コンサルへの転職を実現、適性対策方法
適性検査とは
コンサルティングファームの選考を突破するにあたり、書類選考の後、もしくは書類選考と同じタイミングで適性検査を受験する必要がある。就活生のときに受けたことがある人が多いと思うが、改めて適性検査について解説していきたい。
適性検査とは、企業が求める人材の特性や能力を測定することを目的とした、一連の試験や問題である。適性検査を通じて、企業は応募者の学力や知識だけでなく、コミュニケーション能力、論理的思考力、問題解決能力、適応力など、職場で求められるスキルや資質を評価することができる。
日本の就職活動において、適性検査は一般的に新卒採用の選考プロセスで重要な役割を果たしており、中途採用においても同様に実施されるパターンが多い。
コンサルティングファームをはじめとして採用企業が適性検査を採用する目的はどこにあるのだろうか。大きくは以下3つに分けることができる。
適切な人材採用
適性検査は、企業が求める人材像に適合する応募者を見つけるための手段として利用される。応募者の適性を評価することで、企業は採用後のパフォーマンスを予測し、適切な人材を採用することができる。
選考プロセスの効率化
適性検査は、多くの応募者から適切な人材を選び出すための効率的な方法である。適性検査の結果をもとに、企業は次の選考ステップ(面接やグループディスカッションなど)へ進む応募者を絞り込むことができる。
採用コストの削減
適性検査を活用することで、適切な人材採用ができるため、採用コストを削減できる。特に中途採用では多くの人員を面接官としてアサインメントすることが難しいため、スクリーニングとしての機能が求められる。
上記のように、適性検査は面接前のステップとして採用されていることが多いため、言わずもがな突破しなければ面接にさえ進むことができない。
コンサルティングファームでは、適性検査が選考プロセスの一部として取り入れられていることが多く、転職活動において、適性検査は応募者の知識やスキル、性格特性などを評価するための重要なツールであるため、これらの試験に対する対策を行わなければ、次の選考ステップへ進むことが難しくなる。
また、適性検査では、論理的思考力や問題解決能力、コミュニケーション能力など、コンサルタントとして求められる能力が評価される。適性検査の結果が良好であれば、コンサルタントとしての適性をアピールできるため、選考で有利になる可能性もある。突破すればよい、というわけでもないのだ。
具体的な対策方法
適性検査の種類と内容を把握することが重要である。まず、応募するコンサルティングファームがどのような適性検査を実施しているかを調査する。一般的には、知能検査、性格検査、などがある。検査の内容を理解することは、効率的な対策を立てる第一歩である。
問題演習を行うことは適性検査の対策において重要である。過去問題や模擬試験を活用し、時間を計って練習することで、実際の試験に近い状況での対応力を鍛えることができる。また、問題の解き方や考え方を習得することで、問題解決能力や論理的思考力を向上させることができる。
適性検査において苦手な分野や問題を特定し、集中的に対策を立てることが必要である。苦手な分野を克服することで、全体的なスコアが向上し、選考で有利になる。
適性検査対策の書籍やオンラインリソースを活用し、効率的に学習を進めることが推奨される。これらのリソースは、問題の解き方やコツ、対策法などを提供しており、効果的な対策が可能である。
各ファームごとの採用している適性検査
ファーム | テスト形式 | 備考 |
Mc Kinsey(マッキンゼー) | 独自 | GMATのCritical Reasoningの類似問題 |
BCG(ボストンコンサルティンググループ) | SPI | |
ローランド・ベルガー | 独自 | 判断推理系 |
A.T.カーニー | 独自 | GMATのCritical Reasoningの類似問題 |
アーサー・D・リトル | なし | |
デロイト トーマツコンサルティング | TG-WEB | 英語有 |
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング | GAB | |
KPMGコンサルティング | 玉手箱 | |
PwC(プライスウォーターハウスクバース) | GAB | |
PwC(Strategy &) | 独自 | ヒューマネー自社のテストセンターに近い 係数は子息逆算が大量に出題 |
アクセンチュア | 玉手箱 | |
コーポレートディレクション(CDI) | 独自 | GMATのCritical Reasoningの類似問題 |
ベイカレントコンサルティング | GAB Compact | 言語は長文問題が出題される 計数はグラフの読み取り問題が多く出題 |
適性検査のポイント
玉手箱(SHL社開発) |
ポイント |
・時間との勝負 ・自宅のPCでの受験が基本であり、電卓や計算用紙の使用が可能なため、あらかじめ準備する。 計算ツールを活用する。 ・玉手箱の特徴は「問題形式1種類につき複数問出題される」こと その為、パターンをある程度把握することで、回答できる。 問題の出題パターンは8種類(計算3種類・言語3種類・英語2種類) ・玉手箱では、誤謬率を測定していない為、迷った時でも、政界の可能性が高いものを選び、無回答を減らすことが重要。 |
出題範囲 |
▼受験方法・・・①②の出題範囲はほぼ同じ ①玉手箱(自宅受験するWebテスト版) ②C-GAB(テストセンター版) ▼出題範囲 問題数や時間は参考値。企業により組み合わせ/制限時間が異なる。 同じく日本SHL社開発のCSB・GAB形式の問題が出題されることがある。 計数理解テスト ・四則逆算【50問/9分】 ・図表の読み取り【29問/15分】 ・表の空欄の推測【20問/20分】 ・論理的読解(GAB形式の言語)【32問(長文8×各4問)/15分】 ・趣旨判定(IMAGES形式の言語)【32問(長文8×各4問)/10分】 ・趣旨把握【10問/12分】英語 ・論理的読解(GAB形式の英語)【24問(長文8×各3問)/10分】 性格テスト▼GAB形式の言語(論理的読解)出題イメージ |
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