SaaS業界へ転職をおすすめする理由とは。メリットや注意点を解説

SaaS業界へ転職をおすすめする理由とは。メリットや注意点を解説

近年、右肩上がりで成長している「SaaS業界」は、転職先として人気の高い業界の一つです。

クラウド化・DX化が加速するなかでSaaSの需要が高まっており、今後もさらに市場が拡大すると予測されています。

市場拡大と同時にSaaS分野の採用活動も活発であり、事業拡大を目指す大企業から新事業立ち上げを目指すベンチャーまで多数の求人募集があるのも特徴です。

そこで本記事では、SaaS業界が注目されている理由やおすすめのSaaS企業、転職を成功させるためのポイント・注意点を解説します。

SaaS業界への転職を目指すにあたって、まずはSaaSの特徴や将来性を把握しておくことが大切です。

SaaS企業への転職を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

SaaS業界への転職がおすすめな理由

転職活動

SaaS業界への転職がおすすめな理由は、以下の通りです。

  • 市場規模が右肩上がりで伸びている
  • ほかの業界と比べ業界未経験者向けの求人も多い

市場規模が右肩上がりで伸びている

SaaS業界の国内市場は、近年右肩上がりで成長しています。

スマートキャンプ株式会社が発表した「SaaS業界レポート2021」によると、国内SaaS市場はCAGR(年平均成長率)約13%の勢いで成長していると発表しています。

2025年のSaaS市場規模では、2020年度実績のおよそ2倍となる1兆5,000億円規模まで成長する見通しです。

近年はSaaS企業の大型資金調達や上場などの動きが活発であり、今後は介護業界・建設業界などの特定分野に特化したSaaSが増え、SaaSの幅が広がると予測されています。

こうしたSaaS市場の規模拡大の背景には、デジタル化・DX化の加速があります。

新型コロナウイルス感染症の流行によってテレワークやリモートワークが浸透し、さまざまな業界の企業がSaaSの活用に踏み出しました。

SaaSはソフトウェアの機能をクラウド上で利用できるため、インターネットが使える環境であればどの場所・デバイスからでもアクセスできるのがメリットです。

このように、将来的に伸びると期待されているSaaS業界へ早期段階で転職すれば、自身の市場価値の向上・キャリアアップにもつながります。

ほかの業界と比べ業界未経験者向けの求人も多い

日本国内にはSaaSにまつわる会社が多数あるものの、その多くをスタートアップやベンチャー企業などの若い企業が占めています。

SaaSは業界自体の歴史が浅いため、国内にSaaS業界経験者があまり存在しません。

こういった傾向から、業界経験者だけでなく業界未経験者を対象に採用活動を進めている企業が多いのです。

未経験者を対象とした求人が多いと、その分未経験からの挑戦も成功しやすくなります。

急成長しているSaaS業界へ未経験から転職できるのは、業界として比較的新しい今だからこその大きなチャンスだと言えます。

SaaS業界へ転職するメリット

デスクワーク

SaaS業界へ転職するメリットは、以下の通りです。

  • 幅広いビジネス経験を積める
  • 経営視点を養える
  • キャリアパスの選択肢が幅広い

幅広いビジネス経験を積める

SaaS企業に勤めれば、幅広いビジネス経験を積むことが可能です。

多くのSaaS企業では、4つのパートが分業・連携することにより効果を最大化させるマーケティング・営業の仕組み「THE MODEL」が採用されています。

THE MODELで分担されている4つのパートは、以下の通りです。

部署役割と仕事内容
マーケティング・自社サービスのマーケティング戦略の立案・企画をはじめ、オウンドメディアや広告運用、コンテンツの作成などを担当する
・自社サービスをまだ検討していない、あるいは知らない潜在層に対してさまざまな形でアプローチする
インサイドセールス・広告やホームページなどを見て関心を持った見込み顧客に対してアプローチをかける
・基本は電話やメールなど非対面でやりとり
・課題のヒアリングと自社サービスの説明を行い、興味を持った見込み客の商談アポを獲得する
フィールドセールス・インサイドセールスから引き継いだ見込み客と実際に商談をし、成約を促す
・すでに自社サービスを理解している、成約率の高い顧客へアプローチできる
カスタマーサクセス・自社サービスを導入した顧客のフォローを行い、継続利用を促す
・顧客に対してサービスの満足度や不満点、顧客の課題点などをヒアリングする
・場合によっては別の自社サービスも提案する

