販売職へ転職したい。仕事内容や向き不向き、キャリアパスについて解説

販売職へ転職したい。仕事内容や向き不向き、キャリアパスについて解説

販売員は、来店したお客様への商品の販売が基本的な仕事内容です。

一般的に販売職は、ほかの職種と比べて未経験からでも挑戦しやすいと言われています。

しかし、販売職ならではの仕事の特徴ややりがい、向き不向きを知っておかないと、入社後に「想像していた仕事と違った」などとミスマッチにつながりかねません。

そこで本記事では、販売職への転職を目指す方向けに、仕事内容や向いている人の特徴、転職で活かせるスキルについて解説します。

販売職の特徴や転職のポイントを理解した上で、転職活動を進めるようにしてください。

販売職の仕事内容

販売職は来店したお客様に対して商品を販売する、いわゆる接客業務が中心です。

接客業務では、お客様とコミュニケーションを取りながら商品の説明・提案をしたり、レジの対応や包装を行ったりします。

また、接客業務のほかにも以下のような業務も行います。

  • 店内の清掃
  • 在庫チェック
  • 検品
  • 商品の補充
  • ディスプレイの調節 など

このように、お客様への対応だけでなく、店舗の売上が上がるように管理したり、店内環境を整えたりするのも販売職の役目です。

販売職で得られるやりがいとは

販売職

販売職のやりがいは、大きく分けて以下2つです。

  • お客様の反応や喜ぶ顔を見られる
  • 店舗の運営・経営などの視点を養える

お客様の反応や喜ぶ顔を見られる

販売職はお客様と間近で接することが多いため、お客様の喜ぶ顔や商品を気に入ってくれた様子を見られるのが魅力です。

自分とのやりとりや提案によってお客様に喜んでもらえたり、直接感謝を伝えてもらえたりすると、自分のやりがいにもつながります。

また、自分とのやりとりを機に再度店舗へ訪れてリピート客になってくれると、さらに大きなやりがいへと結びつきます。

店舗の運営・経営などの視点を養える

販売スタッフとしてある程度の経験を積んだら、売上や経営のために店舗の施策を考えたり各々の接待のあり方を見直したりと、経営戦略に大きく関われます。

自分が施した施策や工夫によって売上アップにつながったら、大きなやりがいを感じることができます。

販売職でありながらも店舗運営や経営に関われる点は、販売職の醍醐味です。

販売職に向いている人の特徴について

マーケティング

販売職に向いている人の特徴は、以下の通りです。

  • コミュニケーションが得意な人
  • 臨機応変な対応ができる人
  • 扱う商材への想いがある人
  • チームワークを重視している人

コミュニケーションが得意な人

販売職の基本業務は、お客様とのコミュニケーションです。

お客様に対して積極的に声をかけて商品を紹介・提案をすることが求められるので、人とのコミュニケーションが得意でないとやりがいが感じられないかもしれません。

販売員として常に笑顔で、明るく接することが求められます。

臨機応変な対応ができる人

販売職は、ただやみくもに商品を提案してしまっては成果は出せません。

お客様のニーズや好みを把握した上で、臨機応変に提案する商品を変えたり、提案スタイルを工夫したりする必要があります。

また、販売職として働いているとクレームや厳しい意見を受けることも少なくありません。

こういった難しい状況でも、失礼のない振る舞いを心がけ、本人のニーズを汲み取りつつ適切な対応を取る臨機応変さが求められます。

なお、業務に優先順位をつけて手早くやることをこなすスキルも求められます。

販売職では、接客業務と同時並行で商品の品出しや検品といったさまざまな業務を行います。

効率よく、かつ臨機応変に作業を進めていくことが必要です。

扱う商材への想いがある人

販売職として扱う商品は服やコスメ、雑貨などさまざまですが、その商材自体に想いがないと継続するのは難しい傾向です。

自分が好きなブランドであったり、日々使用しているような商品であったりすると、販売する上でのモチベーションにつながります。

チームワークを重視している人

販売職は、店舗のスタッフ全体で協力していくチームワークが求められます。

常にコミュニケーションをとって作業を効率よく回したり、次の時間の担当者へ引き継ぎをしたりと、常に連携が欠かせません。

そのため、チームワークを重視せず個人プレーで行ってしまうと、業務に支障が出てしまいます。

チームワークで動くことを重視している人や連携を大切にしている人に、販売職は向いていると言えます。

販売職の転職に活かせるスキルや経験について

デスクワーク

販売職の転職に活かせるスキルや経験について紹介します。

  • 接客経験
  • コミュニケーション能力
  • 有形商材に関する知見
  • マネジメントスキル
  • 課題発見力
  • 提案力
  • 傾聴スキル
  • マーケティングスキル

