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メガバンクから急成長SaaS企業へ。「これまで自分のやりたいことに真正面から向き合ってこなかったのかもしれない。」気が付いた先に見えた新たな選択肢

右:株式会社LegalForce 岡田 滉平様
左:株式会社アサイン シニアエージェント 長谷川 翔

メガバンクの一部門において新システム導入などを担い、順調にキャリアを進んでいた岡田さん。

就労時間の長期化や終身雇用の崩壊など時代の変化に伴う「キャリア形成の重要性」を認識し、転職を決意。

今後のキャリアで大切にしたいものは何か、再認識した価値観を軸に未経験分野への転職に成功されました。

 岡田さんの学生時代から転職活動、現在のご活躍までお話をおうかがいしました。

「物事を定量的に捉える力を高めたい」学生時代に感じたことからメガバンクへ

–まずは前職に関しておうかがいできたらと思います。どういった経緯で前職のメガバンクにご入行をされたのでしょうか。

高校生ぐらいのときから、漠然と数字を扱う仕事に興味がありました。

将来、自分が社会人になったときは、そういった日常の業務の中で数字を頻繁に取り扱う仕事に自分も身を置くことで「物事を定量的に捉える力を一層高めることができるのではないか」という思いが、ずっと昔からありました。

数字を取り扱う仕事に就くためには、数学を取り扱うような学部・学科に進学しなきゃいけないとか、そういったことを何となく考えていました。

そのような中で、高校時代から金融業界ではお客さまの業績をさまざまな角度で分析し支援していくような仕事のイメージを持っていて面白そうだなと思っていたんです。結局、大学に入ってもその思いは変わらずに、金融業界を志望することとなりました。

就職活動時に重視していたことは、「数字を扱う仕事」に加えて、「自分が仲介役となりお客様に価値提供ができる仕事」という2点です。

大学時代のアルバイト経験から、人との関わりのなかで、自分が価値を発揮できることに喜びややりがいを感じていたからです。

そういう意味でいうと銀行は、先述の条件を満たしているだけではなく、幅広いソリューションを通してお客様に貢献できる仕事だと感じました。メガバンクは、特に保有している大量のデータの活用や最新のIT技術を生かせる分野や高度なファイナンスの知識が求められるような分野など、さまざまな側面から数字を取り扱う経験を積める環境があると考えていました。

–なぜ入行したメガバンクに決められたのでしょうか。

前職の銀行に入行する決め手となったのは、就職活動中に3メガバンクの説明会や面談などのイベントに参加する中で、、若いうちからさまざまな部署に配属されるチャンスがあり、かつ裁量を持ってチャレンジできる環境がありそうだという印象を最も受けたことです。

 具体的には、就職活動中にお会いした前職の先輩行員の方々が、法人営業、本部の企画、高度なファイナンス知識を求められる部署など、さまざまな領域で裁量をもって生き生きと活躍されているように見受けられたんです。

このような環境で自身も若いうちから活躍したいと思い、入行を決めました。

–ありがとうございます。それでは、前職での業務内容についてもお伺いします。

私は、窓口業務や法人営業、そして海外の銀行への出向など、入行4年のうちに複数の部署を経験させてもらいました。帰国後から転職するまでは、本部の企画部門にいました。

どのようなミッションを基に、海外には行かれていたのですか。

日本の銀行よりもスタートアップ企業との協業やデジタル技術の活用が進んでいるとされている欧米の銀行の取り組みを吸収することがミッションであったと考えています。私は現地の銀行の、フィンテックスタートアップ企業と協業を推進する部署に出向しました。

そこで、自部署や協力会社が運営するイベントへの参加、スタートアップ企業との協業事業の広報活動をサポート、対外向け出版物の作成などを担当していました。

こういった業務を通して、先進的な外資銀行の取り組みについて学ぶことができたと感じています。

帰国後配属された本部の企画部署では、銀行における一部門の統括部署として、その部門に所属する部署の業務推進を担当していました。

部門に所属する部署の業務効率化を目的としたシステム導入の検討や、国内外の為替収益拡大のための企画の推進などです。

順調なキャリアの中で感じた若手銀行員としての課題感

岡田さんは若手や同期の中でも、相当ご活躍されていたと思うのですが、そのなかで感じたキャリアにおける課題感というのは、どんなものがありましたか。

大前提として強調しておきたいのは、前職に対して不安や不満があったわけではありません。

入行前のイメージ通り、若い年次にもかかわらず責任のある仕事を任せていただきましたし、このまま銀行でキャリアを歩んでも「幸せなのだろうな」という思いは少なからずありました。

