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コンサルティングファームで経験を積んだあとに描けるキャリアとは

近年、新卒や若手の人材の多くが関心を寄せているコンサルティングファーム業界。

人気の理由として高給である点はもちろんだが、スキルが身につき、その後のキャリアが広がると言われている点が大きいだろう。

しかし、コンサルティングファームで経験を積んだ後に描けるキャリアについてはイメージし切れていない人もいるのではないだろうか。

本記事ではコンサルティングファームでの経験を積んだのちのキャリアについて紹介し、コンサルティングファームのその先の多様さを理解してほしい。

ポストコンサルのキャリアのパターンについて

まず、コンサルファームに入社した後のキャリアのパターンの全体像について紹介していく。(上から多い順となっている)

  1. コンサルファーム業界内でのステップアップ
  2. 大手事業会社の企画職への転職
  3. その他(ベンチャー、起業、独立など)

コンサルファーム業界内でのステップアップ

コンサルティングファーム業界について、その後コンサルから離れるのが前提だと考えている人も多いが、昨今はコンサルティングファーム業界でも働き方改革が進みつつあることも相まって同業界内でキャリアを積むケースも大変多くなってきている。
別記事でも述べたようなファーム社内でのステップアップを志向するのはもちろん、関わるテーマを変えるため、年収やタイトルアップのため、ワークライフバランスの調整のためといった様々な理由からファームtoファームでの転職をしてコンサルティングファーム業界内でも多様なキャリアを歩むことが可能だ。

大手事業会社の企画職への転職

詳細は後述するが、ファームで積んだ経験を活かし、事業会社の経営企画、事業企画、デジタル戦略などの部門に転職する人も多い。
支援会社としての立場ではなく、プロジェクトを見届け切りたいといった想いや、ワークライフバランスの調整を目的として転身するケースが多い。

その他(ベンチャー、起業、独立など)

上記以外にも、ベンチャー、スタートアップの企画職に転職する人や起業する事例もある。
また、昨今はフリーのコンサルへの案件紹介のプラットフォームが増えてきた背景からSAPの知見やPMOの経験を活かしてフリーのコンサルとして独立する人が増えている。

このようにコンサルティングファームで身につけた知見や経験を活かして描けるキャリアは多様である。
一方で年齢により取りうる選択肢が変わる点も留意してほしい。
事業会社への転職を検討するのであれば、30代半ばまでを目途としておいた方が良いだろう。
その年齢になると基本的に高額の報酬をもらっているケースが多く、転職した際の年収ダウンに対して自身の心理的ハードルが高くなってしまう。
30代前半のタイミングでも年収のダウンは多くの場合で起こるため、生活水準をいたずらにあげないことも自身のキャリア選択を後押しする助けになるだろう。
また、独立をする場合でもシニアコンサルタントとして数件以上、マネージャーとして数件以上のデリバリー経験があるかどうかで、受注できる案件の幅に差が出てしまう。
そのため、一刻でも早く独立するのではなく、自身の求める生活、キャリアについて考え、独立する前に必要な案件の種類と経験数をプラットフォームサイト等を通じて把握しておくと良いだろう。

戦略、業務、デジタルでの具体的なその後のキャリア

これまでコンサルティングファームで経験を積んだ以後のキャリアの全体像を述べたが、戦略、業務、デジタルいずれの領域で経験を積んでいるかで細かい差分が生まれてくるため、そちらについて紹介していく。

戦略

戦略ファームでは中期経営計画の策定支援やM&Aなどに携わる機会が多い。
それらの経験を活かし、事業会社に行く場合も経営企画や海外戦略部門、新規事業企画といった領域に携わることが多い。
また、ファイナンスの知見を活かし、ベンチャーキャピタルやPEファンドの道も一部あるのが他領域では見られない特徴である。

業務

ファーム間の転職では上述したようなテーマの移動やタイトルのアップを期したものがポピュラーである。
事業会社に行く場合は業界ないしはファンクションで特定領域に長けていることを活かしたキャリアが多い。
金融セクターに属するのであれば大手の金融機関の経営企画やデジタル戦略部門に転職することは可能だが、他業界の企画領域に飛び込むのはややハードルが高くなる。
一方でメガベンチャーやスタートアップまで視野を広げれば業界を問わずに経営企画や新規事業企画といった部門に転身することが見えてくる。

デジタル

ファーム間の転職では総合、戦略領域へ移動を目指すことが多い。
昨今は戦略ファームがデジタル人材の採用に力を入れていることもあり、デジタル領域から戦略ファームへの道がかつてより広がっている印象だ。
事業会社に行く場合は大手、ベンチャー問わず身につけたITの知見、プロジェクトマネジメントの経験を活かし、デジタル戦略室やIT企画部門、DX推進部隊に入っていくことが多い。
また領域として近いSIerやITベンダー、SaaS企業のコンサルタントポジションやプロジェクトマネージャー、PdMといったポジションにつくことも可能だ。

まとめ

これまでコンサルティングファームで経験を積んだその後のキャリアについて紹介してきた。
キャリアの幅広さを感じていただけたと同時に万能ではないことも実感いただけたのではないだろうか。
コンサルティングファームはミドル~バックオフィスといった企画部門の領域でプロフェッショナルな人材になりたい人材にとっては貴重な経験を積める魅力的な業界であるのは間違いない。
自身が将来どんな領域で活躍するビジネスパーソンになりたいかを描き、企画領域で活躍したいと考えるのであれば是非チャレンジしてほしい。

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