ASSIGN MEDIA

集団面接だからこそ意識しておくべきこと

集団面接では、話す中身と同じくらい、他の学生がいる場での振る舞いが見られています。この記事では、評価を落とすNG例と、その場で使える立ち回りを示しました。

見られているのは対人力

集団面接は、大手メーカー、金融、商社などの一次面接で多く使われます。1回あたり学生3名から6名、一人の持ち時間は3分から5分ほどが目安です。

限られた時間で確かめているのは、組織の中でどう振る舞う人かという点です。経歴の中身だけが見られる場ではありません。

面接官は、あなたが話している間だけを見ているわけではないところです。他の人が話しているときの姿勢も同じように観察されています。

仕事の場面に置き換えると分かりやすいところです。自分の意見ばかり主張して人の話を聞かない人は、会議の生産性を下げます。

つまり集団面接は、他の人がいる場での聞く姿勢と時間感覚が見えやすい形式です。個人面接の延長だと考えていると、評価を落とします。

一次面接で使われることが多いため、通過率だけを見て軽く扱う人もいます。ただし、ここで落ちる理由の多くは経歴ではありません。

準備してきた内容を話し切れなかった、場に合わせられなかった。この2つが大半を占めます。

評価を落とす2つのNG例

選考のフィードバックには、繰り返し出てくる型が2つあります。

まず、話が長くなることです。

たとえば、こう話す場合です。「私が働いていたカフェは駅前にあって、客層はサラリーマンがメインで、席数は40席ほどありました。ある時ランチタイムにスタッフが急に休んでしまい、オーダーが20件ほど溜まって、お客様が怒り出して……」

状況説明だけで1分が過ぎています。要約する力が足りないと見られるうえ、他の学生の時間を奪った形にもなりかねません。

同じ経験でも、こう変えられます。「カフェのリーダーとして、欠員が出たときの混乱を優先順位の見直しで解決しました。30分以上お待たせしていた20組に提供時間の目安を伝え、スタッフの役割を分け直したところ、15分ほどで立て直せました」

結論と数字を先に置くと、状況が一瞬で伝わります。持ち時間の中で言い切れる形になっているかを、事前に確かめておきましょう。

話が長くなる原因はたいてい背景の説明にあり、席数や客層は聞かれてから答えれば足りる情報です。

最初に話すのは、自分が何をした人なのかという一点に絞っておきましょう。詳細は、面接官が興味を持てば必ず聞かれます。

もう1つが、前の人に合わせてしまうことです。

たとえば、こう話す場合です。「私も今の〇〇さんと同じで、サークルの幹事としてコミュニケーションを大事にしてきました。私も御社の人を大切にする社風に惹かれています」

同調しているだけで自分の考えが出てこないと、周囲に流される人ではないかという懸念が残ります。

前の人と同じ言葉を使うこと自体は問題ありません。その言葉が自分の経験から出たものかどうかが分かれ目です。

順番が後になるほど、この状況は起きやすくなります。先に話した人と重なることを前提に、準備しておきましょう。

同じ場面でも、こう変えられます。「〇〇さんがおっしゃった信頼関係の構築は、私もサークル運営で大事にしてきた点です。ただ私の場合は、衝突を恐れず本音を言い合うことが信頼につながると考え、不満を率直に話す合宿を企画しました」

共通点を認めたうえで、自分の視点の違いを出しています。この形なら、聞いていた姿勢と主体性の両方が伝わるはずです。

前の人の発言を否定する必要はなく、認めてから自分の話に移るだけで印象は変わります。

場面ごとの話の使い分け

集団面接では、前の人の発言によって話し方を変える必要が出てきます。1つのエピソードを、状況に応じて出し方を変える練習をしておきましょう。

ここでは「個別指導塾で校舎全体の指導案をまとめた経験」を例にします。

場面答え方
最初に問われた場合結論から役割を伝える(完了の目安=30秒で言い切れた)
前の人と内容が重なった場合共通点を認めてから視点の違いを出す(完了=相手の話を1文で受けられた)
深掘りされた場合具体的な行動を1つに絞って話す(完了=数字を1つ入れられた)
時間が押している場合結論と結果だけに削る(完了=15秒で話せた)

