頻出質問の回答のポイント~自己PR・ガクチカ・志望動機~
就活記事

はじめに
本記事では、ESで頻出する質問3つに対する回答作成のポイントをお伝えします。記事内には、実際に使用できるフォーマットの例も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
自己PR
自己PRで見ている観点
- 自己認識力:
自分の強みや特性をどれだけ正確に把握しているか。 - 実行力:
具体的なエピソードを通じて、自分の強みをどのように発揮したか。 - 企業貢献性:
その強みが企業でどのように活かせるかを理解し、具体的に示しているか。
自己PRの構成
「強み→具体例→その強みが会社にどう貢献できるか」という流れを推奨します。
- 強みの提示
強みを端的に記載します。抽象的な言葉になりがちな場合は、枕詞をつけることでオリジナリティを出すことが可能です。例えば、「リーダーシップが強みです」というよりも、「メンバーを巻き込む力があるリーダーシップが強みです」といった具体的な表現にしましょう。 - 具体例
その強みを「培った」エピソードを挙げましょう。例えば、「幼少期の習い事や趣味、高校時代の部活動を通じて培ったリーダーシップが強みです」。また、その強みを「発揮した」エピソードも重要です。「大学時代のガクチカでリーダーシップを発揮し、チームを成功に導いた」などの具体例を示しましょう。 - 企業での貢献
強みがどう企業で役立つかを示しましょう。最後に「この経験から得たリーダーシップを貴社のプロジェクト推進で活かし、事業成長に貢献したい」と締めくくります。
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
ガクチカで見ている観点
- 挑戦意欲:
どのような困難に対して挑戦し、どのように克服したか。 - 問題解決力:
具体的な課題にどのように対応し、解決策を見出したか。 - 成長意欲:
その経験を通じてどのような学びや成長を遂げたか。
ガクチカの構成
「内容→背景と理由→課題や困難→具体的な行動→成果」という流れで構成します。
- 取り組んだ内容と得られた成果
組織・立場・取り組んだ内容・成果を簡潔に述べます。例えば、「学生団体のリーダーとして新規プロジェクトを立ち上げ、最終的に〇〇を達成しました」と端的に記述します。 - 背景と取り組んだ理由
「大学の規模拡大に伴い、〇〇を解決したいという思いからプロジェクトを開始しました」といった形で背景や理由を説明します。 - 目標とそれに対する課題や困難
目標達成に向けて直面した課題や困難を具体的に説明します。例えば、「〇〇を実現するために、△△という課題に直面しました」。 - 具体的な行動
課題を乗り越えるためにどのような行動を取ったのかを説明します。「チームでの定期的なミーティングを行い、役割分担を明確化しました」など、具体的な施策を述べましょう。 - 得られた成果
最後に、「その結果、プロジェクトは成功し、〇〇を達成しました」と締めくくります。
ポイント
- PREP法の利用
- Point(要点): 取り組んだことを簡潔に述べる。
- Reason(理由): なぜその活動に取り組んだのかを説明。
- Example(具体例): 具体的な行動をSTARの構造で述べる(S:状況、T:課題、A:行動、R:結果)。
- Point(要点の再確認): 結果を簡潔にまとめる。
- 具体性とエビデンス
抽象的な表現を避け、具体的なエピソードや数値で裏付けましょう。例えば、「売上を2倍にした」ではなく、「前年比150%の売上増加を達成した」といった具体的な数値を使いましょう。 - 結果よりもプロセス重視
結果の大きさやインパクトよりも、プロセスに焦点を当てることが重要です。想いや課題の着眼点、施策の観点など、自分らしさを強調しましょう。文章全体の約7割はプロセスに割くのが理想です。 - ガクチカと自己PRの違いについて
自己PRは強みが培われたエピソードに焦点を当てて書き、ガクチカは強みが発揮されたエピソードに重点を置くと、差別化が図れます。ただし、自己PRのみでガクチカがない場合には、強みが発揮されたエピソードを重視すると良いでしょう。
志望動機
志望動機で見ている観点
- 企業理解度: 企業の事業内容やビジョンをどれだけ理解しているか。
- 自己適合性: 自分の経験や強みが企業にどれだけマッチしているか。
- 将来展望: 自分の将来像と企業でのキャリアパスが一致しているか。
志望動機の構成
「企業への共感→自分の将来像や軸→強み→貢献と自己実現」という流れで構成します。
- 企業への共感
企業のどこに共感し、自分の何とマッチしているのかを述べます。例えば、「貴社のビジョンに共感し、自分のリーダーシップが貴社の成長に貢献できると確信しています」。 - 自分の将来像や軸
どのような背景で将来像や軸を持つようになったのかを説明します。「学生時代の経験を通じて、社会貢献を目指す将来像を描くようになり、その実現には貴社でのキャリアが必要不可欠だと考えています」。 - 自分の強み
自分の強みや経験が企業にどう役立つかを記述します。「これまで培ったリーダーシップを貴社の新規プロジェクトで活かし、さらなる事業成長に寄与したいと考えています」。 - 企業での貢献と自己実現
最後に、「貴社でのキャリアを通じて、ビジョンの体現と自己実現を果たし、貴社とともに成長していきたい」と締めくくりましょう。
ポイント
- KFS法の利用
- Know :企業について知ったことを記述。
- Fit :自分の経験やスキル、将来像が企業にどう合うかを説明。
- Share :企業で実現したいことや貢献したいことを記述。
- 企業リサーチの徹底
企業のビジョン、事業内容、企業文化などを徹底的に研究し、具体的に記述します。インターンシップやOB訪問などで得た情報も積極的に活用しましょう。
まとめ
この記事では、頻出質問に対する回答のポイントを詳しく解説しました。他にも質問は多数ありますが、まずはこの3つをしっかりと仕上げることから始めると、ES選考を効率的に進められるでしょう。
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