転職面接の準備について。心構えから持参すべき物を解説
書類選考を通過すると、いよいよ一次面接へ進みます。しかし、慣れない転職活動においては面接時に何を準備すればよいのかわからず、在職中の面接であるほど忙しさから焦りが生まれます。
本記事では、転職希望者のスムーズな転職活動を後押しするため、面接時に準備する物や心構え、身だしなみを詳しくご紹介します。
書類選考を通過し、万全の対策で面接へ臨むためにも、ぜひ参考にしてください。
本記事を面接前に確認していただければ、事前準備の内容整理に役立ちます。
転職面接の準備は心構えから
あなたが応募先企業への転職を叶えたい目的や軸を、今一度明確にしてください。
一次面接では、履歴書や職務経歴書など応募書類との一貫性を面接官が判断します。そのため、応募書類と一次面接の主張に相違があると、転職の目的が伝わらず評価を得られません。
まずは、あなたが転職で重視したい目的について、もう一度整理し、応募先企業の求める人材であることをアピールしてください。
一次面接は、人事担当者が対応することがほとんで、応募者の経験や保有スキル、志望動機、転職理由、自己PRを中心に聞かれます。
「なぜ、その業界や企業へ志望するのか」「今後のキャリアをどう考えているのか」この2点を回答できるよう、事前の対策が必要です。
転職の目的に沿って、応募先へどのように転職を活かしていくのか、目的から逆算したぶれない道筋を伝えてください。
転職面接において準備すべき物
次に、転職面接に持参すべき持ち物について、基本的な6項目をご紹介します。万全の準備を進めることで、面接当日に慌てずに臨むことができます。ぜひ、参考にしてください。
A4資料が入るカバン
まずA4資料が入るカバンを用意してください。履歴書サイズには、A4(A3二つ折り)とB5(B4二つ折り)の2種類のサイズがあります。どちらの応募書類でも、ゆとりを持って持ち運ぶためにA4資料が入るカバンが必要です。
また、応募書類を持ち歩くためのカバンですが、応募先企業から会社案内などのパンフレットを受け取る場合もあります。そのようなケースにも対応するため、ゆとりを持ったカバンがおすすめです。
クリアファイル
クリアファイルは、応募書類を折りたたまず綺麗な状態のまま持ち運ぶ役割があり、応募先企業から受け取った資料を保管するためにも使用します。
資料を大切に持ち運ぶためにも、クリアファイルの持参は必須です。
履歴書や職務経歴書のコピー
意外と見落としがちなのが、履歴書や職務経歴書のコピーです。一次面接に臨む際は、すでに履歴書や職務経歴書を提出している状態ですので、事前にコピーを取っておきます。
コピーが必要な理由ですが、書類選考で提出した応募書類と一次面接での主張に相違が生まれないよう、事前確認のために使用します。
万が一、応募書類に記載した内容と相違が生まれれば、転職の軸や目的がぶれてしまい採用担当者からの評価を得られません。
このような状況に陥ることがないよう、書類選考前に応募書類のコピーを取ってください。自分が何を書いたのか改めて確認し、一次面接に臨むことで一貫した主張が可能です。
募集要項や会社案内などのコピー
募集要項や会社案内を事前にコピーしておくことで、面接中に疑問に感じた項目を直接面接官へ質問できます。
面接官への質問によって、応募先企業への入社意欲をアピールするきっかけにもつながるため、事前対策として募集要項や会社案内のコピーは重要です。
筆記用具
一次面接では、適正テストや筆記試験など筆記用具を使用する状況が考えられます。応募先企業に筆記用具の準備がないケースもあるため、必ず持参してください。
また、一次面接終了後に次の選考スケジュールが共有されることもあり、筆記用具だけでなくスケジュール帳の持参も必要です。
最低でもボールペン、シャーペン、鉛筆、消しゴム、スケジュール帳を準備してください。
腕時計
面接会場に時計が用意されていないケースも多く、待機中に時間を確認するためなどに使います。なお、面接中に時計を気にしてしまうと瞬時に面接官に見抜かれますので、ご注意ください。
また、時計のデザインについてはきらびやかな物ではなく、面接シーンに見合う落ち着いた腕時計を用意します。
ご紹介した6項目を整理して、一次面接に臨んでください。
転職面接の服装について
次に、転職面接に見合う服装についてご紹介します。面接時は「清潔感のある服装」「TPOを意識した服装」この2点を守ることが重要です。
男性、女性の面接に分けて最適な服装を解説します。
