ASSIGN MEDIA

第二新卒でコンサル業界へ転職するには。志望動機や求められる人物像を紹介

コンサルティング業界では、第二新卒で業界未経験の人材の採用を活発に実施しています。

ハードな業務でも対応できる体力や、新しいことを取り入れられる吸収力を持つ第二新卒は業界のなかでも需要が高く、転職のチャンスは十分あります。

ただし、幅広い知識と高い実力が求められるコンサルティング業界は、転職の難易度は決して低くはありません。

転職を成功させるには、求められるスキルや人物像を把握した上で戦略的に転職活動を進める必要があります。

そこで本記事では、第二新卒でコンサルティング業界への転職を目指す人向けに、業界の特徴や求められる人物像、志望動機のポイントを解説します。

業界特有の観点や転職成功のポイントを押さえた上で、適切な転職対策を実施してください。

コンサルティング業界の特徴

コンサルティングとは、クライアント企業の課題や要望を踏まえ、解決策や戦略を提案する仕事です。

近年は単なる改善案の提案だけでなく、実際に経営課題の解決・戦略の実行まで一貫して支援する形が一般的となっています。

クライアントがコンサルティングを依頼するのは、豊富な知見のあるコンサルタントの力を借りて、いち早く確実に課題を解決するためです。

コンサルタントはクライアントの経営改善や売上向上を左右する重要な役割を担うため、幅広い知識とハイレベルなスキルが求められます。

責任重大な業務ですが、自身が担当したプロジェクトが成功した際には、売上アップにつながるなどの大きな達成感を得られる点がやりがいだと言えます。

なお、一口にコンサルタントといっても種類・専門分野はさまざまです。

転職を検討する前には、まずおおまかな種類別のコンサルタントの役割や業務内容を把握してください。

コンサルタントの種類詳細
総合コンサルタント特定の分野ではなく、戦略、IT、業務、人事など全てのジャンルに対応しているコンサルタント。
クライアントの業界も多岐にわたるため、幅広い知識が求められる。
戦略コンサルタント事業計画や新規事業、経営改善に関する相談を受け、戦略の提案を行うコンサルタント。
企業戦略、事業戦略、組織改革、業務改革などにおける意思決定を支援する。
ITコンサルタントIT戦略やDXの推進を支援するコンサルタント。
企業のIT課題を踏まえ、解決を支援するシステムを設計するのが一般的な流れで、場合によっては運用指導・保守まで行う。
業務コンサルタント業務プロセスやオペレーション改善を行うコンサルタント。
現状の業務フローを把握した上で、さらに効率化するための戦略を提案する。
人材コンサルタント人事制度や人材開発に関わる課題に対応するコンサルタント。
企業で働く従業員や経営者を対象に、採用・キャリア支援などを行う。
財務コンサルタント企業の財務に着目し、経営課題の解決のために手法・改善案を提案するコンサルタント。
投資利益率分析、売上利益率分析などを通して課題を発見、解決に導く。

第二新卒からコンサルティング業界へ転職できるのか

数ある業界のなかでもレベルが高いとされるコンサルティング業界ですが、第二新卒でも転職は可能です。

ここでは、第二新卒からコンサルティング業界へ転職する場合の採用傾向や特徴を解説します。

  • 若手だと採用されやすい傾向がある
  • ポテンシャル採用でもスキル・経験が求められる

若手だと採用されやすい傾向がある

近年は、第二新卒者の採用を積極的に実施するコンサルティングファームが増加しています。

第二新卒の人材はハードな業務に対応できる体力があり、さらに一つの企業の特色に染まりきっていないことから吸収力・柔軟性があります。

1社に長く勤めている経験者だと新たな会社のやり方に適応できない可能性がありますが、よい意味で経験の浅い第二新卒の人材は会社のやり方を柔軟に取り込めるので需要が高い傾向です。