一方で、キャリアを取り巻く環境が刻々と変化していることも肌で感じていました。

環境変化の激しい時代を生きていくなかで、従来と同じスピード感でキャリアを重ねることが最適なのだろうかと不安を抱くようになりました。

さらに、就労期間が今後ますます長期化していくことが想定されるので、これまで一般的とされてきた同じ会社でずっと働き続けるということが現実的に難しくなるのではないかと考えていました。

銀行が置かれている状況に対する不安感は感じられていましたか。

個人的には、今後、金融業界が厳しくなるといった業界に対する不安感は特になかったです。

一方で、これまでのビジネスパーソンにおいて一般的とされているキャリアのスピード感と今後ビジネスパーソンに期待されるキャリアのスピード感にギャップが生まれつつあると感じ始めていました。

このギャップが広がっていく可能性を考えると、会社の規模にかかわらず、なるべく早い段階で会社の意思決定に関わる経験を積むことができるポジションに身を置きたいと考えるようになりました。

キャリアに関する外部環境の変化に対応するために、前職の銀行でさまざまな取り組みが実施されていることは認識していました。

ただ、そういった取り組みが組織全体に浸透するには時間がかかると想定され、自身の年齢をふまえると待つ余裕はないと考え、転職も視野に入れるようになりました。

転職を決意したトリガーとは

–先ほどとも重複する質問になるのですが、さまざまな課題を感じるなかで転職活動を後押しした一番の要因は何でしたか。

前職時代に、関係者間で合意がなされた段階の案件を、背景を十分に把握できず引き継いだことがありました。

引き継いだ段階で完了期限が1,2週間後に迫っていたため、必死に取り組みなんとか完了させたものの、ふと後からそのときのことを振り返ったときに「あの案件は本当に誰かのためになったのだろうか」という疑問が湧いてきました。

自身のキャリアを考えたときに、今の私の年齢においては、案件の大小によらず、手触り感を持ちながら、関係者と様々な案件を進める経験を積んだ方がいいのではないかと考え、転職活動をスタートしました。

転職活動を通じて価値観を再認識

–次に、転職活動についてお伺いします。まず転職活動を始めるにあたって、岡田さんのなかで不安に感じていることはありましたか。

「何だかんだ今の方が幸せかもしれない」という思いが何度もよぎり、不安を感じていました。

転職活動の進め方が分からないという不安はもちろん、率直にいうと自分の市場価値の心配もありました。

「大企業にいるからこそ自分の価値が最大化され、これだけの待遇を得られるけど、実際にはどうなのか」という心配です。

そうですよね。大手企業から転職を決意するのは何を成し遂げたいかが明確でないと、条件面含めて不安があると思います。岡田さんは転職活動を通じて、ご自身のキャリアに加え、価値観などに対して何か気づきはございましたか。

これまで「自分のやりたいことに真正面から向き合ってこなかった」ということに気づきました。

転職活動中に改めて自身のことを考えたときに、知らない間に、自身の経歴や背景から、「自分はこうあるべき」や「自分にとってこれが正解だ」といった固定観念を持ってしまっていたと感じました。

長谷川さんにサポートいただいたこの転職活動を通じて、自身が興味を持った道に思い切って進んでみるのは決して悪いことではないのだと思うことができました。 この思いを持つことができたのは、私にとって大きなことだと考えています。

–ありがとうございます。岡田さんをご支援させていただくなかで、すごく印象的なやり取りがあって。「これまでのご経験で一番やりがいを感じたのは、どのような時でしたか」と質問をしたことを覚えていますか。

覚えています。確か、学生時代のアルバイトだとお伝えしました。

–他大学の学生や主婦などさまざまな人たちと、組織を前に進めていくことがすごく面白かったとおっしゃっていましたよね。前職の銀行で難易度の高い仕事を任されていらっしゃったので、そういったお話が出てくるのかと思ったのですが、すごく意外でした。そのエピソードだけではないですが、岡田さんのスタイルとして人を巻き込みながら結果に向かっていくということに長けている方だと思い、それを軸として転職先もご提案させていただきました。

長谷川さんに、そこが私の強みと気づかせていただき、仕事で活かすべきだと教えてくださったことが非常に有難かったです。現職ではそういった私の強みが活きるポジションだと感じることがあります。

