転職エージェント『コンコード』では何ができる？特徴を解説

『コンコード』は、2008年に日本で設立した、コンサルティングファームへの転職に強みをもつ人材紹介企業です。

コンサルティング業界特化の人材紹介企業として、多数の支援実績を評価され、大手総合人材紹介会社が主催しているアワードにおいても複数の受賞歴があります。

創業代表である渡辺 秀和氏は、現：三菱UFJリサーチ＆コンサルティングの戦略コンサル部門でキャリアをスタートしており、最年少でプロジェクトリーダーに昇格するなど、コンサルタントとして経験が豊富です。

単純に転職の支援をおこなうだけではなく、東京大学でキャリアデザインの世紀科目「未来をつくるキャリアの需要」を立ち上げるなど、学生向けのキャリア教育にも力を入れています。

本社　　　　　　　　　　：東京都千代田区大手町1-9-2　大手町フィナンシャルシティグランキューブ18階

運営会社　　　　　　　　：株式会社コンコードエグゼクティブグループ

有料職業紹介事業許可番号：13-ユ-303354

活用の流れ

サービスの流れ

サービスページから転職相談をおこないます。個人情報の取り扱い規約に同意し、個人情報を提出します。他コンサルタント企業とは異なり、申し込みの段階で希望コンサルタントを選択できます。コンサルタント紹介ページもあるため、ぜひ確認してみて自分に合ったコンサルタントを選択してください。

初回面談の日程調整・実施

面談予約後、企業から連絡があり、初回面談の日程調整をします。初回面談では転職理由などについてコンサルタントから聞かれる場合が多く、転職者からの質問の機会もありますので、互いの理解を深める機会となります。

求人紹介・応募書類の添削・応募

初回の面談後、求人紹介に移ります。コンサルタントから紹介された求人のうち、気に入ったものがあれば応募します。

求人への応募時には企業に提出する職務経歴書・履歴書などの書類が必要になります。これらの書類はコンサルタントに提出し、添削してもらうことができます。

選考対策・選考実施

書類選考を通過した場合は、面接に移ります。（カジュアル面談などを実施する可能性もあります）

面接の日程調整はコンサルタントが代行してくれます。また、面接の結果についてもコンサルタントが連絡してくれることが通例です。

選考の対策については、各コンサルタントが面接対策など独自の対策を実施してくれます。

内定・条件交渉・退職交渉・転職

無事選考を通過した場合、内定を得て、年収や条件などの交渉をした後、問題なければ内定を承諾します。この条件についても、コンサルタントが代行して交渉してくれます。

また、転職前の退職交渉などのアドバイスについてもコンサルタントから受けることが可能です。BOX社ではサービスとして年収交渉が含まれているため、オファー年収を高く受けたい人は、ぜひ率直に相談してみてください。

こんな人におすすめ

実績豊富なコンサルタントに相談したい

コンコードはビズリーチ主催の「第一回日本ヘッドハンター大賞」のコンサルティング部門で初代MVPを受賞しています。また、在籍するコンサルタントは、デロイト トーマツ コンサルティング、日本アイ・ビー・エム、シグマクシス、PwCなどコンサルタントとして経験を積んだのちエージェントに転身した人材が多くいます。そのため、コンサルのキャリアに精通しており、単純な案件紹介ではなく企業の内情についても話を聞くことができます。

ポストコンサルの転職支援が可能

コンサル業界への転職支援をおこなうエージェント企業は多くなっていますが、コンサル卒業後のポストコンサルのキャリアを支援できるエージェント企業は多くありません。

コンサル出身者がキャリアをつくるためには、適した案件を見つける必要があります。年収水準が一定高くなっており、コンサルから卒業するキャリアを選択することは実は容易ではありません。

コンサル卒業後にキャリアを創れるような案件を保有しているのが、コンコードの強みと言えます。

誠実なキャリア支援

コンコードでは、長期的で誠実なお付き合いを大切にしています。

自分たちの利益を優先するのではなく、転職が必要な手段の場合のみ転職を勧めるようにしているようです。このような支援ができるのは、長期的な関係構築を心がけているからです。

コンサルに転職を希望されるような方は中長期でキャリア形成を考えている方も多く、今回のタイミングで転職に至らなかったとしても、将来的に支援ができると捉えているからこそ、求職者にとってベストなタイミングで支援することを心がけています。