男性の場合
スーツ
黒やネイビー、ダークグレーなど無地で落ち着いたカラーを選択してください。特に中途採用面接の場合は、学生時代に着用したリクルートスーツだと若すぎる印象を与えます。
ビジネスパーソンとして相応しい落ち着いた品のあるスーツを選んでください。
なお、応募先企業によってビジネスカジュアルの指定がある場合は、ジャケットとパンツスタイルが基本です。
パンツはデニム素材ではなく、無難なチノパンを選択してください。
ワイシャツ
転職面接のワイシャツは、無地の白色が基本です。シワがなくクリーニングされたワイシャツであれば問題ありません。襟や袖口に皮脂汚れがあるなど、清潔感に影響がないよう面接前に確認が必要です。
また、近年はIT企業を中心にカジュアルな面接が浸透しつつありますが、ボタンに色がついているなど極端なデザインのワイシャツはよい印象を与えません。
スタンダードな白のワイシャツを選択してください。
ネクタイ
ネクタイは、スーツの色に合わせて、落ち着いたカラーのネクタイを選択します。間違っても、派手な色合いのカラーを選択することがないようご注意ください。
ベルト
用意したスーツに合う革製の落ち着いたデザインを選びます。基本的には茶色や黒で揃えるとよいです。なお、スーツの下に着用するものだからとバックルのデザインが派手な物を選ぶ方がいますが、これも相応しくありません。
カジュアルな物ではなく、ビジネスシーンでスタンダードなバックルを選択してください。
靴下
靴下は、黒か濃紺など落ち着いた無地タイプを選択します。
靴
靴は、ビジネス用の革靴一択であり、黒やこげ茶を選択します。明るい色や先の尖ったデザインは相応しくありませんので、ご注意ください。
なお、ビジネスパーソンにとって足元の美しさは仕事への姿勢を映し出す鏡であり、メンテナンスも重視したいところです。
腕時計
カジュアルな時計は避け、ビジネスで使える落ち着いたデザイン、革ベルト着用モデルなどを選ぶとよいです。
最近では、モバイル端末の普及により腕時計を持たない方が増えていますが、面接時には着用が望ましいです。
カバン
繰り返しになりますが応募書類のコピーや応募先企業のパンフレットなどを持ち運ぶため、ゆとりを確保したA4サイズのビジネス用カバンを持参してください。落ち着いた黒や茶色、ネイビーなどが無難です。
女性の場合
スーツ
女性の場合も、黒やネイビー、グレーを基本に派手すぎず落ち着いたスーツを選択してください。新卒時に使用したリクルートスーツだと若すぎる印象を与えてしまうため、中途面接に適した落ち着きのあるスーツがおすすめです。
なお、カジュアルスタイルでの面接の場合は、清潔感のあるブラウス、シャツ、カットソーにジャケットを合わせるスタイルが基本です。
ボトムス
ジャケットに合わせるボトムスは、膝丈のスカートもしくはパンツスタイルを選択してください。当然ですがミニスカートやスキニーパンツなどは面接には相応しくありません。
タイト過ぎず、適度にゆとりのあるボトムスを選択する必要があります。
インナー
シャツやブラウスなどは特に白でなければならない決まりはありませんが、面接時の服装ですので白や淡い水色、柄無しタイプが基本です。
ストライプが入ったタイプしか持ち合わせていない場合には、遠目にはわからない程度の控え目なカラーが望ましいです。清潔感を意識してインナーを選んでください。
ストッキング
ストッキングは、ナチュラルストッキングで装飾入りなどはNGです。
靴
黒のパンプスがベストです。こちらも男性と同様に、面接前には靴を磨き、汚れや傷が目立たないようにメンテナンスをしてください。
時計
時計についても、派手で目立ちすぎるデザインは避け、黒や茶色の革ベルトがついたものなど、ビジネスシーンに相応しい時計を選んでください。
カバン
履歴書や職務経歴書など応募書類のコピー、応募先企業のA4サイズの資料が入るビジネスバッグを選択してください。派手なデザイン、カラーは避けてあくまでビジネス用ですので、落ち着いたものがよいです。
なお、トートバッグやリュックは面接には適さないためご注意ください。
転職面接前によく聞かれる質問の回答を準備
転職面接では、持ち物や服装だけでなく、事前に面接の共通質問を整理しておくと、面接官からの質問に慌てることなく集中して面接に臨めます。
転職面接でよく聞かれる質問の回答については、以下記事をご覧ください。
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