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エンジニア視点の「ツール」の意外な重要性とは

エンジニアの方は普段の業務から多くのツールを利用されていると思います。しかし、「ツール」と一言で表しても、その活用意義は作業効率化だけではありません。

今回は、効率化以外の観点から、「ツール」が持つビジネスや転職における重要性を紹介します。

主要なツールとその効果

エンジニアの方であれば、全くツールを触らないことがないというほど、業務や組織的な開発において密接に関わり、それぞれが絶大な効果を発揮しています。

まずは簡単に主要なツールをいくつかのジャンルに分けて紹介していきます。

コラボレーションツール

チームのメンバーだけでなく、外部協力者や顧客も交えた共同作業=「コラボレーション」を効率化するためのツールです。

チャット、ファイル共有、スケジュール管理、各種外部サービスからの通知連携など情報共有やコミュニケーションを円滑に進めるための機能が備わっています。

ツール例:Slack、Confluence、サイボウズOffice、Chatwork、Notion

プロジェクト管理ツール

プロジェクトの進捗やメンバー個人のタスク管理などプロジェクト管理・運営を簡易・効率化することでプロジェクトを促進します。

カンバンやガントチャート等のタスク管理に関する機能から、バグ管理やバージョン管理、さらにアジャイル開発に特化したツールではバーンダウンチャートなど、生産性向上に向けた機能などを有するツールもあります。

ツール例:Backlog、Asana、Jira Software

生産性向上ツール

特にプログラミングやデザイン、ドキュメンテーションなど、実作業を伴う業務において、作業を簡略化・効率化することでエンジニアの生産性を向上させるツールです。

UMLテンプレート、データモデルなど設計を効率化するものから、エディタの機能拡張による開発効率化、WEB API連携による作業自動化などがあります。

例として列挙するにはキリがないほど広範囲過であるため、記載は割愛させていただきます。

以上の主要なもの以外にも、限定的な効率化に利用しているツールも合わせると、自然と両手では収まらない種類のツールを使いこなしているのではないでしょうか。

ツールが持つ「効率化」以外の効果

先述の通り、エンジニアは様々なツールの恩恵を受け、業務の効率化を図っていますが、それ以上にツールの利活用は、その組織の文化や成長にも大きな影響を及ぼします。

特に、コラボレーションツールは、組織の雰囲気作りや成長促進の土台となることが多いです。

例えば、Slackを利用している組織は多いと思いますが、ある程度の会社規模であればワークスペースを全社レベルで活用し、業務や課外活動を含めチャンネルを積極的に活用していきます。

投稿に対するリアクションの仕方や自作Emojiの活用などその組織にしかないルールや文化を醸成することで、メンバーが持つコミュニケーションへのハードルを下げ、結果的に実業務のコミュニケーションも活発にさせることができます。

また、社内Wikiの作成やナレッジ共有も積極的に行うべきです。Notion等を使って、エンジニアの成長には欠かせないアウトプットの場をまずは社内に作るとよいです。

ドキュメント以外にもzoomを用いた動画コンテンツの配信や、stand.fmを用いたラジオ配信など、アウトプットの種類は多様で目的によって使い分けます。

持ち回りでアウトプットすることで、属人的な知見を形式知にしていきます。全メンバーの知見の水準を引き揚げることに成功すれば、中長期的な組織の成長に貢献します。

転職時における注意点

これまで、ツールの利活用におけるメリットをいくつか紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
それは、転職などで組織を移った際に、組織間でのツールの利活用状況におけるギャップへの対応が必要になる点です。

前職と転職先とで使用するツールが異なる場合、新たなツールの使用方法を学習する必要が生じます。

コラボレーションツールやプロジェクト管理ツールの場合はそれほど学習コストは高くありませんが、DevOpsとして利用するツール類は運用ルールも含め、キャッチアップに時間を要する傾向にあります。

新たな技術領域や開発・運用ルールの学習をしたり、転職先の環境に慣れることに加えて、それらの開発を支えるツールも学習しなければならないとなると、なかなか大変ではないでしょうか。

また、採用側も、技術スタック以外に、どのツールを利用したことがあるかを聞くことが多い傾向にあります。多くのツールを使ってきていれば、入社時も円滑に開発現場に適応できる可能性が高いと考えるからです。

その点に関しては、受け入れる企業側のオンボーディングに対する努力が必要になるところですが、エンジニアにとって、個人的に多様なツールに触れることは決して損にならないと考えられます。

この機会に、プライベートで個人開発をする際は、慣れ親しんだツールから離れ、新たなツールに触れてみてはいかがでしょうか。

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