転職時の自己分析のやり方を6つのステップで徹底解説。自己分析の注意点も

転職時の自己分析のやり方を6つのステップで徹底解説。自己分析の注意点も

転職時、履歴書や職務経歴書の作成、面接の場面で明瞭に自分を表現するためには、自己分析が欠かせません。

自分の長所や短所、スキルを改めて理解するきっかけとなり、自己アピール力を最大化できます。

また、今後のキャリアやライフプランまで明確に落とし込むことで、転職先でのミスマッチを防げます。

本記事では、改めて転職時に自己分析が必要な理由、そして自己分析のやり方を6つのステップで解説します。

なぜ転職時に自己分析が必要なの

売り手(転職者)が買い手(採用側)に対して、自分という商品の魅力・価値・将来性を最大限アピールするためには、まず自分という人間を深く理解しなければなりません。

さまざまな転職者が肩を並べる中「自分は他者とどう異なるのか」「どのような強みがあるのか」「どう貢献できるのか」を発信するためには、自己分析による客観的評価が必要になります。

自分の性格・経歴・スキル・キャリア・理想の働き方・ライフプランを棚卸しすれば、改めて自分の適性を理解でき、転職先の選定もスムーズです。

このように自己分析を進めることで「自分の市場価値の最大化」「適性の把握」「転職先へのミスマッチ防止」などさまざまなメリットがあります。

転職時の自己分析の考え方

面接

転職における自己分析は、応募書類の作成や、面接で自分の市場価値を最大化でき「転職する意味はあるのか」「どんな会社でどのようなキャリアを歩むのか」という将来の方向性を知るための指針です。

「自分は何をやりたいのか」「自分はどのようなスキルを保有しているのか」「転職先からの期待にどうこたえるのか」など、より深く知るための良い機会だと捉え、転職活動のもっとも初めに十分な時間を投下してください。

参考までに、以下が自己分析によって実現できる主な項目です。

  • 自身の価値観の把握
  • 強みや弱みの理解
  • これまで気づいていなかったスキルの発見
  • エピソードに基づいた志望動機の作成
  • キャリアプランを再定義
  • 転職の必要性を再確認

このように、今後の指針をきちんと定めるためにも、自己分析は必須です。

転職時の自己分析のやり方を6ステップで解説

転職活動

ここでは、実際に転職時の自己分析のやり方を6ステップで解説します。

  • ステップ①:自分の性格について分析する
  • ステップ②:キャリアとスキルを棚卸しする
  • ステップ③:自分の価値観を客観的に見る
  • ステップ④:将来の目標やキャリアを描く
  • ステップ⑤:自分の強みを言語化する
  • ステップ⑥:転職する目的を明確にする

ステップ①から具体的にご紹介します。

ステップ①:自分の性格について分析する

自己分析を進めるにあたり、まずはじめに幼少期の経験から、現在に至るまで性格を裏付けた要因を抽出してください。

人間の人格形成に大きな影響を与える幼少期は、あなたの現在のベースが作り上げられています。

記憶が定かではないという場合には、家族に聞くまたはアルバム等を参考に、どのような幼少期を過ごしたのか書き出してください。

ポイントとしては、履歴書や職務経歴書の作成、面接時にあなたの人格を詳細にアピールできるよう、エピソードがある場合はそれも含めて書き出すことです。

あなたの性格が反映されやすいエピソードの一例を書き出しましたので、参考にしてください。

  • 育った環境
  • 幼少期の思い出
  • 部活動やサークル活動
  • 得意科目や専攻分野
  • 学級委員での活動
  • 表彰された経験
  • ボランティア活動
  • 趣味
  • インターンシップの状況
  • アルバイトの経験
  • 前職での経験

こういった事柄を参考に「穏やか」「野心的」「責任感」「独創性」など、あなたの性格を分析します。

分析した性格は、自己PRなどであなたの人柄をアピールするため、エピソードとともに活用します。

なお、自分を裏付ける性格が把握しづらい場合は、ストレングスファインダーを活用するのも1つです。

ストレングスファインダーでは、人間が生まれつき持ち合わせている資質を34に分類され、それぞれが持つ強みを知ることができます。

ストレングスファインダーで提示された資質を目安に、エピソードなどと紐付け活用してください。

ステップ②:キャリアとスキルを棚卸しす

ステップ①であなたの性格を把握でき、性格を裏付けたエピソードも整理できました。

次に、あなたが歩んだキャリアとスキルの棚卸しを進めます。

スキルやキャリアを棚卸しすることで、自分の適性が可視化され、どのような職種・業種・企業であなたの能力が最大限に発揮されるのか明確になります。

また、履歴書や職務経歴書、面接時にアピールすべきポイントが整理され、自身の強みやそれを証明するエピソードが集められます。

まずは、経験したキャリアやスキルを一通り洗い出し、1つずつ「業務において工夫した点」「仕事の実績」を深掘りします。

スキルやキャリアの棚卸しの目安として以下も参考にしてください。

【職歴】

  • どのような職種を経験したか
  • 職種ごとにどのような業務やプロジェクトを担当したか
  • 印象に残る仕事はあるか
  • 業務上で喜びややりがいを感じる瞬間はどんなときか