とは言え、エージェントによるところも大きいと思いますので、まずは複数のエージェントと相談をしてみて、自分に合ったエージェントを見つけることをおすすめします。

メリット・良い評判

コンサル転職に特化している

コンサルティングファームへの転職活動は、選考の特殊性や採用要件の高さから、難易度が高い傾向にあります。

そのため、コンサル転職を考える方にとってコンサルティング業界特化のエージェント会社として、豊富な支援実績とナレッジを有して質の高い支援を提供しているリネアコンサルティングを利用することは大きなメリットとなります。

コンサル出身のエージェントからの詳細な業界・企業情報、コンサル企業で採用を経験しているからこその高品質な選考対策、業界内でのコネクションが強く、企業から直接案件をいただく非公開求人の量など、コンサル業界に特化しているからこそ享受できる魅力が豊富にございます。

戦略コンサル案件を保有している

戦略コンサルティングファームは、年間の採用人数が多くないため、付き合うエージェント企業を絞っている傾向にあります。昔からコネクションがあるエージェント企業のみ契約を結んでいるため、戦略コンサルにエージェントを利用して転職をしたい場合は、コンコードはおすすめです。

長い期間しっかりと向き合ってくれる

エージェント企業は基本的には転職の支援を目的としているため、転職を前提としないキャリア相談には対応していないケースがあります。単純にキャリア相談に乗れないというよりは、キャリア知見をもっておらず分からないということもあります。

コンコードでは、漠然とキャリアに不安を抱えているタイミングから相談をすることができるため、キャリアに対する不安や課題観についても相談できます。転職事例では、最初の接点から1年から1年半後に転職をしたという声も多く、中長期で関係を築けるパートナーであることが伺えます。

利用するときの注意点やポイント

担当者と密に連絡を取り信頼関係を築く

コンサルタントの担当者は、原則、複数人の転職者を掛け持ちしています。

そのためコンサルタントが転職者を支援する工数は分散してしまうため、転職の意向があることを明確に伝えることは重要です。

また、コンサルタントは人のキャリア形成をサポートするという責任ある業務をしており、そのことに誇りとやりがいを感じている方も多くいらっしゃいます。

しっかりとご自身のキャリアに真剣に向き合う方々を担当した際は、やりがいを感じ、通常以上のパフォーマンスで臨んでくれるはずです。

このような理由からコンサルタントと転職者間で良好な関係を構築することに双方のメリットがあります。「うそをつかない」「早いレスポンス」「率直な気持ちを伝える」ことで信頼関係を構築し、手厚くサポートしてもらうことで、臨んだ条件での転職を実現していくことが1つ目のポイントとなります。

連絡の遅い・対応の悪い担当者は変えてもらう

コンサルタントの中には、連絡が遅かったり、真剣に自分のキャリアのことを考えてくれない、対応の悪い方もいらっしゃるのが実情です。

自身の大切なキャリアを決める取り組みとなるので、明らかに対応が悪いコンサルタントがいたら、遠慮せず、担当の変更希望をお伝えしてください。各社ともに、誠実に対応してくれるはずです。イノセル社はレスポンスが早かったという口コミも多かったため、スピード感をもって転職活動を進めたい方にはおすすめです。

募集終了求人に注意する

企業が掲載している、コンサルタントが提示している求人は、採用企業側のポジション充足・欠員によりクローズ・オープンを繰り返しています。

そのため、基本的には起こり得ませんが、掲載されている求人の中には募集終了している求人が意図せず混ざっていることがあります。

とても志望度が高い求人については、リサーチの時間などを浪費しないためにも、募集が終了していないかを確かめることをお勧めします。

自分に合ったコンサルタントを利用する

コンサルタント企業はそれぞれ、強みのある業界、支援のスタイルなどの特徴を持っています。転職は、自身の人生の大部分を占める「キャリア」を決める取り組みとなるため、ご自身の方向性に合ったコンサルタントに伴走してもらうことをお勧めします。

求人案件が多い、コンサルティングファームに強い、転職後にも伴走支援をしてくれる、など様々な軸がありますので、まずはどの評価軸を重視するかを選びます。次に、その軸に照らし合わせて自身に合った企業を評価・選定していく、という手順になります。自身のキャリアを真剣に考えてくれるか、キャリア全般に関する知見、特定職種・特定業界からの転職知見、特定業界への転職知見などを評価軸とすることが一般的です。

また、複数のコンサルタントを利用すると判断に困った際にもらうアドバイスが複数になり、混乱してしまう・意思決定しにくい状況になり得るため、基本的には1人のコンサルタントにサポートしてもらうことを推奨します。