二度の転職を経てミドル・ハイクラス特化の外資系人材紹介会社に至る「人事のプロフェッショナル」を目指す道
大手カフェチェーンでは責任感のある店舗を任され、QRコード決済サービス会社では自身の定めた目標である50位入り10ヶ月で達成した水野様。で自身の成長に思い悩み、人事のプロフェッショナルになる道を目指しはじめました。
ミドル・ハイクラス特化の外資系人材紹介会社に至るまでの経緯、そこで見えてきた人事の面白さはどんなものなのかに迫ります。
大手カフェチェーンからQRコード決済サービス会社へ。やるべき目標に向けて転々と環境を変える
――前職のQRコード決裁サービスは大手カフェチェーンからの転職でしたね。どのような経緯だったのでしょうか。
もともと、働くための軸として3つありました。まず1つ目は早く成長できる環境であること。2つ目は人間らしさを大切にしながらイノベーションする企業であること。そして3つ目は色んな年代の人と関われること。そうした多様性が楽しいと感じる価値観ですから。
大手カフェチェーンに就職したのは、店舗でアルバイトをしていた経験があり、接客は一番人間らしい職種でコーヒー一杯に付加価値をつけるところをすごく大切にしていたのが大きく心に響いたからです。
入社してからは副店長として勤務して店舗運営をしていました。時間帯責任者として店舗のオペレーション改善をしたり、採用の要員計画を作って採用面接をしたり、予算分配やシフト作成をしていました。
繁忙店で売上が300万円レベルだったので責任は大きかったです。住宅街の店舗だったのもあり、コロナ禍では前年比130%の売上増もあるお店でした。私が配属となった最初の年に店長も変わったタイミングでしたので、店長と二人三脚で一から作るような運営をしておりました。とてもやりがいはありました。
ただ毎年自分を振り返ってみると、人としての成長に不安と疑問を覚えてしまって、スキルとして何が身についているのだろうと考えると何もないなと思ってしまいました。
将来的には人事や組織開発に興味があり、その領域で従事することを目標としていたのですが、そのためには営業経験が必要とされます。そこで大手カフェチェーンの経験を活かせるQRコード決裁サービス会社に転職しました。
――前職ではどんな業務に携わっていたのでしょうか。
新規開拓をメインとしていました。飛び込み営業で片っ端から店舗を回っていました。居酒屋、美容室、クリニックのキーマンに提案をする業務です。ゴールである人材を目指して、まずは実績として全国50位以上に入ることを目標としました。
――転職に踏み切ったきっかけはやるべきことをやったからでしたね。
目標を2回達成出来次第、転職に対して動き出そうと考えていました。1回の達成では再現性に疑問がありますから。ですが入社10ヶ月目で意外と早く目標達成できてしまいましたので、転職に向けて動き出しました。
コロナ禍の影響の打撃を受けていた、他のマーケットがそろそろ回復してきつつある状況も大きかったです。そんな中、アサインさんのInstagramのストーリー広告を見て、中長期的キャリアを見てくれるのを知って、それがすごく刺さったのでお願いすることにしました。
エージェントのやり取りで見えた自分を売り出す為の道筋
――転職をするにあたっての不安はありましたか。
結構不安はありました。コロナ禍からマーケットの回復はどれほどのものなのか、がまずあります。それに加えて、営業経験が1年もなかったのでジョブホッパーになりかねないとの懸念もありました。そこのバランスが不安事項でした。
――エージェントにはどんな働きを求めていましたか。
人材や営業に強い部分がまず大きいです。あとは中長期的なキャリア戦略へのアドバイスも求めているところでした。実際に久保さんとお話をしてみると、自分を俯瞰することの大切さを知りました。
どうやって売り出していくべきなのか。そこに至る為にはどのような道筋を作っていけばいいのか。そのあたりの大切さをすごく感じました。転職は自分だけで進めることはできると思いますが、第三者に話を聞いてもらう大事さを改めて感じました。
――エージェントが私でよかったと感じることはありますか。
話をしていて人材の面白さを、ご自身が一番感じてらっしゃるのが伝わってきました。それをお聞きできたのはすごく大きかったです。あと、仕事に熱い方なので、どんな時間であってもすぐに対応してくれるのも助かりました。
すごく安心できました。音信不通だと相手に不安を感じさせるのは自分も思います。すごく安心感をもってお任せしようと思えたので、正直なところ他のエージェントに移ることもできるタイミングは合ったように思いますが、すべての案件を久保さんに聞きたいと感じていました。そこまで信頼できたのは大きいです。
人事として一人前になる為に極めていく道を行く
――ミドル・ハイクラス特化の外資系人材紹介会社を決めたのはなぜですか。