一般的にSaaS企業では、数年ごとに上記4つの部署を回るように異動します。

異動を通してあらゆる分野の経験を積めるような仕組みとなっているので、ビジネスの経験値と視野を広げることが可能です。

スキルと経験を磨ければ自身の市場価値が高まり、キャリアの選択肢も広げられます。

経営視点を養える

SaaS業界は、経営者としての視点を養いつつ業務にあたれるというメリットがあります。

一般的な業界では一つの部署だけで業務が完結してしまうため、組織全体を見て動く経験はほとんどできません。

しかしSaaS企業では、マーケティングと営業の仕組み「THE MODEL」を採用し、ほかの部署と連携することを前提として業務を進めていきます。

また、SaaS業界はほかの部署へ異動するサイクルも他業界と比べて早いため、スピーディーに幅広い経験を積むことが可能です。

こういった業界としての特徴から、将来的に経営に関わるような上級職に就きたい人や起業したい人は特にSaaS業界への転職に向いています。

キャリアパスの選択肢が幅広い

SaaS企業ではインサイドセールスやフィールドセールス、カスタマーサクセスなど幅広い部署を経験するなかでスキルを高められます。

これら3つの職種を経験した人はSaaS業界以外の企業でも重宝されるため、キャリアパスの選択肢も多岐にわたります。

以下がキャリアパスの一例です。

  • ほかのサービスを扱うSaaS企業へ転職する
  • 自社内でマネージャーなどの上級職へ昇進する
  • 外資系SaaS企業へ転職する
  • 同じ無形商材であるIT業界や人材業界へ転職する
  • 独立・開業する など

このようにSaaS業界で経験を積めば市場価値が高まり、キャリアの選択肢も広がると言えます。

【国内】SaaSのおすすめ企業

国内には数多くのSaaS企業が存在しますが、なかでも注目度の高いおすすめの企業4社を紹介します。

  • 株式会社サイボウズ
  • 株式会社マネーフォアード
  • 株式会社ラクス
  • Chatwork株式会社

株式会社サイボウズ

株式会社サイボウズ

引用元:サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社は、クラウド上のグループウェアや業務改善サービスを提供する会社です。

企業の情報共有ソフトウェアとしては、業界トップのシェアを誇ります。

SaaSの導入実績4.6万社以上で、低価格で使いやすいクラウドサービスによって業務改善・業務効率化につながったという声が多数あります。

SaaS事業以外で社会課題解決に向けた取り組みにも積極的で、非営利団体や地方創生の支援、災害支援プログラムなども実施しているのも特徴です。

サイボウズ株式会社の社風としては、カルチャーフィットとチームワークを大切にしているので、事業や方向性への共感はもちろん、メンバーと連携して業務を進めたい人に向いているといえます。

株式会社マネーフォワード

株式会社マネーフォアード

引用元:株式会社マネーフォワード

株式会社マネーフォワードは、「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションに基づき、あらゆる個人や企業のお金の課題を解決するサービスを提供する会社です。

家計や資産を管理する個人向けの家計簿アプリ「マネーフォワード ME」をはじめ、法人や個人事業主向けの会計サービス「マネーフォワード クラウド会計・確定申告」などを提供しています。

SaaSの提供以外にも、金融関連のノウハウを活かしたコンサルティング業務にも力を入れています。

株式会社マネーフォワードは個人向け・企業向け両方の事業がバランスよく伸びているため、転職すれば今後の新規事業や事業拡大に大きく携われるはずです。

株式会社ラクス

株式会社ラクス

出典元:株式会社ラクス

株式会社ラクスは、中小企業に対してさまざまなITサービスを提供し、生産性を改善・向上させることをミッションとするSaaS企業です。

煩雑な業務が「楽」になる、以下のようなSaaSを提供しています。

  • 交通費や経費の申請〜精算までを行う「楽楽精算」
  • 請求書や納品書などの帳票を電子発行する「楽楽明細」
  • 勤怠管理、有給・残業管理をする「楽楽勤怠」
  • 従業員情報の収集や管理・更新をする「楽楽労務」など

また、株式会社ラクスは採用者向けにカジュアル面談を実施していたり、社員向け福利厚生を充実させていたりと、採用方法や働き方にも特徴があります。

株式会社ラクスは、各企業の生産性や業務内容を改善したいという思いに共感でき、自身の働き方や作業効率を見直したい人におすすめです。

Chatwork株式会社

Chatwork株式会社

出典元:Chatwork株式会社

Chatwork株式会社は、業務の効率化と会社の成長を目的としたメール・電話・会議に代わるビジネスコミュニケーションツール「Chatwork」を提供する会社です。

「Chatwork」はシンプルで誰もが分かりやすい操作が特徴で、あらゆる業界の企業内での連携・コミュニケーションや顧客とのやりとりで活用されています。

チャットツール以外にも、バックオフィス業務全般を依頼できるオンラインアシスタントサービスや助成金申請サポートサービス、電話代行サービスなども提供しています。

Chatwork株式会社は福利厚生も特徴的で、帰省や海外旅行費、メンバーと行くランチ代、セミナー費などを支給する制度なども充実し、働き方・ワークライフバランスが配慮されている点も魅力です。

【海外】SaaSのおすすめ企業

海外で日本展開もしている企業3社を紹介します。

  • Google
  • Adobe
  • Zoom

Google

Google

出典元:Google Cloud

Googleは数多くの有名なSaaSを提供しており、無償で利用できるサービスも多数あります。

Googleが提供する代表的なサービスは、以下の通りです。

  • Gmail
  • Googleドライブ
  • Google Meet
  • Googleカレンダー
  • Googleドキュメント
  • Googleスプレッドシート

