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未経験から人事職を目指すキャリアパスと人事のキャリアの最終形態

はじめに

近年、人事職の重要性が高まっており、未経験からでも人事職を目指す方が増えている。一方で、人事職の経験者は、自身のキャリアをどのように築いていくべきか悩んでいる方も多い。

本記事では、未経験から人事職を目指す方法や、人事職経験者の転職先、人事職の中長期的なキャリアパスなど、人事職を目指す上で知っておくべき情報をお伝えする。実例を交えながらわかりやすく解説するすので、人事職を目指す方や、人事職のキャリアアップを考えている方は、ぜひ参考にしてほしい。

未経験から人事職を目指す方法

1. 人材会社でリクルーティングアドバイザーを経験する

人材会社でリクルーティングアドバイザーとして、企業の採用コンサルティングを行いながら採用の知見を蓄積し、将来的に事業会社の人事採用担当に転職するという方法である。この経験を通じて、採用プロセスの設計や候補者との面接スキルなどを身につけることができる。

2. ベンチャー企業で人事職を担う

成長段階にあるベンチャー企業では、人事職を未経験から担当できる機会がある。事業成長のスピードが早いことから、専門職の採用が追いついていないこともある。そのため、営業職など他の職種と兼務で人事業務を担当することもあるため、現在の職種で転職しつつ、徐々に人事業務の比重を高めていくことも可能である。高い成果を残すことで、専任の人事職に異動することも可能である。

3. 組織人事コンサルタントを経験する

組織人事コンサルタントとして、クライアント企業の採用課題や育成課題、制度設計などに対するコンサルティングを行う。様々な企業の人事課題に携わることで、幅広い知見を蓄積できる。将来的には、その経験を活かして事業会社の人事部門に転職するというキャリアパスが考えられる。

未経験から人事職を目指す際は、自身の強みや関心領域を踏まえて、上記の3つの手段から最適なものを選択することが重要である。また、人事以外の職種経験を積むことで、より広い視野を持って人事業務に取り組むことができるだろう。

リクルーター経験者の転職の選択肢

1. 人材会社への転職

リクルーター経験者が人材会社に転職する際のメリットは、幅広い企業の採用に携わることができる点である。現在の所属企業では関われなかったような企業とのやり取りを通じて、採用の知見を深めることができるだろう。ただし、転職先選びではカウンターパートの役職や採用人数などを考慮する必要がある。

2. 営業職へのキャリアチェンジ

リクルーター経験者が営業職にキャリアチェンジすることで、人事領域の知識を活かしつつ、営業スキルを身につけることができる。人材会社の営業として経験を積んだ後、再び事業会社の人事に戻るというキャリアパスも考えられる。また、営業職として実績を上げることで、人事職よりも高い年収を狙える可能性もある。

3. リクルーティングアドバイザーとしてのキャリア

リクルーティングアドバイザーは、採用企業に対するコンサルティングを通じて、採用だけでなく事業課題解決にも携わる。人事からリクルーティングアドバイザーに転じることで、多様な企業の採用に関われるようになり、将来的な転職の選択肢が広がる。

ただし、人事職に長く留まりすぎると、他の職種への転職が難しくなるリスクもあるため、キャリアプランは慎重に考える必要がある。

人事職の中長期的なキャリアパス

CHROの2つのポジション

人事職の中長期的なキャリアパスとして、近年ではCHROやHRBPといった戦略的人事の重要性が認知されてきている。キャリアの最終形態であるCHROには、実は2種類のポジションがある。

  1. 人事責任者
    • 組織を見る色合いが強く、投資対効果やリターン観点で動く
    • 経営視点で組織のあるべき姿を考える
    • 人間学に詳しく、人への感情移入は少ない
  2. 人材開発責任者
    • 人材育成や人材開発といった人に深く関わるポジション
    • 人の気持ちの理解が強みで、共感性の高い方が向いている

この2つのポジションはスキルセットが真逆であるため、どちらの方向性で人事のキャリアパスを進めていくかを考える必要がある。

CHROを目指すキャリアパス

CHROを目指すためには、年齢に応じたキャリア形成が重要である。具体的には以下のようなステップを踏むことが望ましい。

  1. 20代後半から30代前半までに人事部門で経験を積む
  2. 営業部署での経験を積む
  3. 採用責任者や育成責任者、HRBPとしてキャリアを進める
  4. 各事業指標で大きな成果を達成する

特に、人事部門と営業部署での経験を積むことが、CHROへのキャリアアップにおいて重要なポイントとなる。

人事職のキャリア選択における注意点

人事職を長く続けていくと、人事職でしか選択肢が選べなくなってしまう可能性がある。特に5年以上人事職に従事すると、他の職種への転職が難しくなる傾向にある。

そのため、将来のキャリアを考える上で、人事職だけの経験で良いのかを慎重に検討する必要がある。営業職などの他部門での経験を積むことで、人事と営業という幅広いスキルセットを身につけることができ、将来的なキャリアの選択肢が広がるだろう。

おわりに

本記事では、未経験から人事職を目指す方法や、リクルーター経験者の転職先、人事職の中長期的なキャリアパスについて解説した。人事職は企業の成長に欠かせない重要な役割を担っており、様々なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる職種である。

自身のスキルセットや志向性に合わせて、人事職のキャリアパスを描いていくことが大切である。未経験からでも、様々な手段を通じて人事の知見を蓄積していくことが可能であり、将来的にはCHROを目指すことで、戦略的な人事の重要性を発揮できるだろう。

人事職を目指す方や、人事職のキャリアアップを考えている方は、本記事で紹介した情報を参考に、自身のキャリアを戦略的に構築していってほしい。

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