【スキル】

  • 入社後に覚えたスキルにはどのようなものがあるか
  • 仕事以外に習得したスキルはあるか
  • 日頃から自己啓発や能力開発に力を入れているか
  • 仕事上、あなたが最も詳しいスキルや分野は

【経験】

  • 主にどのような人たちとかかわってきたか
  • 社外・社内でのコミュニケーションは
  • 大きな喜びややりがいを得た経験は

【実績】

  • どのような実績を保有しているか
  • 事業所や全社で良い成績をおさめた経験はあるか
  • 会社でなにか表彰された経験はあるか

上記項目を参考に、その状況でのエピソードも思い浮かべながら、スキルやキャリアの棚卸しを進めてください。

ステップ③:自分の価値観を客観的に見る

ステップ②でスキルやキャリアの棚卸しが終了しました。次に、自分の価値観を把握します。

自分がもともと所有している特性や、価値観を見つめ直すことで、今後どのようなキャリアを歩みたいか、どのような働き方を希望しているかが鮮明になります。

目先の転職だけでなく、改めて将来設計を進める上でも重要です。

しかし、自分の価値観を客観視することはなかなか難しいものです。必要に応じて、家族・友人・知人などから意見をもらい、より第三者目線で価値観を深掘りすることをおすすめします。

価値観を客観視するための、参考となる項目は以下の通りです。

  • 周囲からどのような人物だと思われているか
  • 人とどのようにコミュニケーションをはかるか
  • 仕事中において喜びややりがいを感じる状況は
  • 仕事中において苦痛やストレスを感じる状況は
  • 仕事中においてあなたが大切にしているポリシーはあるか
  • 自分が憧れるビジネスパーソンはいるか

上記項目を深掘りすると、価値観を客観的に考察できます。

ステップ④:将来の目標やキャリアを描く

ステップ③までのプロセスによって、将来のキャリアを描くための判断材料が揃いました。

次に、あなたが将来歩みたいキャリアを想像します。

この時点で、あなたの将来像が見える化しますので、転職先選びや転職先のミスマッチ防止にも貢献します。

以下の項目も参考に、将来の目標やキャリアを決定してください。

  • 今後どのようなスキルを伸ばしたいか
  • 今後どのようなスキルを活かしたいか
  • どのようなやりがいや喜びを重視して働きたいか
  • どのようなポリシーを大切に働きたいか
  • 将来あなたが理想とする人物像は

以上の項目を整理しておくことで、自分の志向にマッチする転職先が見つかりやすくなります。

ステップ⑤:自分の強みを言語化する

ステップ①〜③を整理したことで、ある程度自分の強みが見える化したはずです。

ここでは、書き出したこれまでの経験をもとに、あなたの強みを言語化します。

強みを言語化しておくことで、履歴書や職務経歴書の作成、面接時にキーワードと紐づいたエピソードを訴求できるメリットがあり、自分の市場価値を限られた時間の中で最大限アピール可能です。

たとえば、あなたが「顧客満足度で社内2位の成績を獲得した」という強みを保有しているなら「お客様への提案力」や「継続力」「課題解決力」などが強みに該当するかもしれません。

このように、一言であなたの強みを示すキーワードをあらかじめ決めておくと、あなたの市場価値が採用担当者側に明確に伝わります。

言語化について、どうキーワードを抽出して良いかわからない場合は、以下も参考にしてください。

【性格・人格】

  • 決断力
  • 忍耐力
  • 継続力
  • 粘り強さ
  • 実行力
  • 挑戦心・チャレンジ精神
  • 対応力
  • 責任感
  • 使命感

【周囲】

  • 親しみやすさ
  • 気配り
  • 素直さ
  • 誠実さ
  • 真面目さ
  • プレゼン力
  • 理解力
  • 交渉力 ・調整力
  • 傾聴力

【業務】

  • 課題解決力
  • 課題発見力
  • 計画力
  • 正確性
  • 文章作成力
  • 計算能力
  • ロジカルシンキング
  • 提案力

ステップ⑥:転職する目的を明確にする

最後にここまで抽出した自己分析の結果をもとに、改めて転職の目的を明確にします。

転職では給与や待遇面を重視する方もいれば、今後のキャリアや働き方を重視する方もおり、その目的も人それぞれです。

ステップ①〜⑤の内容をもとに、転職の目的に落とし込みます。

自己分析開始前は「給与が低い」ため転職を考えていた場合でも、自己分析を進めるプロセスで「人材として適性な評価を受けていない」と気づき、当初の目的が変化する可能性もあります。