また、新卒を採用する場合は1から教育する必要があるものの、第二新卒は社会人としてある程度の常識・マナーを備えているため、教育の負担が軽減されます。

コンサルティング業界はあらゆるクライアントとコミュニケーションをとり、信頼関係を構築することが求められるため、最低限のマナーは不可欠です。

こういった理由から、第二新卒の採用を活発に行うコンサルティングファームが多数存在します。

ポテンシャル採用でもスキル・経験が求められる

一般的な第二新卒の転職では、将来性や本人の人柄などで判断される「ポテンシャル採用」が中心です。

しかし、レベルの高いコンサルティング業界の転職では「20代×ITの経験」「20代×マーケティング経験」などの経験・スキルが求められるケースが多々あります。

完全にポテンシャルで勝負するよりも、コンサル関連のスキルや経験をアピールできるほうが即戦力としての期待が高まり、内定獲得には有利な傾向です。

転職の際はコンサルティングファームの配属部門や具体的な仕事内容を確認した上で、業務に活かせるスキルや経験を洗い出しておくことをおすすめします。

コンサル業界で求められる第二新卒の人物像

第二新卒でコンサルティング業界への転職を目指す場合、新卒の会社がコンサルティングに全く関係なかった場合でも問題ありません。

採用時には、「コンサルティング関連の経験の有無」ではなく、「業界で求められる人物像に近いかどうか」で判断・評価される傾向です。

そのため、コンサルティング業界で求められる第二新卒の人物像を把握した上で適切にアピールすることが求められます。

コンサルティング業界で求められる人物像は、以下の通りです。

  • 論理的思考ができる
  • 適応能力が高い
  • 積極性・成長意欲がある
  • 体力がある
  • コミュニケーション力がある

論理的思考ができる

コンサルティングの業務では、物事を論理的に考えて課題を解決するのが基本であるため、論理的思考が身についているかが重要です。

実際に多くのコンサルティングファームの面接では、論理的思考が問われるケーススタディが実施されます。

ケーススタディとは、特定の事例について問題解決の方法を検討するもので、論理的思考力や問題解決能力を駆使して回答することが求められます。

このケーススタディでは、提出された書類や質疑応答だけでは判断できない思考の特徴や論理的思考、人間力をチェックしているので、評価を左右する重要なポイントです。

日頃から物事を論理的に考える癖をつけて、ケーススタディでも適切な回答ができるよう準備を進める必要があります。

適応能力が高い

物事をゼロの状態から検討し、問題解決や戦略の立案が求められるコンサルティング業界は、適応能力と吸収力が高い人ほど高評価につながります。

実際に第二新卒の選考では「業界に対する専門の知識が豊富かどうか」「コンサルタントの経験があるか」という観点はあまり注目されていません。

なぜなら、入社後にコンサルタントとしての基本業務を身につけ、知識やスキルはプロジェクトを経験するなかで吸収してほしいと考えているケースがほとんどであるからです。

会社のやり方や業務への適応能力をアピールできれば、今後の業務での活躍を期待され採用される確率が高まります。

積極性・成長意欲がある

コンサルティングファームでは、積極性や成長意欲のある第二新卒の人材を採用したいと考えるケースが多い傾向です。

第二新卒はほかの転職者と比べて経験は少ないものの、若手として新しい業務に積極的に取り組んでほしいという期待が寄せられています。

業務に対して高い意欲を持ち、目標を達成するために自ら考えて動ける力は、業種・職種を問わず多くの企業が歓迎する強みです。

これまでの仕事のなかでとった行動や、行動の結果どのような成果につながったのかなど、積極性に関わるエピソードを中心にアピールすることをおすすめします。

体力がある

コンサルティングファームはクライアントの要望に応えるのが仕事であるため、クライアントの事情によって仕事量やスケジュールが変動します。

例えば、急な依頼で短期間での対応が求められたり、クライアント企業が持つ地方の支店に出張する必要があったりと、さまざまな依頼に対して柔軟に対応しなければなりません。

このようにコンサルティング業界は業務スピードや業務時間でハードな面もあるため、忙しい状況下でもコンディションを保ち、高いパフォーマンスを出し続ける体力が求められます。

なお、近年は経営課題やアプローチ方法の変化が著しいことから、コンサルティング業界内でキャリアを築く上では常に学習意欲をもって新たな知識をインプットしなければなりません。

普段の業務を全うすることに加え、学習に費やすことが求められるので、体力があることが重要な要素であると言えます。

コミュニケーション力

コンサルティング業務では、クライアントのやりとりを通して相手の意図を汲み取り、自分の意見や考えを正確に伝えるコミュニケーション力が重要です。

相手の状況や課題に配慮した上で自分の知識やノウハウをうまく伝え、信頼関係を構築する必要があります。

またコンサルタントは、クライアントだけでなく上司や部下などのプロジェクトチームメンバーをはじめ、そのほかの社員、外部の協力者などあらゆる人とやりとりをする必要があります。