最終的な意思決定の決め手は

–岡田さんは応募した企業のほぼ全ての企業からオファーを受けていましたよね。最終的に転職先を決めた判断軸を教えてください。

「自分が自分らしくいられる」という点です。転職活動を通じて、価値観が整理されたからこその感覚だと思います。

現職の面接では、回数を重ねるほど自分の言葉で素直な思いを話すことができたと感じていました。

また、面接を通じて、現職が私の強みを一番活かせる環境なのではないかと感じていました。最終的には、これまでの経験とは異なる新しい領域に挑戦してみたいという思いから、現職で働くことに決意しました。

現職は、IT×SaaSのリーガルテックに属する、スタートアップ企業です。

LegalForce拡大フェーズを支える営業戦略組織での活動

–なるほど、ありがとうございます。それでは、現職であるLegalForce社でのご活躍についてもお伺いします。業務内容について簡単に教えていただけますか。

現在、私は「営業・マーケティング戦略部」に所属しています。

営業・マーケティング戦略部は、営業組織における戦略策定、営業推進施策の立案や実行、業務オペレーションの改善といった業務を担当する組織です。

私は、営業・マーケティング戦略部の中で、営業組織の見込管理や目標設計方法の検討など営業推進関連業務を主に担当しています。

例えば、ある月の実績見込に関する試算結果と目標の間のギャップを把握し、そのギャップを埋めるための施策を営業組織と一緒に検討したり、各営業組織が売上を最大化できるためのKPI管理などを行っています。

組織が急速に拡大しているがゆえに、課題や整備すべき事項は多くあり、それらを着実に解決することを求められる非常にチャレンジングな環境だと感じています。

–ありがとうございます。とてもいい経験をされていますね。挑戦の側面が大きいご転職だったと思います。前職でのご経験が活きていると感じる点はありますか。

正直なところ、前職での経験が活きていると感じることはあまり多くはないです。

基本的に、ほぼ全ての業務が初めて取り組むことなので、日々なんとか食らいついているような状態です。

強いて挙げるとすれば、前職において多くの関係者の間に立って調整した経験は、現職においても役立っていると思います。

–ご自身の得意なところとか、価値観に沿った意思決定をされて今に至ると思うのですが、実際に働いてみた感想はいかがですか。

現職では、熟考しながら前職以上にスピーディーなアクションが求められます。入社前から、なんとなくイメージはしていたものの、想像以上でした。

前職では、組織規模が大きく、ある物事を進めるためには上司や関係部署と相談しながら、影響範囲を明らかにすることが重視されます。一方、現職では、目標達成のためにいかに早く実行に移すかを重視している印象があり、必要最小限の影響範囲の特定ができたらまずやってみて、課題が出てきたら走りながら解決していく方法をとることが多いです。

前職とは物事を進めていく際の考え方が異なるので、転職した当初は戸惑いました。

今でもこの思考が完全に身に付けているわけではないので、日々大変だと感じる一方で、今のように常に思考しながらスピード感をもって色々な物事を着実に前に進めていく経験を20代のうちにできることは、30代以降の資産になると考えています。

そのため、まずは何でもやってみるという挑戦心を大切にしながら、業務に臨んでいます。このような意識は、現職に転職したからこそ得られたものだと感じています。

たとえ、何かに挑戦して失敗したとしても、その行為自体を否定するのではなく、失敗を今後の業務に活かすためのフィードバックを受けることができるので、非常にいい環境だと思っています。

さらなるキャリアアップを目指して

–少し先のこともお伺いしたいと思います。転職して少し時間が経ったからこそ考えられることもあると思いますが、今後どんなことにチャレンジしていきたいですか。

現時点では、営業組織に加え、全社的な経営戦略にも関与できるようになりたいという思いがあります。

具体的には、現在、営業組織における成果の最大化を達成するという担当領域を拡げ、より抽象度の高いテーマも担当できるようになりたいと考えています。

そのためにも、まずは、現在の自身の担当業務で営業組織に貢献したいと思っています。そして、将来的には、チャレンジの幅を拡げていきたいと考えています。

–もちろん難易度の高い業務ですけれども、大きな裁量の元、自分の頭を使って、かつ多くの方から刺激を受けられる環境が素晴らしいですね。

そうですね。常に自発的に学び、多くのことを吸収していく必要があると感じています。将来、自身がやりたいことを考えながら、目の前の仕事に打ち込めることは非常に楽しく、転職をしてよかったと感じる瞬間です。

–35歳までに、いわゆる営業企画よりも上流の経営企画や事業開発に携われると非常に良い経験が積めると思いますので、社内での動き方などまたご相談いただければと思います。

ありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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