最初に問われた場合は、実績そのものより仕組みづくりの話に寄せましょう。「合格者を出した」ではなく「講師ごとのばらつきをなくすため、成功事例を言語化した共通のマニュアルを作った」と伝えるほうが、組織で働く姿が見えます。

時間を削られた場合の準備を飛ばす人が多いところです。面接官が巻き気味に進めている場面で長く話すと、それだけで評価が下がります。

同じ話を、30秒、1分、15秒の3つの長さで用意しておいてください。この準備があると、当日の判断が要らなくなります。

15秒版を用意しておくと、当日いちばん助かります。持ち時間が短い回や、進行が押している場面で使えるためです。

3つとも声に出して測ってみてください。頭の中で想定した長さと、実際に話した長さはかなりずれています。

内容が重なったときの対処

集団面接で最も多い不安が、前の人と話が重なる場面です。

言い直しを恐れる必要はありません。同じテーマでも、何を考えて何をしたかは人によって違います。

避けたい対応望ましい対応
前の人と同じ内容を、言葉だけ変えて繰り返す共通点を1文で認めてから、自分だけの判断や行動に話を移す

面接官が見ているのは、エピソードの珍しさではないところです。同じ状況で何を選んだのかが、その人らしさになります。

とっさに切り替えられるかは、準備の量で決まってきます。エピソードを2つ用意しておくと、当日の余裕が変わるはずです。

2本目のエピソードは、1本目と違う場面から選んでください。どちらもアルバイトの話だと、切り替えたことになりません。

学業、部活動、アルバイト、長期インターンなど、別の領域から用意しておくと安全です。

面接官が実際に見ている点

評価が分かれるのは、次の場面です。

  • 他の学生が話している間の表情とうなずき
  • 自分の番が終わった後の姿勢
  • 発言を求められたときの反応の速さ
  • 時間を守れているか

高く評価された学生には共通点があります。前の人の発言をメモしながら聞いていた姿勢を見て、「打ち合わせでも要点を拾える人だ」と受け取られた例もありました。

逆に評価が伸びない学生は、自分の番が終わると表情が緩んでいます。この切り替えは、思っている以上に見えているところです。

オンラインでの集団面接では、この差がさらに出ます。画面に全員が並ぶため、聞いている間の顔がずっと映り続けるからです。

うなずきも、対面より少し大きめのほうが伝わります。無表情のまま固まっていると、関心がないように受け取られてしまいます。

差がつくのも、この点を意識できているかどうかです。話す準備だけをしてきた場合とは、当日の印象が変わります。

集団面接対策の始め方

集団面接で隣に座る学生は、蹴落とす相手ではありません。一緒に場を作る相手だと捉えるだけで、振る舞いが変わってきます。

友人と交互にガクチカを話し、その様子をスマートフォンで録画してみましょう。

見返したら、相手が話しているときの自分の表情について感想を伝え合ってみてください。人が話している間の自分は、見返して初めて分かります。

このとき、自分が話す場面ではなく、聞いている場面を中心に見てください。集団面接で差がつくのは、そちらの時間のほうが長いためです。

1人で決めきれないなら、ASSIGNのエージェントに一度ぶつけてみることもできます。

ASSIGN

アサインはビズリーチの最高ランク受賞等、確かな実績を持つエージェントと、若手ハイエンド向け転職サイト『ASSIGN』であなたのキャリアを支援しています。 コンサルティング業界専門のキャリア支援から始まり、現在ではハイエンド層の営業職・企画職・管理職など幅広い支援を行っています。 ご経験と価値観をお伺いし、目指す姿から逆算したキャリア戦略をご提案し、ご納得いただいた上で案件をご紹介するのが、弊社のキャリア支援の特徴です。

企業詳細へ

PICKUP / 編集者おすすめ

日本のイノベーションエコシステムを築く。ソーシング・ブラザーズの挑戦

日本のイノベーションエコシステムを築く。ソーシング・ブラザーズの挑戦

企業インタビュー
営業職のキャリアパスと転職の選択肢

営業職のキャリアパスと転職の選択肢

キャリアコラム
20代から知っておくべき、キャリアの真実とは

20代から知っておくべき、キャリアの真実とは

キャリアコラム