【転職向け】履歴書の学歴の正しい書き方まとめ。どこから書くのか、サンプルも紹介
履歴書における学歴欄の書き方は、基本的なルールが決まっています。
転職時の学歴は、基本的に「高等学校卒業」からの記入で問題ありません。
転職者のなかには「中途採用は学歴があまり見られていないのでは」と考える方も多いですが、履歴書の書き方やルールは社会人としてのマナーが問われる部分です。
学校名や学部・学科名、年数を間違えたり、基本的な書き方の決まりを無視したりすると、書類選考の時点で信用を失ってしまう恐れがあります。
本記事では、履歴書における学歴欄の正しい書き方とサンプル、学歴部分の重要性について解説します。
正しい書き方で、かつミスなく記入し、印象の下がらない履歴書に仕上げてください。
履歴書における学歴欄の正しい書き方【転職向け】
【サンプル】
履歴書は学歴と職歴が同じ欄に書かれているので、まずは冒頭に中央寄せで「学歴」と書き、内容を記入していきます。
学歴の内容を記入する上で、以下の6点は必ず押さえておいてください。
- 年月は西暦または和暦(平成・令和)表記に揃える
- 基本的には「高等学校卒業」から記載する
- 省略せず正式名称で書く
- 学部や学科まで記載する
- 応募企業に関連する内容がある場合は詳しく記載する
- 休学した場合は休学と復学の月日を記載する
年月は西暦または和暦(平成・令和)表記に揃える
年月は、西暦・和暦のどちらの方法で記載しても構いません。
履歴書全体で表記を統一すること、平成29年を「H29」などと省略しないことに注意してください。
例:
- 西暦の場合…「2022年1月」
- 和暦の場合…「平成29年1月」「令和3年1月」
基本的には「高等学校卒業」から記載する
転職における学歴欄は「高等学校卒業」から記載するのが基本です。
ただし、以下のような場合は、高等学校入学や中学校卒業から記載して問題ありません。
- 高校を中退した場合
- 中学卒業後にそのまま働いた場合
- 「1年間、高校留学した」など、高校在学中でアピールしたいことがある場合
- 学歴・職歴欄の空欄が不自然なほど多い場合
第二新卒であったり、社会人経験年数が少なかったりすると、学歴・職歴に書く内容がそもそも少ないケースもあります。
学歴に続いて記載する職歴とのバランスも考慮しつつ、状況に応じて高等学校入学や中学校卒業を記載してください。
省略せず正式名称で書く
学校名、学部・学科名は省略せず、正式名称で書きます。
例えば、「高校」ではなく「高等学校」、「△△高等学校」ではなく「〇〇県立高等学校」など、略さず記載するようにしてください。
また、在学中と現在で学校名が変わった場合には、在学当時の名称を記載し、かっこ書きで現在の名称を書きます。
例:〇〇(現 △△)大学 卒業
学部や学科まで記載する
学歴欄には、大学名・大学院名だけでなく学部・学科・コースまで正式名称で記載します。
学部や学科名まで詳細を記載すれば、自身の専門分野をアピールすることが可能です。
特に応募した企業の業種・職種と関連のある学部や学科であれば、高評価が期待できます。
応募企業に関連する内容がある場合は詳しく記載する
応募企業に活かせる内容があれば、学歴欄にも記載してアピールします。
例えば、応募職種で活かせる卒業論文のテーマ・研究テーマがあれば、詳細に記入するのが望ましいです。
ただし、職種に関連のない場合は記載の必要はないので、あくまで希望職種に関連した内容だけを必要に応じて記入してください。
休学した場合は休学と復学の年月を記載する
留学や一身上の都合で休学した経験がある場合には、休学・復学した年月とその理由を簡単に記載します。
企業側は転職でも学歴をチェックしているのか
履歴書の学歴に関して、「転職ではそもそも学歴が見られているのか」「職歴のほうが重視されるのでは」と考えている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、学歴欄の重要性について紹介します。
中途採用でも学歴は見られている
中途採用であっても学歴は確認されています。
特に外資系や大手企業では、学歴から本人のポテンシャルや能力を判断し、採用の決め手としている企業が多い傾向です。
ただし、採用担当者はプロですので、単に学歴の学校名や学部を確認して評価を決めているわけではありません。
例えば、難易度の高い高校・大学を卒業している場合「基礎的な能力が身についている」「忍耐強さがある」などと考え、企業の職務と関連する学部を卒業していれば「〇〇について精通しているだろう」と想像します。
あくまで選考通過を決める1つの判断材料として、これまでの学歴や専門性を確認しています。
学歴以上に職歴や実績を重視する企業も
転職の選考では、学歴よりも職歴や仕事のなかでの実績を評価する企業が多い傾向です。
なぜなら、中途採用では応募者に「会社の即戦力となってくれること」を期待している企業が大半であるからです。
そのため採用担当者は、履歴書を通じて「どの会社でどのような事業を担当したのか」「業務のなかでどのようなスキルを習得したのか」を重視してチェックしています。
このように、中途採用では職歴の内容が重視されるケースが多いものの、履歴書の書き方などは礼儀やマナーが問われる部分ですので、学歴・職歴問わずミスなく記載することが重要です。
履歴書の学歴の書き方例【サンプル】
ここからは、履歴書における学歴の書き方例を紹介します。
「途中で学校を変更した」「1年休学した」といった例外的な学歴の書き方も紹介しているので、各パターンにおける正しい書き方を確認してみてください。
最終学歴が大学院の場合
【ポイント】
大学は「卒業」、大学院は「修了」と記載します。
大学院の場合は、修士課程のみで修了したのか、博士課程へ進んだのかがわかるよう、課程も分けて記載してください。
浪人・留年した場合
浪人・留年した場合、学歴欄に「浪人」「留年」などあえて記載する必要はありません。
正しい入学年月・卒業年月を記入すれば、採用担当者は浪人・留年したことを把握できます。
学部や学科、学校自体を途中で変更した場合
【ポイント】
学校を変更した場合は「編入学」、学科を変更した場合は「転学科」、学部を変更した場合は「転学部」と記載します。
留学で1年間休学した場合
【ポイント】
留学時期や留学先の国名、大学名・語学学校名を記入してください。
ほかにも長期ボランティアや長期インターンなどで休学した場合は、上記と同様の書き方をしてください。
一身上の都合で休学した場合
【ポイント】
一身上の都合で休学する場合は、理由を簡潔に記載します。
自身の健康上(病気や怪我)の都合が関連する場合は、「現在は完治」や「業務に支障はありません」などと記載しておくと、採用担当者に不安を与えません。
ほかにも、学費や生活費など経済的な事情の場合は「経済的理由のため休学」、家族の病気や介護など家庭の事情では「家庭の事情のため休学」と記入してください。
学歴の間に職歴が入る場合
【ポイント】
時系列で記入するのではなく、学歴と職歴を分けて記載するのが基本です。
▼履歴書の書き方についてはこちらも参考にしてください
>> 異業種に転職する場合の履歴書志望動機の書き方 6ステップで解説
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