転職時の自己分析のやり方を6つのステップで徹底解説│自己分析の注意点もご紹介

転職活動において、最初に行うべき重要なものが「自己分析」です。
しかし、その重要性は理解していても、
「具体的に何から始めればいいかわからない」「どこまで深掘りすればいいのか迷う」という方は少なくありません。
本記事では、自己分析の目的や具体的な6つのステップ、そして自己分析を通して見えてくる価値観別の業界例などを解説します。
自己分析とは
自己分析とは、自身のこれまでの経験や思考を振り返り、自身の強み・弱み、価値観、そして将来像を明確にするプロセスのことです。
単に「何ができるか(スキル)」を洗い出すだけでなく、「なぜ働きたいのか」「どのような状態が自分にとって幸せか」といった内面的な動機まで深く掘り下げる作業です。これは、自分に合った仕事を見つけ、仕事を通じた自己実現を達成するために避けては通れない工程といえます。
自己分析の目的
転職活動において自己分析を行う目的を詳細に分解すると、下記の3点に集約されます。
転職活動の軸を決めるために必要
転職活動の軸が決まっていないと、「今の仕事が嫌だ」「人間関係がうまくいかない」といった一時的な感情や、目先の年収・待遇だけで転職先を選んでしまいがちです。その結果、転職先でも同じ悩みを抱え、早期離職につながるリスクが高まります。自己分析によって「なぜ転職するのか」「将来どうなりたいのか」という軸を明確に定めることで、ぶれない判断基準を持って企業選びができるようになります。
自己PRに効果的なアピールポイントを見つけるため
選考において、採用企業側は「この人は自社で活躍できるか」を見極めようとしています。自身の経験やスキル、強みを正確に把握していなければ、説得力のある自己PRはできません。自己分析を通じて自身のキャリアを棚卸しすることで、具体的なエピソードに基づいた強みを言語化でき、「自分が採用に値する人物であること」を論理的にアピールできるようになります。
自分の強みや得意なことに合った転職先を見つけるため
自己分析を深めると、自身の「得意・不得意」や「やりがいを感じる瞬間」が明確になります。これにより、自分では意識していなかった業界や職種が適職であると気づくケースも少なくありません。逆に、憧れだけで目指していた仕事が自身の適性と合わないことに気づくこともあるでしょう。ミスマッチを防ぎ、入社後に活躍できる環境を見つけるためにも、自己分析は極めて重要です。
自己分析の段階からエージェントを活用するのもおすすめ
自己分析は一人で行うと、どうしても主観に偏ったり、思考が行き詰まったりしがちです。そこで転職エージェントを活用するメリットは大きいといえます。
メリット①:客観的な視点での壁打ち相手になる
プロのエージェントが面談を通じて、あなたの潜在的な強みや価値観を引き出してくれます。エージェントから示唆をもらうのもメリットですし、自分が思っていることを拙い状態であっても、第三者に話すだけで考えがまとまります。
メリット②:自分では思いつかなかった提案を受けられる
やりたいことの言語化をもとに、自分一人では思いつかなかった業界や職種を紹介してくれます。
メリット③:キャリアプランから転職を考えられる
求職者様が「将来ありたい姿」から逆算して、今どのような経験やスキルを積むべきかというアドバイスをいたします。将来目指す像に関しては、繰り返しの面談をもとに明確にしていきます。
アサインでは、転職を前提とせず、中長期的なキャリア形成を後押ししています。現時点で転職を考えていなくても、「今の自分の転職市場からの見られ方」や「今後のキャリアに関する相談」など、キャリアについて相談を承っています。下記ボタンより、面談のご予約が可能ですので、お気軽にご予約ください。
転職活動での自己分析のやり方【6ステップ】
自己分析をより具体的に進めるための、実践的な6つのステップを解説します。過去の振り返りから将来の目的設定まで、順を追って整理することで、自分自身の「軸」を揺るぎないものにできます。
STEP1:自身の「性格」を分析
現在の自分を作り上げた要因を、幼少期から現在に至るまでの経験から抽出します。人格形成に大きな影響を与えたエピソードを書き出すことで、面接時に人間性をより深く、具体的にアピールできるようになります。
ポイント:
「習い事」「部活動」「趣味」「成功・失敗体験」などを振り返り、「責任感」「穏やか」といった性格を表すキーワードを導き出します。
参考:
自分で把握しづらい場合は、家族に聞いたり、”ストレングスファインダー”などの適性検査ツールを活用したりするのも有効です。
弊社の転職アプリ「ASSIGN」では、24個の質問に答えるだけであなたの強みや性格を診断する機能があります。下記の記事に詳細を説明しておりますので、こちらの記事もご確認ください。
STEP2:キャリアとスキルの棚卸し
これまでの職務経歴や習得したスキルを可視化します。
これにより、自分の能力が最も発揮される環境が明確になります。
職歴・実績:
担当した業務、工夫した点、成果・実績などを具体的に書き出します。
スキル・経験:
入社後に習得したスキル、対人コミュニケーションの経験を整理します。
STEP3:客観的な視点で「価値観」を捉える
自分の特性や価値観を客観的に見つめ直すことで、理想の働き方やキャリアの方向性が鮮明になります。自分一人では主観に偏りやすいため、周囲の意見を取り入れるのがコツです。
深掘りの視点:
- 周囲からどう思われているか
- 何にやりがいやストレスを感じるか
- 大切にしている仕事のポリシーは何か
上記の問いを自分に投げかけます。
STEP4:将来の目標とキャリア像を描く
ここまでの材料をもとに、今後どのようなキャリアを歩みたいかを想像します。将来像を言語化しておくことで、企業とのミスマッチを防ぐことができます。
検討事項:
伸ばしたいスキル、理想の人物像、どのような社会的価値を提供したいかなどを整理し、転職先選びの判断基準を確立します。
STEP5:自身の強みを「言語化」する
