順風満帆だった仕事。新たなチャレンジをするために転職を決意
東北大学を卒業後、ハイクラス・即戦力人材向けの転職サイトを中心にし、HR TechプラットフォームやSaaS事業を行っている企業へ新卒で入社した横坂さん。
新規開拓営業や事業企画など幅広い業務に従事し、関西へ配属され、新拠点の立ち上げに携わるなど、充実したキャリアを歩んでいらっしゃいました。
しかし、20代後半に向けて新たなチャレンジを通して力をつけるため、転職を考えるようになったと言います。
そんな横坂さんの転職活動中のエピソードや、現職レバレジーズ株式会社への転職後のご活躍について伺いました。
就職活動に真剣に向き合い、順調な社会人生活の滑り出し
――まず初めに前職の企業へ新卒で入社をされた経緯を教えてください。
就活を始めたのは大学3年生になった頃でした。夏くらいまでは、日系大手、外資大手、ベンチャー、スタートアップなどかなり幅広く見ていました。法学部に属していたこともあり、周りの半分くらいは公務員、民間に行く人はメガバンクが中心だったと思います。
まずは全部見てみようと思い、短期インターンシップを25社くらい受けました。約2ヶ月間の夏休みはほとんどホテルや東京に住んでいる先輩の家を転々としながら、インターンシップなどのイベントへ参加していました。
大学3年生の夏休みは就活にどっぷり浸かっているような状態でした。
社会問題への関心から法学部を選んだ背景や、インターンシップなどの経験から、人や組織に関心も持つようになり、組織系のコンサルタントか人材系で見始めました。
その後、将来的にコンサルタントを目指すためのコンサルとシンプルに人材の事業会社に絞られましたね。
自分の好きな会社で主体者としてやっていくと考えたときに、コンサルの場合はあくまでも支援会社という立場に包含されてしまうと考えました。 そのため、事業会社で働こうと考えました。
最終的な決め手は、既存事業の社会貢献性やダイレクト・リクルーティングというこれからの時代を作っていくような先進性と、世の中の選択肢や可能性を広げるという企業理念が自分の価値観とマッチしていることでした。
私は地方出身で、高校は偏差値50くらいの学校でした。その中で、もっと広い世界を見てみたいという思いで、勉強に励み、大学へ進学した経験があります。その経験から、自分で選択肢と可能性を広げるという企業理念にとても共感できました。
――就活中の活動量がすごいなと思いながらお伺いしていたのですが、ここまで活動されていたのにはどのような背景があるのでしょうか。
「就活猛者」という感じで最初からゴリゴリやっていたというよりは、不安を抱えながら就活をスタートさせました。私は社会のことを全然知らなかったので不安がありましたし、就職活動に対しての知識が全然ありませんでした。
私には以前から、知らないことやできないことに対しては、人一倍やらなくてはというマインドがベースにあります。そのため、就職活動も人よりもやらなくてはという不安から始まり、結果的にかなり活動量が多くなりました。
――それでは、前職の主なミッション、詳細な業務内容について教えていただけますか。
業務内容は大きく3つあります。1つ目が近畿エリアの新規の法人営業開拓、2つ目が中国四国エリアのオフィス立ち上げに向けた新規開拓営業、そして3つ目は事業企画の仕事です
1年目に関西支社へ配属され、近畿エリアの新規の法人営業開拓をしていました。この時のミッションは、月次の契約数と契約金額でした。その後の中国四国エリアのオフィス立ち上げに向けた新規開拓営業も月次の契約数と契約金額の達成がミッションでした。オフィス立ち上げには達成しなければならない数字があったため、チーム一丸となって数字を追っていました。
新規開拓営業を経て、事業企画へ異動しました。事業企画は、全事業部の予算設計から予測、実績との乖離、戦略設計、戦術立案などをすべてやる部門だったので、その中の業績管理をメインに担当していました。
社内でも多くの賞を受賞。新たなチャレンジのため転職を決意
――社内MVP、MVTなどの多くの賞を受賞された実績があるのにも関わらず、前職の中で感じられていたキャリアにおける課題感や、転職を考えるようになったきっかけについて教えていただけますか。
一番はキャリアにおける課題感です。
私は入社当時から、3年以内に対社外と対社内の両方の経験するということまでは目標として決めていました。この目標は入社前の最終面接や、入社後も言葉にして言っていました。
本当に何も知らない状態での入社だったので、ビジネスを知ることや、さまざまな企業様の経営課題を知ってそこを解決することを営業としてやること、そしてスキルや実績を会社に持ち帰って貢献するべく企画をやることの両方やりたいと言っていて、本当に3年で実現できました。