現職と他の人材紹介会社から内定を頂いていました。決定打となったのは、現職の歴史の長さですね。営業経験が1年で、人材市場ははじめてなので、まずは足元を固めたいと考えていました。なので、まず自分にとって色んなことが学べそうな環境に惹かれました。
――どんなスキルを磨いていきたいと考えていますか。
まずは業界の知識を深め、企業の方や面談者の方と対等に話せるようになりたいです。
そしてゆくゆくは、業界のプロとして求人ベースだけでなく、採用に対して企業の課題解決を提言できるコンサルタントになりたいと思っています。また、候補者の方にはしっかりと中長期的にキャリア提案できるようになりたいです。
同時に大学で心理学を勉強していたことや、大手カフェチェーンで人事考課をしていたことから、将来は人材育成にも関われたらと思っています。
現職で働いて実感「自分の目指す人事のプロへの道筋」
――現職ではどのような業務をしていますか。
消費財領域を扱う人材紹介の業務をしています。まずはコスメを取り扱う企業のデジタルマーケティングを中心に支援していました。一気通貫なので、個人様の面談もしますし、企業様との商談もします。
そこから領域を異動し、今は食品領域にいます。求人が少ない傾向がある領域なので、今まで取引があった企業様にもコンタクトをとって、アプローチをしています。
――実際に働いてみてどのような所感でしょうか。
すごく素敵な会社だと実感しています。特に一気通貫でできる点がいいですね。
企業で聞いたことをお客様に自信を持って話せるので自分の仕事に納得感が強いのも気に入っています。グループの力も強くて他の部署との連携をしやすかったりします。
世界の視点で物事を捉えられるのは、とても自分に合っているなと感じます。
――現職での一番のモチベーションはどんなものがありますか。
企業様と関係構築できるのがすごく面白いです。面談をした方に最終的に自分を選んでいただけなかったとしても、「相談に乗ってもらって感謝しています」といったメールをいただけることにもやりがいを感じています。
――キャッチアップはどのようにしていますか。
面談予定の人を先輩と共有して、「この人はこういう事をしているから終着点はここになりますか」や「こういう求人が合うと思うんですが」といったことを聞いて、フィードバックをもらい続けています。
候補者との面談であっても、全て教えてくださいという姿勢で取り組んでいますので、「なぜその仕事をしているのか」を聞いたりはしています。先日は、商品業界のマーケティングをしてらっしゃる人がいて、部署の構成を聞いて知識を蓄えたり、企業にもフィードバックをもらってキャッチアップしていく感じですね。
現職も会社として業界レポートを載せてくれたりはするのですが、一般論なので細かい部分は自分で興味を持って聞いて探っていくしかありません。
人事の道か、人材業界でのスペシャリストか。今後のキャリア展望とは
――3社目の転職ですが仕事への向き合い方や企業への貢献度における立ち位置の変化はありましたか。
大手カフェチェーンで働いてた時は従業員やお客様にしか視線が向いていませんでした。QRコード決裁サービスの転職理由としてお客様視点がなくて嫌で辞めたのも大きくあります。そういう意味では、現職では、お客様を主語としてコミットできているのが嬉しく思います。
変化があったというか、やりたかった「人を大事にすること」が具現化されてきた実感があります。
――今後のキャリア展開はどのように見ていますか。
まずはコンサルタントとしてプロフェッショナルになりたいと考えています。
営業として大手企業を支援するのはもちろん、信頼されるプロのコンサルタントになることで、中長期的に企業様と関係を構築して、中小企業をもっと支援していきたいと考えています。2,3年に1回しか出ない求人もありますが、そうしたところに声をかけてもらえるコンサルタントになりたいです。
また大手カフェチェーンの経験からマネジメントも好きなので、マネージャーを目指す道も気になってはいます。プロフェッショナルとして極めていく道と、どちらにするのかは決めかねています。
現在はクライアントワークで社外に向けての支援が主ですが、企業の人事として社内に向けての支援という道も興味がありますが、今のところゴールは人事に設定しています。
クライアントワークで様々な方を企業に支援するのは知見を蓄積し、最終的には事業会社でアウトプットした方が自己の成長につながると考えているからです。とはいえ、まだまだ課題は山積みなので、まずは足元を固めていきたいと思っています。
――ぜひ今後のキャリアもサポートさせていただきたいと思います。本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。
ASSIGN
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