やりたいことの実現のため二人三脚で走った転職活動。人材コンサルティング企業へ。
大学を卒業後、東南アジア・東アジアを中心に人材支援を行う会社へ入社。ミャンマーに駐在し、コンサルティングや人材のマッチングなどを中心に担当していました。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、約1年でミャンマーを離れることになり、その後はリモートでの業務へ。それを機に目指していた環境と現実との乖離を感じ、転職活動を考えるようになったそうです。
転職活動を経て、株式会社みらいワークスへ入社。日々刺激あふれる環境で、やりたいことを実現し、充実した日々を送っています。今回は、転職活動時の心境や、新しい環境でのご活躍について伺いました。
一気通貫した支援がしたいという想いと現実との乖離
――前職では具体的にどのような業務を担当されていましたか。
前職の主な業務内容は2つ、日本からミャンマーに企業進出してくるときのコンサルティングと、日本の企業に対するミャンマー人の人材紹介でした。その中で、私は新規事業であるミャンマー人の人材紹介を担当していました。
新規事業だったこともあり、自ら営業を行い、クライアントを獲得してきて、ミャンマー人と面談をして人選をするところまで一貫して対応することが私の業務内容でした。
――ミャンマーにはどれくらいの期間滞在されていましたか。
実際にミャンマーに滞在していた期間は、1年程度です。新型コロナウイルスの影響で帰国せざるをえない状況となってしまったためです。ミャンマーの医療機関は、まだまだ発達していない状態だったため、現地に残ることが難しい状況でした。その後、帰国してから約1年間リモートで仕事をしていました。
――社会人3年目というタイミングで転職しようと考えるきっかけは何でしたか。
転職を考えるようになったきっかけは、主に2つあります。
1つ目は、自分の成長の頭打ちを感じたことです。私が前職に入社した背景は、人のためにいろいろやりたいと考えたことでした。そのためには、自分が成長しなければならないと思い、自分が成長できる環境を選びました。最初の1年間は刺激ばかりで、毎日が学びの連続でした。しかし、ミャンマーから帰国してからは刺激が減り、どうしても成長の頭打ちを感じるようになりました。
2つ目は、一気通貫した支援が難しいビジネスモデルだったことです。私としては、実際に自分が支援したミャンマー人が日本に来た後の稼働もずっと自分が支援したいと思っていました。しかし、ビジネスモデルの関係上、どうしても日本へ送り出した後の支援が難しく、自分のしたいことと現実の乖離が生まれました。
リモートで仕事をするようになって1年が経過したことと、ミャンマーでクーデターが起こり、しばらくはミャンマーへ戻れない状況になったのをきっかけに転職を考え始めました。
――ビジネスモデル上の課題感は何だったのか、当時の状況を教えていただけますか。
支援しているミャンマー人は、ミャンマーから日本に来ているので、ミャンマーと日本を私が行き来しながら支援するわけにはいきませんでした。例えば、日本で年間300人を私が支援するとなった場合でも、並行してミャンマー側の仕事があるため、その300人を日本でずっと付きっきりで支援できるわけではありません。
さらにその中で、別の人と面談をして、アサインを行うという業務もあり、両方の業務はかなりボリュームがありました。日本で支援している300人のうち50人が何らかのトラブルや課題感を抱えている状態となっても、なかなか対応ができず、伴走ができないこともありました。そのような背景もあり、日本には日本の専門の部隊がいて、役割や業務内容を分担して住み分けをしていました。
そのため、なかなか最後まで支援することができず、やりたいことができないもどかしさや、難しさを感じていました。
漠然とした不安を抱えながら転職活動を開始、エージェントに期待していたこととは
――当時、転職活動を進めていく上での不安などはありましたか。
日本で働いた経験がなかったので、日本で働くということがどういうことかわかりませんでした。日本の転職市場の市況観というところも全然把握していませんでした。
どのように転職活動を進めるべきなのか、どのように振る舞ったら結果がついてくるのか、全体の見通しが全くついていませんでした。それが、一番不安なところでした。
―― 私がお会いした時はすでに選考などを進めていましたか。
具体的な数は覚えていませんが、別のエージェントさんにもお世話になっていて、そこで数社選考が進んでいました。
―― すでに選考が進んでいた中で、最初の面談で「行くべき企業はそこではないですよ」と私からお伝えしたと思います。そんなことを初回のお電話で言われて驚かれたと思うのですが、それでも私を選んでいただいた理由や決め手はありましたか。
高木さんにお願いしたいと思った理由は2つあります。高木さんがおっしゃったように開始20分くらいで「そこはだめです。そんなところに行ってはだめですよ」と言われたことを今でも覚えています。その時に、この人は本当に自分のためを思って言ってくれていると思え、信頼できると感じたのが1つです。
もう1つは、最初の電話面談は1時間でしたが、その1時間の内容が自分の中ですごく濃いものだったことです。私は、方向性を決めたり、言語化をしたりすることがすごく苦手なので、その自分のモヤッとした気持ちを1時間くらいで言語化していただいた時間はとても有意義で、印象に残りました。
このまま高木さんにご支援をお願いしたいという気持ちが強かったです。
―― 当時を振り返ってみて、エージェントに期待していたことはありますか。
期待していたことは、選考対策、言語化、本当にやりたいことを見つける手助けをしてほしい、の3つでした。また、日本で働くことのイメージが湧かず、漠然と不安に思っていたので、そのあたりの支援をしてほし思っていました。
不安な部分や不明瞭の部分はしっかりと明確化していくお手伝いをしていただき、選考対策の部分でも丁寧な対応でした。
いつでも返信が早く、手厚く支援していただき、期待値とのギャップもなく、本当にありがたかったです。