その後のキャリアステップを考えた時に、今までの社内での経験から、企業における人や組織の課題の重要性について感じることがあり、人や組織周り、人事関連の仕事をしたいと思いました。
しかし、会社の体制や新型コロナウイルスなどの影響があり、人事部は人員を削減していたタイミングだったため、私は関西で事業企画にもう1、2年はいないといけないという状況だったのです。そのまま事業企画にいてもよかったのですが、第二新卒としてチャレンジできるのは最後だったので、今しかないと思い、転職を決意しました。
今でも前職は大好きで、辞めたかったから辞めたというより、新しいチャレンジをするための転職という意味合いが強かったです。
――前職はすごく居心地が良く、楽しく仕事をされていたようですが、転職にためらいなどはありませんでしたか。
本当にアットホームな関西オフィスが大好きでした。いい方ばかりだったので、そこから出るということに少しためらいもあり、怖いという感情でした。
しかし、怖いという感情で留まることはよくないと考え、「やりたいことがやれるタイミングは限られている」、さらに「ここで転職するかしないかでその先が大きく変わってくる」と思ったので、最後は思い切りましたね。
「しっかりと寄り添ってもらえる」アサインの支援を受けることに
――多くのエージェントがいる中で、私を転職活動のパートナーとして選んでくださったのは何故でしたか。
極論、求人自体はどの媒体から選んでもいいと思っていました。
前職の仕事柄、スカウトサービスを売っていたので、どうしてみんなエージェントを利用するのだろうと疑問を持っていました。
他のエージェントにお世話になったタイミングもあったのですが、長谷川さんに担当していただいて、転職活動に真摯に向き合ってくれ、伴走してくれるのが、転職エージェントの価値だと気づきました。
長谷川さんは最初から安心感があり、すべての言葉が誠実で、キャリアを一緒に考えてくださりました。ものすごくありきたりかもしれませんが、“しっかり寄り添ってくださった”という言葉に尽きます。
私のことをしっかりと知ろうとしてくださり、最初の段階からすごく信頼できる人だなと思って、私から自己開示したのを覚えています。
前職の忙しさと転職活動との両立で本当にしんどい時や、どうしたらいいのかわからなくなっていた時に前向きに進めてくださりました。
転職活動はもちろん、私にとってものすごく大きな転換点をサポートしてくださりました。今すごく仕事が楽しいのですが、本当に人生を1つ前に進めてくださったことには感謝しかありません。
――ありがとうございます。横坂様がすごく素敵な方なので、私も伴走させていただきたいという一心で、当時は体当たりだった気がします。
振り返ってみると、当時は業務量がパツパツで自分としては弱っていたタイミングもありましたが、「大丈夫ですよ」と全部受け止めてくださり、「こういういいところがありますよ」と丁寧に支えてくださって、とても心強かったです。
――横坂様がエージェントに期待していたことはございますか。
長谷川さん以外の他のエージェントと、長谷川さんとでは期待していたことが大きく異なります。
他のエージェントに期待していたことは、面接対策や情報がメインでした。
一方、長谷川さんには、キャリアカウンセラーに近い部分を期待していました。
第二新卒というタイミングでどのようなキャリアを歩むといいのか、どのような企業を選択するべきなのかという、会社の人にはなかなか相談できないキャリアの選択について相談したいと考えていました。
――価値観がさらにブラッシュアップされていったような転職活動だと思っているのですが、ご自身の中で価値観について新しい気づきはありましたか。
価値観についての気づきがあったというよりは、深まったという方が強いような気がしています。
仕事をしていた中での人や組織というところで価値観が深まったというのが結構強いですが、それを長谷川さんに壁打ちするように話して行く中での気付かされることは意外とありました。
自分の思考が整理され、それを実現するためのキャリアについての知識を教えてもらったという意味合いが強かったです。
念願の人事部での挑戦をスタート。入社4ヶ月目でリーダー研修へ参加
――複数社から内定が出ていたので、最後は悩んで意思決定をされたと思うのですが、現職の株式会社レバレジーズへ決めた理由を教えてください。
一番の理由は、「人事全般をやれる人になりたい」という自分の思いを実現できそうな場所だったからです。自分がやっていく側と作っていく側の両方になれそうというところが強かったです。
現職は、他に内定を頂いていた企業に比べて、非現実的な目標を掲げていました。