この場合なら、単に給与が低いから転職するのではなく、複数のスキルを高く評価してもらえるポジションへ転職したいなどになります。

最後にもう一度、転職の目的を整理することで転職先とのミスマッチを防げ、あなたの理想の働き方に近づきます。

転職時の自己分析をする際の注意

ここでは、転職時の自己分析をする際の注意点について共有いたします。

ネガティブな表現を変換する

自己分析を進める中で、たとえば自分の短所など思わずネガティブな表現を使用してしまう場合があります。

履歴書や職務経歴書の作成、面接の場合、ほんのささいな言葉使いによって、あなたが採用担当者へ与える印象が変わります。

ネガティブをポジティブな表現へ変換し前向きなメッセージが伝わるよう努力してください。

【例】

短所:企画会議などで周囲の意見に流されやすい

言い換え:他人の意見に傾聴し、よく考察できる

上記のように、短所のままで表現してしまうと「自分の意見を主張できない」人材だと誤解を受けやすいですが、言い換え表現では他人の意見も検討した上で、自分の意見も主張できるという印象をもたれます。

このようにちょっとした表現の違いですが、もたれる印象は大きく変わるため注意してください。

凡庸な表現をさけ言い回しを工夫する

自己分析で抽出した自分の強みですが、多くのライバルが肩を並べている状況では、他の応募者と似通ってしまう表現は避けていく必要があります。

あなたの市場価値が最大限発揮されるよう、凡庸な表現を避けた言い回しに変換してください。

【例】

凡庸な表現:お客様への提案力に優れています

言い換え:顧客満足度社内2位の成績を獲得し提案力に自信があります

凡庸な表現ではお客様への提案力がどのように優れているか判断できず、抽象的な表現にとどまっています。

しかし、言い換え表現では「顧客満足度社内2位」という具体的な実績を付け加えたことで、表現自体にインパクトが加わり、提案内容を知りたいという心理的欲求をかき立てます。

ほんのわずかな違いですが、あなたならではの表現に工夫し、あなたの持つ強みを最大限に活かしてください。

転職時の自己分析におすすめのツール

客観的に自分を深く知る自己分析ですが、自分だけではなかなか難しい場合には、自己分析ツールを活用するのも1つです。

自己分析におすすめのツールをご紹介します。

エニアグラム

エニアグラムは、人間が生まれつき持ち合わせている資質を、以下9つのタイプに分類した性格分類学です。

  • 完全主義者
  • 献身家
  • 達成者
  • 芸術家
  • 観察者
  • 堅実家
  • 楽天家
  • 統率者
  • 調停者

それぞれの分類に応じて、あなたの持つ思考、行動、強みや苦手なことを理解できます。

自己分析においては、性格や価値観、長所や短所について知るためのきっかけとなり、客観的な目線での自己分析を補えます。

エニアグラムは、ギリシャ語に由来し「エニア=9つ」、「グラム=図」を意味します。

1,960年代に誕生し、1970年代にはアメリカで精神医学や心理学の研究者が、理論を発展させました。

新しい人間学、心理学として世界各国に広まり、AmazonやGoogleなどの海外企業でも導入されていると言われています。

ストレングスファインダー

本文中でも紹介しましたが、ストレングスファインダーは、アメリカのギャラップ社が開発した、人の強みや資質を見つけ出すツールです。

強み研究の第一人者である「ドン・クリフトン」博士が提唱している「自分の弱みを改善するよりも、自分の強みに意識を向けそれを活かすことで最大の能力を発揮する」という考えに基づき、開発されています。

エニアグラムは性格分類学ですが、ストレングスファインダーは自分の強みの源泉となる資質を見える化するツールです。

ストレングスファインダーの受験方法は、書籍やアカウントの購入のほかに、アプリでもリリースされています。

自分の資質について、より深く理解するために活用するのも良い方法です。

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  • なぜこの企業か

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