Googleの知名度やほかのサービスとデータ共有・連携できる利便性から、多くの人が利用しています。

Adobe

Adobe

出典元:Adobe

Adobeは、本社をアメリカカリフォルニア州に置き、世界各国に事業を展開している企業です。

クリエイティブ分野でトップクラスの会社だと言われており、多数のクリエイティブ系サービスを提供しています。

Illustrator、Photoshop、Premiere Proをはじめとするクリエイティブツールを全て利用できるクラウドサービス「Creative Cloud」は特に人気です。

このサービスを利用したことで業務の効率化・コスト削減・品質改善につながった企業が多数存在します。

画像加工やデザイン、動画編集ツールは、SNSやYouTubeなどに気軽に投稿できるようになった時代のニーズと相まって、今後もさらに需要が伸びると予想されています。

Zoom

Zoom

出典元:Zoom

Zoomは、ビデオミーティング、電話、チャット、ホワイトボードなどを組み合わせたクラウドサービスを提供しています。

新型コロナウイルス感染症の流行により、世界的に多くの組織がZoomを使ったオンライン授業やオンライン会議に切り替えたことで、利用者数が急激に増加しました。

それを機にZoomの活用が不可欠となった企業も多く、その後も数多くのユーザーが継続的にZoomを利用しています。

Zoomは今後も需要が伸びる見通しを立てており、営業やマーケティングなどの人員を積極的に増やしている傾向です。

SaaS業界へ転職するときの注意点

SaaS業界への転職を検討する際には、以下の観点に注意してください。

  • 組織体制や業務内容が変化しやすい
  • 最低限のITスキルが必須である
  • 常に最新情報やトレンドを入手する姿勢が必要

組織体制や業務内容が変化しやすい

SaaS業界は、国内全体として歴史がまだ浅く、経験人材が少ない傾向です。

そのため、市場や経営状態によって環境変化が起きやすいことを前提に転職を考えるようにしてください。

やりたい事業や業務があって入社したとしても、途中で組織としての方針や方向性が少し変わったり、注力する業務内容が変わったりするケースもあるかもしれません。

常に柔軟に対応できる力を持ち合わせておけば、変化の多い業界でも対応しやすいと言えます。

最低限のITスキルが必須である

SaaS業界では、業務を遂行する上で最低限のITスキルが求められます。

顧客とのやりとりでITツールを利用したり、商談やプレゼンテーション、報告の際に使用する資料をWordやExcel、PowerPointなどで作成したりするケースが多い傾向にあります。

業界未経験からでもあらかじめ最低限のITスキルを習得しておけば、入社後の業務もスムーズに遂行できます。

さらに、SaaSの営業担当として顧客のITに関する課題や商品への疑問点をヒアリングし、それぞれに合った適切な説明・提案する際にもITスキルが必要です。

適切な内容やサービスを提案できれば。会社自体やサービスに対する信頼感が得られ、長期的な契約につながりやすくなります。

常に最新情報やトレンドを入手する姿勢が必要

SaaS業界へ転職するにあたって、まず最新情報やトレンドを入手し、そして転職後も常に情報を入手することが重要です。

SaaS業界は変化が激しく、さまざまな企業が次から次への事業拡大・新事業の立ち上げを進めています。

また、使用しているIT技術の進化スピードが早く、新たな技術や製品が次々と登場しているのです。

そのため、新しい情報をインプットする習慣がなければ、業界の変化スピードに着いていけず、やりがいをもって業務をこなすことができません。

SaaSとして長く活躍したいのであれば、IT業界の情報はもちろん、あらゆるSaaS企業の新サービスや取り組みの情報をインプットする必要があります。

SaaS業界への転職なら転職エージェントの利用がおすすめ

SaaS業界は注目度が高い業界であるため、転職市場にはライバルが多く競争が激しいのが現状です。

SaaS関連の求人は比較的多いものの、応募には優秀な人材が集まる傾向が強く、正しい対策をしないと転職が難航する可能性があります。

こういった傾向からも、SaaS業界への転職を目指すなら転職エージェントの活用がおすすめです。

転職エージェントにはSaaS業界に精通したプロのコンサルタントが在籍しており、業界の最新情報や採用傾向を共有してくれます。

過去のSaaS業界の採用データも多数保有しているので、「SaaS業界の転職では何が重視されるか」「未経験から採用された人はどのような特徴なのか」などの情報を把握することが可能です。

ほかにも転職エージェントでは、以下のような支援を受けられます。

  • キャリア面談
  • 求人紹介
  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 面接練習
  • 面接日時調整の代行
  • 年収交渉の代行 など

上記のような細やかなサポートが受けられるので、自分一人だけで対策をするよりも効率的に転職活動を進められます。

SaaS企業の最新情報やトレンドを知りたい人や、ミスマッチを避けて確実に転職を成功させたい人は、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。

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