――転職活動を進めていく中での面談で、自分の強みや新たな価値観など、何か気づきはありましたか。
自分のやりたいことの価値観が言語化できたことで、自分のやりがいや価値観を明確化できたことが自分の中で嬉しく、大きな気づきでした。
新卒の頃の軸は、「人のために何かをしたい」ということは思っていたものの、少しもやっとしていた部分がありました。具体的なことが見えていない状態でしたが、高木さんと面談を何回か重ねていくうちに言語化ができ、「自分が関わることで他者の成長や次のステップに行く機会を作ること」「あくまでも自分が関わることが起点となってその人が成長する、次のステップに進むことができること」に自分はすごくやりがいや価値観を感じていることが明確化できました。
実際に、その価値観は現職のみらいワークスでも生きています。みらいワークスのビジネスモデルはクライアント開拓をして商談を行い、コンサルティングのような入り方をして、「こういった方がいますよ」というところで、人材側も口説くという両面でやっています。稼働している間は、月に1回以上直接クライアントのコンサルタントの方と会話をしているので、そこも見れます。
プロジェクトの中でその人のキャリアがどんどんいい方に向かっていくところまで支援できるのは、自分の価値観に非常に合っていると思います。
思い描いていた一貫した支援ができる環境で刺激あふれる日々
――いろいろな選択肢がある中でみらいワークス社に縁があって決められましたが、最終的にみらいワークス社に決めた理由はなんでしたか。
先ほどもお伝えした通り、ビジネスモデルに魅力を感じたからです。クライアント開拓から自分で行い、クライアントの課題から「こういうプロジェクトにしましょう」とプロジェクト化をしたり、社員が不足している場合は、採用の要件定義や構想を形にしたりと、課題解決の方法はさまざまです。最後まで支援できるところに何よりも魅力を感じました。
また、システム系からM&A系から人事周りやマーケティング系などは領域関係なく、その道のプロと一対一で話をする機会も多く、自分の知見と経験という部分の成長はすごくできそうだということは入る前から思っていました。面接のときから「本当に大変だよ」と言われ、逆にそれが僕にとっての決め手になった感じです。
入社して1年2ヶ月経ちますが、今でも毎日成長できているという実感があります。
――現在はどのような仕事をやっていますか。
主に、クライアントを獲得して案件を進めることと、人選から採用、採用後のトラブル対応やフォローを行っています。
具体的には、まず1つ目の業務がクライアントを取ってきてそれを形にするところです。
ほぼ新規のところから入って、信頼関係を構築し、案件をもらうことがファーストステップです。案件が出てくることは少なく、大手事業会社などでいろいろな新規事業立ち上げのプロジェクトやシステム刷新のプロジェクトが動いているところがあるので、面談や打ち合わせを入れてそこの情報を仕入れて、課題感の深掘りをします。「現状はどんな感じですか?」「それであれば、この課題に対して、こういった人間がバックグラウンドに必要ですよね」という提案をします。「人材を紹介してくださいよ」というところまで持って行くというところが仕事です。
2つ目は、候補者側の人選です。みらいワークス(フリーコンサルタント.jp)の登録者は今、1万6000人くらいです。その中からぴったりなスキルや志向性に合った人をマッチングします。その後、マッチする人に案件の紹介を行い、企業が求めている人材要件や条件と単価感も含めて調整をします。その後、クライアント企業側と候補者の顔合わせや面談などの擦り合わせなどの手配対応です。擦り合わせと言いつつ、面接に近い形なので、落とされるというケースもあります。
一番の問題はクライアントの予算がなかなか取れないことで、上のレイヤーの人に同席してもらうなど工夫が必要な場合も多く、私の中ではかなり大変なポイントです。
そして3つ目の業務が、稼働後のフォローです。外部の人がいきなり入り、業務を行うため、一定数のトラブルが発生します。稼働時間が合わなかったり、人事制度の改革が急に行われたりとさまざまですが、この辺りの対応・調整も業務の1つです。
――現在はどのようなモチベーションで仕事と向き合っていますか。
今のモチベーションとしては、自分の仕事の出来1つで人の人生や会社の道が変わっていくところに関われる面白さです。もちろん、責任感などもある仕事ですが、自分の手触り感や前職を辞めたきっかけでもある人の成長に関わっている感じがあって、それが自分の業務のモチベーションになっています。
――それでは最後に今後のキャリア目標について教えてください。
30歳くらいまでに社内のリーダー層になれるような実力をつけておきたいです。ただ仕事ができればリーダーになれるというわけではないので、マネジメント能力や社内調整などの交通整備もできるようになる必要があります。
まずは社内でリーダーになることができれば、総合的な能力を身につけることができたということになり、おそらくどこでも通用するようになると思います。そういった実力をつけていくという定性的な目標が1つあります。
定量的な目標としては、自分自身の数字を出すことです。営業なので、数字を出さないのは意味がありません。KPIが粗利数と契約数で、現職は月ごとにその数字が出るので、まずはそこで毎回トップになることをコンスタントに続けることが定量的な目標です。
現時点では、単月でMVPを取ることはありますが、達成までの道のりは大変そうです。人の3倍、5倍の案件を進めるとその分トラブルも起きますし、契約周りも発生して全然動けないなんてこともあり、数字にかなり波があります。今の自分の課題は安定して結果をどう出していくかというところかなと思います。
―― これからのさらなるご活躍を楽しみにしております。本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。
ASSIGN
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