なお、これらのスキルや経験は販売職に転職する上で必須のものではありません。

これまでの経歴を振り返りつつ、販売職で活かせるスキルや経験を洗い出してみてください。

接客経験

販売職へ転職する上で「接客経験」があると有利です。

接客経験があれば、以下のような接客マナーやスキルが身についていると判断されます。

  • 丁寧な言葉遣い
  • 丁寧な所作
  • 営業スマイルや明るい表情
  • サービス精神
  • ホスピタリティー

上記のような内容はどの店舗の販売職でも欠かせないスキルですので、採用側としても安心して接客業務を任せられるようになります。

過去にアルバイトなどで接客をやっていたり、前職で顧客と関わる業務をやっていたりする場合には、積極的にアピールしてみてください。

コミュニケーション能力

販売職にはコミュニケーション能力が必須です。

繰り返しになりますが、販売職はお客様に対して積極的に声をかけて、商品を説明・提案をすることが求められます。

人とのコミュニケーションが得意でないと、販売職として成果を出すこと・やりがいを感じつつ業務に励むことが難しくなります。

転職での面接や提出書類には、自分のコミュニケーション能力を発揮したエピソードなどを具体的に伝えて販売職としての適性をアピールするようにしてください。

有形商材に関する知見

販売職は、お客様に自社の有形商品を説明・提案する役目を担います。

販売員としてお客様に正しい説明をするためにも、その商材に対する豊富な知識を付けておく必要があります。

商材への知識があれば、どの商品がどのような人に向いているかを判断でき、お客様それぞれに適した商品を提案することが可能です。

なお、商材は常にアップデートされるので、以前のバージョンとの違いや新しく変わった箇所などを把握しておく必要があります。

マネジメントスキル

販売職の転職では、マネジメント能力のアピールも効果的です。

将来的に店長やマネージャーを目指す場合は、以下のような業務を行います。

  • 販売スタッフへの指導・教育
  • 売上・経費管理
  • 予算管理
  • 商品・在庫管理
  • シフト作成

このような業務を担当するには、人・お金・物の3つをマネジメントするスキルが欠かせません。

すでにマネジメントスキルを持っている人であれば、将来的な店長候補として期待される可能性も高まります。

過去に「プロジェクトリーダーを担当した」「上司として部下の指導・管理を行った」などの経験があれば、積極的にアピールするようにしてください。

なお、マネジメント経験を述べるときには、具体的にどのような業務の管理を行ったのか、何人規模のチームをマネジメントしたのかなど、詳細を述べると説得力が増します。

課題発見力

課題発見力は、表面上は課題やニーズが見えない場合でも自ら課題を発見する力です。

販売職は、お客様との会話のなかで本人のニーズや要望を細かく読み取り、課題を発見することが求められます。

お客様の課題や要望が明確なときもあれば、逆に「自分に合う商品が欲しいけど、どれがよいかわからない」といった曖昧な要望であるときもあります。

どちらの場合でもお客様とのコミュニケーションを通じて、見合った商品を導き出すことが重要です。

提案力

販売職は、お客様の要望や悩みに基づき、適した商品を提案することが求められます。

販売員としてただやみくもにおすすめの商品や人気商品を紹介しても、お客様のニーズに合っていなければ迷惑に思われてしまいます。

過去に顧客に応じて提案をした経験がある場合は、積極的にアピールするようにしてください。

傾聴スキル

販売職は、一方的に商品を紹介するのではなく、いかにお客様の考えや悩みを引き出せるかがポイントとなります。

お客様からのヒアリングによって提案する商品の内容やお客様への関わり方も変わってくるので、いかに上手くヒアリングができるかが重要です。

傾聴力を発揮した経験やエピソードをアピールできれば、販売職として活躍するイメージが鮮明になり、採用される確率も高まります。

マーケティングスキル

販売職として将来的に店舗管理・売上管理に携わりたい場合には、マーケティングスキルのアピールが効果的です。

例えば、以下のようなマーケティングの経験は販売職にも活かせます。

  • 売上向上のために戦略立案をした
  • 顧客の傾向や商品の人気度を分析した
  • 競合他社を分析した
  • 広告宣伝をして、効果を検証した

マーケティングスキルがあれば、将来的に店舗の経営改善や売上向上の施策立案を担える人材として期待されます。

販売職と営業職の違い

販売職と営業職は「商品を売ること」という共通の最終目標があるため、一見すると同じような職種に思われがちです。

しかし販売職と営業職は、販売手法や対応する顧客の特徴が異なります。

販売職のキャリアを想像する上でも、職種の違いを明確に理解しておくことが大切です。

販売職と営業職の違いをまとめると、以下の通りです。

販売職営業職
業務内容店舗に訪れた個人に対して商品を提案し、目標とする売上を確保する業務。個人または法人に対して商品を売り込む。
無形・有形問わず商材を扱い、待ちの姿勢ではなく見込み顧客へ商品を訴求するところからスタートする。
扱う商材有形商材
例:服、コスメ、電化製品
無形商材と有形商材
例:保険、不動産、投資信託
商品を売る対象・購入の意志はほぼ固まっている個人
・リピーター
・購入の意志を固めていない個人または法人