多くの人と連携をしながら進めるからこそ、円滑にやりとりを進めるコミュニケーション力が欠かせません。

コミュニケーション力のなかでも重要なポイントは以下の通りです。

  • 初対面の人でもリラックスして話せる
  • アイコンタクトや身振り手振りを加えて、好印象を与えられる
  • 豊富な引き出しで会話を続けられる

上記のポイントは転職面接のなかでの話し方や立ち振る舞いを通してチェックされるので、意識して面接に挑むようにしてください。

未経験からコンサルティング業界へ。挑戦を後押しする製造業界への想い
未経験からコンサルティング業界へ。挑戦を後押しする製造業界への想い
異業界・異職種からコンサルタントに転身。入社後半年で大手クライアント案件をリード
異業界・異職種からコンサルタントに転身。入社後半年で大手クライアント案件をリード
銀行員から営業コンサルタントへ。長期的な視点でキャリア形成をサポート。「今は転職すべきではない」と伝えたエージェントの真意とは
銀行員から営業コンサルタントへ。長期的な視点でキャリア形成をサポート。「今は転職すべきではない」と伝えたエージェントの真意とは

キャリアパスに迷ったら20・30代特化の「ASSIGN AGENT」

ーーASSIGN AGENTが選ばれる4つの特徴

  1. 400,000人のキャリアデータと10,000人以上の支援実績からキャリアの選択肢と強みを提示
  2. 企業紹介より先にキャリアプランを作成しお渡しする
  3. あなた専用の選考対策資料で内定獲得をサポート
  4. 入社後も半年に1度の面談でキャリアの実現まで伴走

第二新卒でコンサルティング業界に転職するメリット

第二新卒でコンサルティング業界に転職するメリットは以下の通りです。

  • 挑戦できる業務の幅が広い
  • 昇進スピードが早い
  • 企業によっては手厚い研修が受けられる

挑戦できる業務の幅が広い

第二新卒でコンサルティング業界へ入社すれば、若いうちからあらゆる業務に挑戦できるチャンスがあります。

入社してすぐは、競合調査やアンケート分析、外部へのインタビュー、クライアントの資料作成などを担うのが一般的ですが、慣れてきたら多様な業種・規模の企業に関わる業務を任せてもらえます。

また、コンサルティング業務をするなかでクライアントの経営陣や優秀なコンサルタント、各領域のスペシャリストなど、ハイレベルな人材と関われるのも魅力です。

さまざまな人と関わるなかで多様な業務に挑戦でき、自身の知識やスキルを伸ばして成長できます。

昇進スピードが早い

コンサルティング業界は実力主義の傾向が強く、実績や成果を残せば昇進につながりやすい傾向です。

つまり、自身の努力や実績次第で「マネージャーになりたい」「昇進したい」といった希望をいち早く叶えられます。

ほかの業界だと20代でマネージャーや経営層に近づけるケースは稀ですが、コンサルティング業界では十分チャンスがあります。

「いち早くスキルを身につけて昇進したい」「裁量をもって仕事をしたい」と考える人にとっては、メリットの多い業界です。

企業によっては手厚い研修が受けられる

第二新卒でコンサルティングファームに入社する場合、新卒同様に手厚い研修を受けられるケースが多い傾向です。

研修では、コンサルティング業務の基本や必要なスキルを学べるので、未経験からの転職の場合でもスムーズに入れます。

コンサル業界で重要な志望動機のポイント

第二新卒でコンサル業界を目指す場合は、志望動機も入念にチェックされます。

志望動機では、「なぜ今の仕事を辞めてコンサルティングという仕事を選ぶのか」を明確にしておくことが大切です。

志望動機を準備する際には、以下のポイントを押さえておいてください。

  • 未経験でも前職での実績やスキルを伝える
  • 採用視点に沿った強みをアピールする
  • 転職後のキャリアパスを考える

未経験でも前職での実績やスキルを伝える

第二新卒からコンサルティング業界へ転職する場合、コンサルティング関連の経験を持っていない人がほとんどです。

未経験であっても、前職での実績やスキルを伝えた上で「なぜコンサルティング業界へ方向転換したいのか」を話すようにしてください。

第二新卒の採用では、「前職でコンサルタントに近いことをやってきた」「コンサルタントのある程度の動き方はわかる」といった内容はさほど重要ではない傾向です。

採用担当者は、本人の前職での取り組みや実績、身につけたスキルから仕事への向き合い方や将来性を読み取ります。

前職での活躍や貢献度をアピールし、コンサルティング業界でも活躍できる趣旨をアピールするようにしてください。

採用視点に沿った強みをアピールする

自分の強みは、採用視点に立って客観的に考えることが大切です。

希望の企業で働く人や環境、求められるスキルを分析しながら、企業のなかで強みとして発揮できそうなことをアピールするようにしてください。

コンサルティング業界では、特に以下のスキルや経験がある人が高評価につながる傾向です。

  • 論理的思考ができる
  • 適応能力が高い
  • 吸収力がある
  • 積極性・成長意欲がある
  • 体力がある
  • コミュニケーション力がある など

