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生命保険業界研究~販売チャネルの多様化~

この記事では、生命保険業界の現状について解説し、主要なプレイヤーや業務内容、求められる適性、そしてキャリアパスについて詳しく説明します。生命保険業界に興味を持つ皆さんにとって、キャリア選択の参考になる内容を提供します。

業界トレンド

生命保険業界では、デジタル活用と顧客のライフスタイルの変化に合わせた営業手法の変革が進んでいます。最近では、従来の死亡保障だけでなく医療や介護、健康増進に取り組んでおり、生命保険各社は非保険領域に手を広げている状況です。

例えば、第一生命グループは中期経営計画において保障に加えて資産形成・承継の価値提供を掲げ、ヘルスケアアプリ「QOLism」を通じた健康支援を促進しています。また、明治安田生命は対面での対話を軸に据えつつ、地域の健康課題を解決する非保険サービスの展開を強化しています。

営業現場においては、デジタルツールと対面営業を組み合わせたハイブリッド営業が定着しています。メールやSNS、オンライン面談を駆使することで、多忙な現役世代との接点を増やし、効率的かつ緻密なコンサルティングが可能になっています。例えば、日本生命では、AIが顧客データを分析して最適な提案を行うシステムを導入するなど、デジタルと対面の相乗効果によって新規契約件数も回復傾向にあります。

また、最新の動向として注目されているのが健康増進型保険の広がりです。これは、専用アプリで計測した歩数や健康診断の結果に応じて保険料が変動する仕組みであり、2025年以降、主要各社での導入が一般化しました。

2026年1月には、住友生命が業界で初めて資産形成と健康増進を一体化させた「ドルつみ Vitality」を発売するなど、保険は「もしもの時の備え」という受動的な役割にとどまらず、日々の健康管理や資産形成といった生活の質向上を継続的に支える能動的な役割を担うようになっています。

生命保険に対する価値観が多様化する中で、業界全体として、デジタルによる利便性と人間による深い信頼関係の構築をいかに高度に融合させるかが、顧客満足度を左右する鍵になっています。

主要プレイヤーと特徴

主な職種の業務内容

営業

  • リテール営業
    国内生保が強みとするのが、営業ネットワークによる地域に根ざした保険販売です。個人のお客様や地元の中小企業を担当し、保険の契約からアフターフォローまでを一貫して行います。
  • ホールセール営業
    国内の企業、団体、自治体に対して、団体保険や企業年金保険などの商品提案を行います。総合的なコンサルティングを通じて、福利厚生の整備・拡充や事業リスクへの備えに貢献する仕事です。
  • 代理店営業
    税理士や公認会計士、保険専業代理店、金融機関代理店などの保険代理店に対してサポートを行います。また、新規代理店の開拓や委託登録の案内、手続きも担当します。

アンダーライティング

主に新契約の担当、収納保全、保険金や給付金の支払業務という3つの役割に分かれています。事務やサポート業務が中心ですが、保険会社を支える重要な役割を担っています。

資産運用部門

生命保険会社は国内トップの機関投資家としての側面も持ちます。お客様から預かった保険料を基に、巨額の資産を安全かつ安定的に運用する責任を負っています。

企画管理部門

中長期的な経営計画や事業戦略の策定に加え、品質向上や全社横断的な課題解決に取り組みます。商品開発やIT関連、海外事業など、多岐にわたる業務があります。

職種別適性

営業

  • リテール営業
    顧客との接点が多いため、人とコミュニケーションを取ることが好きな方に向いています。また、目標に向かって計画的に行動できる方が活躍しています。
  • ホールセール営業
    企業の潜在課題に対する解決策を提案するスキルが求められます。分析力に加え、企業の制度や将来のリスクといった目に見えないものを言語化し、的確に伝える提案力が必要です。
  • 代理店営業
    様々な経営資源に対する知見と、その課題に対する解決策を提案する能力が求められます。組織全体の成長を後押しする仕事に挑戦したい方に向いています。

アンダーライティング

「素早く正確に」業務をこなすことが求められます。オペレーション能力が強い方が活躍しやすく、組織の重要な役割を担いたい方に向いています。

資産運用部門

日々変化するマーケットの動向を捉える能力が求められます。好奇心や向上心があり、世の中の動向に敏感な方に向いています。

企画管理部門

課題の本質を見抜き、解決策を導き出す力が必要です。他部署との連携が求められるため、多くのステークホルダーと関わることが得意な方に向いています。

キャリアパス

入社時のポジションとしては、総合職やエリア限定型の総合職、営業に特化した総合職など、個々の強みや志向に応じた選択肢が用意されています。

総合職では、約3年ごとに部署を異動し、3か所目までの経験を元に、今後のキャリアを築いていく形が一般的です。30代以降は、それまでの経験を活かしてキャリアアップを目指します。

営業に特化した総合職では、入社後5〜6年で現場の責任者に就き、営業職員のマネジメントを行います。スピード感を持って営業力やマネジメント力を磨ける点が特徴です。

ただし、生命保険業界は専門性が高く、ポータブルスキルを身に付けにくいと感じる方もいます。そのため、コンサルティングファームやIT企業、SaaS企業、人材業界、M&A、メーカーなどへの転職を考える方も一定数います。

注意点として、生命保険会社での企画経験や法人への提案経験を得ることは容易ではなく、コンサルティングファームやIT企業への転職も簡単ではありません。自分自身の強みや将来的なキャリアプランを考えた上で、どんな経験を積むべきかを意識しながら、日々の業務に取り組むことが重要です。特に、新規営業経験を評価する企業も多いため、その経験を活かして転職する方もいます。

以上、生命保険業界の概要について解説しました。業界の特性や自身のスキル、興味を考えながら、最適なキャリアを模索してみてください。

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