販売職と営業職は「お客様のほうから来てくれるか」「お客様を自ら獲得しに行くか」という点が大きな違いです。

販売職では、実際に店舗に訪れた購入意志のある人に対して商品を紹介・提案します。

一方営業職は、「営業担当が自ら商品・サービスを売り込む」という場合がほとんどです。

営業職は自社商品を購入してくれる人を探すためにさまざまな場所を周り、見込み客の育成を行います。

なお、「販売職=接客業」だと思われがちですが、厳密には接客に加えて目標とする売上を確保するという役割を担います。

売上を高めるために接客方法を変えたり、売り場環境を整えたりと、さまざまな工夫を行います。

販売職のキャリアパスについて

販売職の転職面接では、「将来的にどうしていきたいか」というキャリアプランについて聞かれることが多いです。

販売職のキャリアパスは、主に以下の2通りに分けられます。

  • 店長や本部での商品企画・プロモーションなどへ昇進する「キャリアアップ」
  • マーケティングや企画職などのほかの職種・業種へ転職する「キャリアチェンジ」

販売員のキャリアアップは、基本的に販売スタッフから店長へ、または店長から本部の管理・販促系へとステップアップする流れが一般的です。

ただし、販売スタッフから店長や商品企画、プロモーションへのキャリアアップは決して簡単ではありません。

まずは販売スタッフとして最低3〜5年ほど働き、その上でよい成績・成果を出す必要があります。

店長や商品企画部への昇進は、販売員としての成績を見て本部から声がかかるケースが多いため、販売スタッフのときから昇進を意識して業務に励む必要があります。

また、ほかの部署への異動はポストの空き具合にも左右されるので、自分のキャリアプラン通りにステップアップできないケースも多々あります。

自社内でのキャリアアップが難しいと感じた場合には、店長職を募集している他社への転職なども視野に入れるのが望ましいです。

一方のキャリアチェンジは、販売職の経験やスキルを活かしてほかの業種へ転職することを言います。

販売員のキャリアチェンジの代表例は、以下の通りです。

  • 法人・個人営業職
  • デザイナー
  • 企画職
  • マーケティング など

上記のような職は販売職の経験やスキルを活かしやすいため、比較的転職しやすい傾向です。

しかし、販売職よりもさらに専門的なスキルが問われる場合がほとんどですので、難易度は高めです。

事前に希望する職の知識や業界事情をインプットするとともに、自分自身のスキルを棚卸しして転職活動でアピールすべき内容を明確にすることが求められます。

販売職へ転職するためのポイント

デスクワーク

販売職は特別な資格は必要ないため、一般的には未経験からでも目指しやすい職種と言われています。

しかしそれだけにライバルも多く、販売職へ転職するためには明確な転職対策が必要です。

販売職への転職を目指す場合には、以下のポイントを確実に押さえた上で転職活動を進めるようにしてください。

  • 志望する業界や商材に関する知識をアピールする
  • 接客経験やコミュニケーション能力など活かせるスキルをアピールする
  • なぜ販売職にこだわるのか転職理由を洗い出す
  • マネジメントスキルを強みにする

志望する業界や商材に関する知識をアピールする

転職活動を始めるにあたってまずは志望する業界や商材の情報をリサーチし、その知識を書類や面接でアピールするようにしてください。

