い給与を提示している

これらの理由により、SIer業界は他の業界よりも年収水準が高いと予想できる。

NTTデータの福利厚生 

NTTデータは充実した福利厚生制度を提供しています。主な福利厚生には以下のようなものがあります:

項目詳細
住宅補助・自立支援一時金20万円(入社3か月までに契約を開始した場合、1回限り支給)
・住宅補助(独身者):毎月41500円 ※首都圏35歳以下の場合
独身の場合、入社3年目終わりまでに上記に加え自立支援金毎月2万円を支給
・住宅補助(独身者以外):毎月71350円
カフェテリアプラン毎年一定のポイントを全社員に付与し、各自のライフプランに合わせて、住宅補助や財産形成、健康増進、その他レジャー施設優待などの様々な福利厚生メニューから自由に選択し、利用できる仕組み。
(例)
住宅補助:住宅補助費・住宅ローン返済補助・住宅関連手数料補助 等
財産形成:社員持株会奨励金・一般財形奨励金・確定拠出年金奨励金 等
健康増進:人間ドック・健康機器取得支援・ベストドクター紹介 等
育児・介護制度育児:子供が満3歳になるまで
介護:同一の被介護人
上記の対象者に対して、最大1年半までの期間、休職することによって育児・介護に専念し、休職後に引き続き勤務できる制度。
過去実績(2023年度)
育休取得者数:女性167人、男性373人(男性は育児休職及び育児目的休暇を含む人数)
年次有給休暇年間20日間の有給休暇制度を取得可能。1日・半日・1時間単位で休みを取ることができる制度。

これらの福利厚生は、社員の生活の安定と仕事のパフォーマンス向上に寄与しています。

NTTデータでの働き方

NTTデータでは、テレワークやフレックスタイム制度、短時間勤務制度など多様な働き方ができるように整備されています。具体的な制度は以下の通りです。

テレワーク制度リアル・リモートの服務制度を整備。
テレワーク実施回数に上限はなく、働く空間のフレキシビリティを高めることが可能。
関連記事:「テレワークを活用した働き方~現場社員へのインタビュー~」
フレックスタイム制度標準的な始終業時刻は8:30-17:00
フレキシブルタイムは5:00-10:00及び15:00-22:00
コアタイムは10:00-12:00、13:00-15:00
短時間勤務制度育児の場合は、子どもが小学校3年生の年度末まで、介護の場合は介護休職とは別に最長3年、全日制業務に復帰する過程として、4~6時間という短時間の勤務を選択することができる制度。
総労働時間の削減過重労働を防止するために、BIプラットフォームを用いて労働時間関連データの分析結果を可視化。AIを活用して長時間労働の予兆を検知するなど、社員エンゲージメントの向上に取り組む。

NTTデータに転職するためにやるべきこと

NTTデータへの転職を成功させるためには、以下のポイントに注意することが重要です。

スキルと経験の棚卸

自らの理想のキャリア実現のために、NTTデータで得られるキャリア機会が最適かを検討しましょう。自身の業務経験やスキルを整理し、NTTデータが求める人物像と照らし合わせ、自身の強みを明確にしましょう。

自らの経験がフィットするポジションに応募する

SIer業界未経験でも、前職の業界での知見が評価され、採用されるケースがあります。
(例)金融業界の営業企画担当 → 銀行向けシステム開発プロジェクト / デジタル案件の企画・推進

業務親和性を評価され、業界未経験でも採用されるケースがあります。
NTTデータでは常に最新版の募集ポジションが確認できますので、募集要項や応募要件、業務内容を確認して判断することが必要です。

選考対策

NTTデータでは新卒採用・キャリア採用共に競争率の高い企業であると言えます。
理想のキャリア実現のためにNTTデータで経験を積みたい理由・志望動機を明確にし、選考対策を実施することが必要です。

英語力やITスキル習得

ITサービスを提供する企業であるため、基礎的なITスキルを身に付けることが必要です。
NTTデータは全世界に事業を展開している企業であるため、ポジションによって一定以上の英語力が必須であることもあります。
これらのスキルを持っていること・勉強中であることをアピールすることが重要となってくるでしょう。

転職ならアサイン

これらの対策を含め、転職を1人で進めていくことはかなり難しいため、エージェントと共に転職を進めていくことをお勧めします。
弊社では、目の前の転職だけでなく、求職者様の長期的なキャリア支援を行っています。
転職を検討している方、今の自分のキャリアに悩みがある方は下記のボタンから面談予約をお待ちしています。

【就職活動中の新卒学生様向け】キャリア面談はこちら

NTTデータは大量採用で誰でも入れる?中途は厳しい? 