その分課題や困難は多くなるとは思いますが、せっかくなら課題が多いほうが楽しそうだと思いました。
また、現職の理念は「関係者全員の幸福追求」なのですが、社員面談で今の上司とその企業理念について話をさせていただいた際に、単純に素敵だと思いました。
そして、せっかくなら私もその素敵な会社を作る一員になりたいと感じました。企業理念と自分の価値観の部分がマッチしたというのも大きな決め手でしたね。
想像の範囲外での戦いかつ、そこにフルコミットしている人事の方達がいて、さらに人事をするなら会社が社員を大事にしているところがいいと思い、現職への入社を決めました。
――現職での主な業務内容について教えていただけますか。
所属は人事部の新卒チームです。主にセールス職とマーケット職で専門職のエンジニアやデザイナー以外の職種の新卒採用を担当しております。自分の予算と採用人数を持って、採用活動を進めています。
また、集客系のプロジェクトではオーナーシップを持って、さまざまなことに取り組んでいます。
チームメンバー7名のマネジメントと、目標人数の採用に向けて、年間の戦略設計などをやらせてもらっています。
――中途で入社した会社の新卒採用を担うことは難しい側面もあるかと思います。どのように取り組まれていらっしゃいますか。
中途入社で、在籍年数が短いことや、だからこそ自分の言っている言葉が嘘になるのではないかと考えて、最初は結構悩んでいました。私一人だけが中途入社だったので、その分、会社のいいところも悪いところもたくさん知らないといけないと思い、いろいろな人にインタビューをしに行きました。
なるべく自分事に落とし込むためにも、最初の1、2カ月はたくさんインタビューをしていました。この会社のいいところも悪いところも含めてしっかり知るための努力をしつつ、学生さんに寄り添うことを大切にしていました。
学生さんたちのキャリアは極論、うちでもうちではなくてもいいと思っています。
その子たち各個人個人が何をしたいのかということに徹底的に寄り添う方が私の強みだと思ったので、そこを徹底的に寄り添ってシンプルに磨かれた先がレバレジーズと合うのであれば、本当に納得いくまで考えてもらうために、伴走しながらサポートしていくことに徹しています。
現場社員にもたくさん会ってもらうなど、他の人の助けを借りながら取り組むことが、今の私ができることだと思っています。
――既にリーダー向けの研修プログラムなども受けているとお伺いしました。
入社して4ヶ月目の頃からリーダー向けの研修を受け始めました。人事部はリーダーがいて、その上にマネジメントとして役員がいるような組織構造なのですが、役員の指名を受けて、次期リーダーとして研修を受けるようになります。約1年間をかけて、研修を受け、リーダー育成へとつながっていきます。
今は日々のスピード感に追いつくのが大変という感じです。意思決定のスピードはもちろん、責任の任せ方や、各個人に与えられる裁量も大きくてすごくて驚いています。
――転職活動で描いていた軸にかなりフィットしている業務にご挑戦されていると思いますが、実際にやってみた際の感想を教えてください。
裁量の大きさも含めてやりがいを感じられています。やった方がいいことなどを考えて、やろうと思えばやらせてくれる環境があります。
社内ではよく「自由と裁量」というワードが出るのですが、「やる・やらない」の選択の自由や、それに対して責任を持つということは周りも当たり前にやっています。
また一緒に働く人がいいです。何かに取り組む際に、1人でただ成果を出すためだけにやるというよりも、チームで成果を出すことをすごく大事にしています。チームでやることを大切にしているからこそ、仕事へのエンジンがこれほどまでかかるのではないかと思っています。
――日々いろいろなことに取り組まれていると思いますが、今後会社の中で挑戦していきたいことは何かありますか。
今は3年後、5年後までしか決めていませんが、やはり組織戦略の上流までやりたいです。あくまでも採用は始まりから研修までの部分なので、その先は採用から離職まで一気通貫で、戦略設計を上流でやっていく必要があると考えています。
このあたりを20代のうちにトータルでやりきりたいと考えています。このことは転職活動中から伝えて入社してきているので、上司もわかっていると思います。
その先、30歳くらいでやりきったら、社内で何かするのか、他の企業へ行ってゼロから作るのかはまだ考えていません。
――ありがとうございます。ぜひ実現していただきたいです。本日は貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。
ASSIGN
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