一口に販売職と言っても、企業によって扱う商品や顧客層、接客のスタイルが異なります。

そういった業界・企業ごとの違いを把握した上で、「自分はこの商材・ブランドに思いがあること」「業界に関する知識を持っていること」を適切にアピールすることが重要です。

また、業界や商材に関する知識や思いを述べることで「数ある販売職のなかでなぜ自社を選んだのか」という観点もはっきりします。

「他の同業企業ではなく、なぜ自社へ応募したのか」という点は、採用担当者が最も気になるところです。

志望する業界や商材に関する知識は、志望動機や自己PRなどの内容に積極的に盛り込み、自社で貢献できる趣旨をアピールするようにしてください。

接客経験やコミュニケーション能力など活かせるスキルをアピールする

販売職には欠かせない接客経験やコミュニケーション能力などは、面接や書類選考で積極的にアピールするようにしてください。

繰り返しになりますが、販売職の主軸となる業務は接客です。

コミュニケーションのなかでお客様のニーズや要望を汲み取り、本人に合った適切な商品を提案する必要があります。

こういった接客業務に直接活かせるような「コミュニケーション能力」や「ヒアリング力」などは、販売職の転職活動でアピールすると非常に効果的です。

自分自身の過去の経歴を振り返り、接客業務に活かせるスキルを洗い出してみてください。

なお、コミュニケーション能力があることを証明する具体的なエピソードまで述べると、説得力が増します。

なぜ販売職にこだわるのか転職理由を洗い出す

「なぜ販売職へ転職するのか」という明確な転職理由が必要です。

特に未経験から販売職を目指す場合には、「単なるブランドや企業への憧れではないか」「顧客視点から見た販売職のイメージだけで志望していないか」などを厳しくチェックされます。

まずは販売員を志望する理由を明確にし、販売職への熱意・意欲をアピールするようにしてください。

マネジメントスキルを強みにする

マネジメントスキルは、販売職でも重宝されるスキルです。

販売職から店長職、商品開発部などへのキャリアアップを目指す上で特に重要視されます。

マネジメントスキルをアピールすれば、今後販売員としてのキャリアから店長、商品開発部へとさらにキャリアを伸ばしていきたいという意志をアピールできます。

足元の転職だけでなく数年先のキャリアビジョンを伝える

転職面接では「5年後のキャリアビジョンを教えてください」などと今後のキャリアについて質問されることが多々あります。

こういった質問に対応するためにも、販売職としての転職だけでなくその先のキャリアビジョンまであらかじめ検討するようにしてください。

販売職は、初めに販売スタッフとして3〜5年ほどの経験を積んだ後、どのようなキャリアパスを選ぶかは自分次第です。

店長や商品開発部などへのキャリアアップを目指すのか、あるいは販売職での経験を武器にほかの職種に挑戦するのかなど、現時点での目標を考えておくのが望ましいです。

なお、販売員の業務はほかの業種と比べて専門性が低いという点もあり、販売員のなかには「成長が感じられない」「今後のキャリアをどうしていくべきか」などとキャリアの方向性に迷ってしまう人も多い傾向です。

あらかじめキャリアの方向性を定めておけば、途中でキャリアに迷ったときにも立ち返ることができます。

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