業界や企業の特徴を掴み、適切な強みをアピールするようにしてください。

転職後のキャリアパスを考える

採用側のコンサルティングファームは「できるだけ長く会社に貢献してほしい」と考えているケースがほとんどです。

特に第二新卒の人材に対しては「コンサルタントとして成長し、いずれマネージャーやパートナーとして会社を支えてほしい」と期待を持って採用活動をしています。

そのため、コンサルティング業界への転職後、どのようなキャリアを歩んでいきたいかを的確に伝えられるほうが採用確率が高まります。

会社のなかでどう昇進したいのか、3年後はどのような姿になっていたいのかなど細かく考えて、志望動機のなかに盛り込むようにしてください。

コンサルタントへ転職するための志望動機のまとめ方5ステップで解説
コンサルタントへ転職するための志望動機のまとめ方5ステップで解説

第二新卒でコンサルへ転職するなら転職エージェントの利用がおすすめ

第二新卒の採用はコンサルティング業界で活発であるものの、転職市場では競争率が高い傾向です。

コンサルティングファームの募集には優秀な人材が集まる傾向が強く、業界の特徴を掴んでうまく対策をしないと転職が難航する恐れがあります。

そのため、第二新卒でコンサルティング業界への転職を目指すなら転職エージェントの活用がおすすめです。

転職エージェントにはコンサルティング業界に詳しいアドバイザーが在籍しており、業界の最新情報や採用傾向を共有してくれます。

過去の採用データも多数保有しているので、「採用時にどのようなポイントがチェックされるのか」「実際に第二新卒で転職を成功させた人はどのような特徴か」などを教えてもらうことが可能です。

ほかにも、転職エージェントでは以下のような手厚い支援を無料で受けられます。

  • キャリア面談
  • 求人紹介
  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 面接練習
  • 面接日時調整の代行
  • 年収交渉の代行 など

上記のような細やかなサポートをしてくれるので、自分だけで転職対策をするよりも効率的です。

コンサルティング業界の情報を知りたい人や、プロからのサポートを受けて確実に転職をしたい人は、ぜひ転職エージェントの活用を検討してみてください。

なお、弊社20〜30代ハイクラス特化型の転職エージェント「アサイン」のキャリアアドバイザーには、コンサルティングファーム出身者が多数在籍しています。

コンサルティングファームへの支援実績も豊富なため、参考にしていただけますと幸いです。

ASSIGN

アサインはビズリーチの最高ランク受賞等、確かな実績を持つエージェントと、若手ハイエンド向け転職サイト『ASSIGN』であなたのキャリアを支援しています。 コンサルティング業界専門のキャリア支援から始まり、現在ではハイエンド層の営業職・企画職・管理職など幅広い支援を行っています。 ご経験と価値観をお伺いし、目指す姿から逆算したキャリア戦略をご提案し、ご納得いただいた上で案件をご紹介するのが、弊社のキャリア支援の特徴です。

企業詳細へ

PICKUP / 編集者おすすめ

" alt="ストレングスファインダーの資質「着想」の強み・弱みとは。仕事への活かし方">

ストレングスファインダーの資質「着想」の強み・弱みとは。仕事への活かし方

キャリアコラム
" alt="ストレングスファインダーの資質「共感性」の強み・弱みとは。仕事への活かし方">

ストレングスファインダーの資質「共感性」の強み・弱みとは。仕事への活かし方

キャリアコラム
" alt="ストレングスファインダーは無料で使えるのか。">

ストレングスファインダーは無料で使えるのか。

キャリアコラム
" alt="20代におすすめの転職エージェント一覧。求めるサポート別におすすめエージェントをご紹介">

20代におすすめの転職エージェント一覧。求めるサポート別におすすめエージェントをご紹介

キャリアコラム
" alt="ストレングスファインダーの資質「最上志向」の強み・弱みとは。仕事への活かし方">

ストレングスファインダーの資質「最上志向」の強み・弱みとは。仕事への活かし方

キャリアコラム