NTTデータは大手IT企業として知名度が高く、多くの応募者を集めています。
しかし、「誰でも入れる」わけではありません。
新卒採用では一定数の採用枠がありますが、選考プロセスは厳格で、技術力やコミュニケーション能力、ポテンシャルなどが総合的に評価されます。

新卒採用について

学生の中で人気の企業となっており、採用大学の傾向からも高い学歴で優秀な学生が採用されていることが伺えます。
PCスキルやITスキル、英語力は選考の段階では必須とはされていないようですが、それらの学習に対しての興味や適性は面接の中で評価されているようです。
また文系からシステムエンジニア、理系から営業配属となる可能があります。新卒学生の適性を見ながら判断されるようです(※)

(※)NTTデータ 採用情報「よくあるご質問

中途採用について

中途採用については、より専門性や即戦力が求められるため、選考基準は厳しいと言えます。
特に、以下のような点が重視されます:

  1. 専門的なIT技術や業界知識
  2. プロジェクト管理経験
  3. NTTデータと企業文化がマッチしているか

ただし、NTTデータは多様な人材を求めており、必ずしもIT業界出身者だけを採用しているわけではありません。
ポジションによってIT業界未経験でも、これまでの自身のスキルや経験との業務親和性をを明確に示すことができれば、採用のチャンスが多いにあります。

NTTデータがやばいと言われるのはなぜ?激務?

 NTTデータが「やばい」と言われる主な理由は、以下のような点が挙げられます:

  1. 労働時間:大規模プロジェクトや納期の厳しい案件では、長時間労働になることがある
  2. 責任の重さ:顧客の基幹システムを扱うため、高いプレッシャーがかかる
  3. 技術の急速な進化:常に最新の技術をキャッチアップする必要がある
  4. 組織の大きさ:大企業特有の意思決定の遅さや官僚主義的な面がある

しかし、これらの点は必ずしもネガティブな面だけではありません。
例えば、責任の重さは同時にやりがいにもつながり、技術の進化に対応することで自身のスキルアップにもなります。

また、NTTデータは近年、働き方改革に積極的に取り組んでおり、残業時間の削減やテレワークの推進、育児・介護支援制度の充実など、社員のワークライフバランスの改善に努めています。

結果として、「やばい」という評価は個人の価値観や経験によって大きく異なり、チャレンジングな環境を求める人にとっては魅力的な職場となる可能性があります。

NTTデータのキャリア支援制度

NTTデータでは、ポテンシャルを最大化し、プロフェッショナルとしての成長を支える制度・機会を用意しています。多様な知識・知見を持つ人財が長期的に活躍できるよう、経歴や志向性に合わせて様々なキャリアが実現できる制度を用意。成長機会を提供し、ポテンシャルの最大化を支援しています。

以下、NTTデータのキャリア支援制度です。

1.プロフェッショナルCDP(Career Development Program)

目的:社員が高度な専門性と変化対応力を有するプロフェッショナル人財となること。

若手社員から役員までの一人ひとりの自律的な成長を支援するものです。
直属上司、2階層上の上長とのキャリア面談を導入し、社員が描く中長期的なキャリアビジョンを把握し、ありたい姿の実現に向けた行動の支援を実施しています。

2024年度から社内キャリア有識者に気軽な相談ができるキャリアメンタリング、「有している専門性の進化」や「新たな専門性の獲得」を通じて、成長した各自の総合力の発揮による多様な価値創出をめざすことを目的とした社内兼業等のキャリア形成支援も強化しています。

社員に挑戦機会を提供し、会社の成長と共に社員一人ひとりが自分の目指す目標に向かって成長を感じられる魅力のある会社を実現しています。

詳細はこちら

2.Advanced Professional (ADP)制度

AIやIoT、クラウドなど先進技術領域やコンサルティング領域において卓越した専門性を有した人材を外部から市場価値に応じた報酬で採用する仕組み。新しいビジネスの推進のための人材確保を強化。