これまでの経験を、採用担当者に一瞬で伝わるキーワード(言葉)に変換します。
例:
「顧客満足度で社内2位」という実績があるなら、それを「課題解決力」や「提案力」といった強みの言葉として定義します。
メリット:
言語化しておくことで、履歴書や面接において、限られた時間の中で自身の市場価値を最大限に伝えられるようになります。
STEP6:転職の「目的」を最終確定させる
最後に、ステップ1〜5の結果を総括し、「なぜ今、転職するのか」という目的を改めて明確にします。
ポイント:
最初は「給与への不満」がきっかけだったとしても、分析を進めるうちに「正当な評価を得られる環境で挑戦したい」という本質的な目的に気づくことがあります。
結び:
目的が明確になれば、待遇や条件だけに惑わされず、理想の働き方に直結する企業選びができるようになります。
自己分析を行うにあたって意識するポイント
自己分析の質を高めるためには、以下の3つの視点を意識することが重要です。
好きなこと・得意なことの共通点を見つける
趣味やプライベートも含め、自分が「好き」「得意」と感じることの共通点を探してみましょう。例えば、ゴルフとスノーボードが趣味なら、「練習して少しずつ上達すること」や「道具にこだわり、数値を分析すること」に楽しさを感じているのかもしれません。この共通項は、仕事における「専門性を磨くプロセス」や「データ分析に基づく改善」といった適性につながるヒントになります。
名詞ではなく動詞で考える
自分の強みややりたいことを考える際、「営業」や「マーケティング」といった職種名(名詞)ではなく、行動(動詞)で考えることが大切です。「企画書を作ること」が得意なのか、「人と話して信頼関係を築くこと」が好きなのか。動詞で考えることで、職種の枠にとらわれず、本質的に自分が力を発揮できる業務内容や役割が見えてきます。
将来像を明確にする
目の前の不満解消だけでなく、将来のゴール地点(なりたい姿)を明確にすることです。キャリアは逆算思考で設計するほうが迷いがなくなります。足元の条件だけで転職先を選んでしまうと、中長期的に見て方向性が定まらず、再転職を繰り返すことになりかねません。まずは「どうありたいか」を定義し、そこに向かうための手段として転職を位置づけるべきです。
価値観に合う業界例
人それぞれ好きで得意なことが異なりますが、一例として価値観に合う業界例を記載いたします。
「目の前の人に影響を与え、その反応が見え感謝されることが好き」
SaaS業界のカスタマーサクセス
成約した顧客のオンボーディング(プロダクトの導入支援)や課題解決を行います。顧客がシステムを使いこなし、ビジネスが改善していく過程を一番近くで見守ることができますし、それを利用して満足している姿を見られることもあり、「感謝されている、目の前の顧客に影響を与えることができている」という実感をダイレクトに得られる職種です。
人材業界のキャリアアドバイザー・両面型エージェント:
多くの求職者に会い、その方のキャリアを広げる支援をします。競合他社も多いことや、顧客を惹きつけられるか否かは自分の実力や親身さ次第であるため、かなり難易度の高い職種です。しかし、目の前の顧客に向き合い、顧客が自分を頼ってくれた時や必要としてくれていた時にやりがいや介在価値を感じますし、何より顧客が希望するキャリアを叶えることができた際に、やりがいを感じる職種です。
「競争する環境で結果を出し、勝つことが好き」
M&A業界のM&Aアドバイザリー:
企業の存続と成長をかけた高度な交渉力が求められる世界です。こちらも同業他社が多く、競争する環境が激しいなかで成約することに大きな価値を感じる人や、それに見合った報酬を重視する方に最適です。例えば、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社では、1件の成約で20~30%のインセンティブ(1件あたりのM&A仲介手数料は数千万円~数億)が入るとされており、インセンティブ率が高い企業です。
転職事例
顧客に届けたい価値を突き詰めた転職。
プライム上場SIerでPMと営業を経験した高山様。
「顧客に本当に届く価値」を突き詰めたいという思いから転職を決意しました。
当初、事業会社のDX部門かITコンサルティングファームで悩むも、担当エージェントである松井との面談を通じて、「経営層と現場の双方が納得する提案ができるコンサルタント」という理想像を明確化。技術力を前提に提案できる企業を軸に絞り込みました。
最終的に選んだのは、長期的な顧客リレーションと「支援品質へのこだわり」を徹底するULSコンサルティングです。入社後、未経験の航空業界の案件にアサインされながらも、社員の自由なキャリア形成を尊重する環境で、自身の価値観と一致した企業文化を実感。今後は、ITコンサルタントとしての基盤を固め、経験を積み重ねることで、将来的に専念したい業界を見つけるキャリアビジョンを描いています。
まとめ:自己分析は「納得のいくキャリア」への第一歩
転職活動において、自己分析は単なる準備作業ではなく、後悔しないキャリアを築くための最も重要な土台です。
- なぜ必要なのか: 転職の軸を明確にすることで、目先の条件に惑わされず、自分に最適な企業を選べるようになります。
- どう進めるか: 性格、スキル、価値観を順に棚卸しし、最終的に「将来の目標」と「転職の目的」を言語化する6ステップが有効です。
- 成功のコツ: 「名詞(○○が好き)」ではなく「動詞(○○することが好き)」で自分の得意を捉え直し、客観的な視点を取り入れることが大切です。
自己分析を深めることで、これまで気づかなかった自分の強みや、本当に進むべき道が見えてきます。もし一人で行き詰まった際は、エージェントに「壁打ち」するのも一つの手です。客観的なフィードバックを通じて、より解像度の高いキャリアプランを描いていくことをおすすめします。
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