先進的なサービスの開拓や市場化をリードした経験を持つ外部人材が顧客特性やIT開発を熟知した社内メンバーとコラボレーションすることにより、お互いに良い影響を与えることに期待。特にADP人材とともに社会の課題解決に取り組むことで、社員の育成も促され、未開拓分野での発展をさらに伸長させていきます。

詳細はこちら

3.テクニカル・グレード(TG)制度

高度な専門スキルを持つスペシャリスト人財が、マネジメントを中心としたキャリアだけでなく、その専門性をベースとしたキャリアパスを描くことが可能となる人事制度。専門領域はプロジェクトマネージャーやITスぺシャリスト、データサイエンティスト、コンサルタントなど多岐にわたる。

詳細はこちら

4.社内公募制度

自分のキャリアを作り上げるために、自ら興味のあるプロジェクトに応募し、参画できる制度。成長のための新たなチャレンジを後押しする契機の1つ。

NTTデータのキャリアパス 

NTTデータでは、社員一人ひとりが自身のキャリア志向に合わせてキャリアパスを描くことができます4

社内のキャリアパス 

NTTデータ内では、以下のようなキャリアパスが用意されています:

方向性職位
技術専門職路線ITスペシャリスト(ITSP)
アプリケーションスペシャリスト(APSP)
マネジメント路線プロジェクトマネージャ(PM)
ビジネス路線ソリューション営業
コンサルタント

各路線で、一般社員→主任→課長代理→課長→部長と段階的にキャリアアップしていくことができます。

社外のキャリアパス 

NTTデータでの経験を活かして、以下のようなキャリアパスも考えられます:

  1. 他のIT企業への転職:より専門的な分野や高い技術力、異なる企業文化を経験する
  2. スタートアップ企業の立ち上げ:NTTデータで培った技術力や人脈を活かして起業する
  3. ITコンサルタント転職:技術と業務知識を活かしてコンサルタントとして活躍する
  4. 顧客企業への転職:長年担当していた顧客企業のIT部門で働く

NTTデータ出身の著名ビジネスマン

 NTTデータ出身の著名ビジネスマンとしては、以下のような人物が挙げられます:

  1. 山下徹氏:元NTTデータ代表取締役社長。その後、株式会社博報堂DYホールディングス取締役・三井不動産株式会社取締役などを歴任。
  2. 岩本敏男氏:元NTTデータ代表取締役社長。その後、JR東日本や大和証券グループの取締役を歴任。
  3. 本間洋氏:元NTTデータ代表取締役副社長執行役員。その後、日本オラクル代表執行役社長兼CEOに就任

NTTデータで培った経験やスキルを活かして、各業界のリーダーとして活躍しています。

NTTデータへの転職ならASSIGN

弊社ではNTTデータやその他プライムSIer企業への転職事例が豊富にあります。
求職者様の価値観に応じたキャリアの提案ができるところが弊社の強みであると考えています。

具体的には以下の支援を徹底しています。

  • 価値観を重視した応募先の選定
  • 選考対策の充実
  • 会社内定後のサポート

初回の面談で大量の求人をお渡しする・経歴や経験のマッチングではなく、まずは応募先の選定という観点でその方の将来進んでいきたいキャリアから逆算したキャリア戦略を描きます。

応募先選定後は選考対策が充実しているのも弊社の魅力です。
3回から5回の選考対策を実施。
面接通過事例や内定事例から豊富なデータを保持しているため、選考通過率が高いです。
また、求職者様に合ったオーダーメイドの選考対策を設計できます。

理想のキャリアを叶えるために、転職を全力でサポートいたします。
以下のボタンから面談予約をお待ちしております。

アサインでは、学生への支援も行っています。
どこの業界に行けばいいのか分からない、自己分析や面接対策をしたい、企業での業務解像度を上げたいなどの新卒学生の不安を解消します。

転職事例

大手SIer企業から大手コンサルティングファームに転職された石川様。
新卒で株式会社NTTデータに入社し、決済プラットフォームシステムの開発や大規模プロジェクトのマネジメントを担当していた。しかし、キャリア形成への不安を感じ、転職を決意。弊社の支援を受け、キャリアの選択肢が広がると判断し、ベイカレント・コンサルティングへ転職。現職では、ITサービス提供企業の業務改善プロジェクトに参画し、前職の経験を活かしつつ新しい分野を学んでいます。将来的には、ITの知見を活かし経営に影響を与えるコンサルタントを目指しているようです。

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