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34歳で金融業界から未経験のSaaS業界へ。自分にしか出せない価値を生み出す営業を目指して。

左:前野様 
右:株式会社アサイン シニアエージェント 島田 龍太

大手金融系企業に新卒入社し、約10年間、営業としてキャリアを重ねていた前野様。前職では企画職まで昇格されていましたが、自身の成長について「このままで良いのか」との不安や迷いが募り、34歳で未経験業界への転職を決意します。

自分にしか出せない価値を生み出せる営業マンとして活躍したいとの思いから、現在は、スモールビジネスのバックオフィス業務を効率化する大手SaaS企業freee株式会社でフィールドセールスのスキルを極める前野様。
転職活動時の心境や現職への想いについてお伺いしました。

「このままでいいのか」10年働いた企業からの転職を決意するまで

── まずは転職を考えた理由からお伺いいたします。前職では安定したキャリアを重ねられていたかと思いますが、どのようなことがきっかけで転職を考えるようになったのでしょうか。

一社目は銀行の傘下にある大手金融企業で、ある程度安定していることは魅力でした。しかし、このまま成長を続けるのは会社も自分自身も難しいだろうと感じたことが一番の理由です。
当時のポジションとしては経営企画の海外事業部に所属しており、現在の経営状況や今後の展望が見えやすい位置にいました。このまま在籍し続ければ年収は上がっていくと思いますが、成長という観点で考えたときに「本当にこのままでよいのだろうか」という気持ちが膨らんでいきました。

また、もう一つの転職理由としては、経営企画に異動になったということもあります。入社後から約10年間は営業職として法人のお客様を対象に働いており、最前線で顧客とお話しすることにやりがいを感じていたので、企画職には物足りなさを感じておりました。
営業職への移動を希望すれば叶う環境ではありました。ただ、営業になりますと全国転勤が必須なんです。入社当時は全国どこへ行っても構わないと思っていたのですが、現在は結婚しておりますので、転勤の多さはネックだと思いました。
転勤については会社としても課題と捉えており、改革が検討されていたのですが、大きな会社でしたので全体の仕組みを変えるとなると相当時間がかかることが想定されました。
そのような背景も相まって、「では自分が別の場所に動いた方が良いのではないか」と考えるようになりました。

── 営業の仕事に高いやりがいを感じていらっしゃったのですね。就職活動時、どういった経緯で前職に入社されたのですか

新卒では金融業界を中心に見ていました。
理由としては、モノを売るような仕事より自分ならではの価値を届けやすい業界と考えていたためです。
このように考えていた背景としては、学生時代水泳部に所属していた経験が影響しています。水泳部ではチームに自分の価値を届けるといいますか、私自身の価値を売り込んでいくような立場にいて、そのことにやりがいを感じていました。
その中でも現職を選んだのは、クレジットカードはほぼ全ての人が持っているものなので、買い物のインフラとして多くのお客様に価値を提供できると考えたためです。

信頼できるエージェントとの出会い。いよいよ入った転職活動へのギア

── ありがとうございます。それでは改めて転職活動時のことをお伺いします。
まず、ご家族もいらっしゃる中での転職活動について、ご家族からはどのような反応がございましたか。

妻はすごく背中を押してくれました。転職を始めた頃が、経営企画に移ったことで仕事へのモチベーションが上がらない時期でもあったため、「まずは色々と見てみたらいいんじゃない?」と言ってくれました。

── それは嬉しい言葉ですね。ご家族の反応以外にも、転職活動に関して不安はございましたか。

色々な不安がありました。「自分がどのようなキャリアを築いていけば良いのだろうか」ということもそうでしたし、現職を続けながら書類を作成したり面接に行ったりと、転職活動と仕事の両立が可能なのかということも、初めての経験だったため分からずにいました。
最初はとりあえず手当たり次第に色々なエージェントの方とお話をしまして、企業ごとに進め方やお話しが違うことを理解していきました。島田さんとお話をしたのは、5人目だったかと記憶しています。
他のエージェントさんは今の私の経歴を基に、同じ業界の企画的なポジションを提案していただくことが多かったです。私としては営業がしたいと思っていたのですが、当時はそれを上手く言語化できていなかったため「何か違う」とモヤモヤしていました。
島田さんとお話をしたタイミングでは、丁度SaaS業界というものを知り興味を持ち始めた頃でした。SaaSに進みたい旨のお話をしたところ、ぱっとSaaS業界の詳しいお話を教えていただけたため、そこで「島田さんと転職活動をしよう」と決めました。信頼感が圧倒的でしたね。

── 初回のお電話について、私もよく覚えています。アポイントの予定でお電話したのですが、タイミングも良かったためそのまま面談させていただきましたね。その後に私と活動したいとメールをいただき、大変嬉しく思いました。転職活動を通じて、ご自身の変化や新しい発見はございましたか。

きちんと自分のキャリアに向き合うというギアが入ったことが一番だと思います。
それまでは、「このままで良いのだろうか」と思っても、少し会社で良いことがあれば考えることを先延ばしにしていました。しかし島田さんとの面談を通じて、本気で転職をしようと気持ちが切り替わりましたね。
自分の強みを棚卸しし、相手の企業にどう伝えていけば良いのだろうかと真剣に考えました。勿論、島田さんも軸の整理や書類添削を行ってくださいましたが、それだけでは意味がない、自分できちんと考えるということが大切だと思います。

第一志望の企業に未経験から挑戦。見えてきた「なりたいマネージャー像」

── 現職のfreee社で内定に至った際のご家族の反応はいかがでしたか。

freee社が第一志望で、家族にもそれを伝えていたため「そこに決まって本当に良かったね」と話がありました。
freee社を志望していた理由は幾つかあるのですが、前職の先輩にSaaS業界に興味があると相談した際、freee社が良いとアドバイスをもらったことが大きいです。そこから興味を持って経営状況など調べてみると、急成長しながらも財政状態がしっかりしており、すごい企業だと感じました。
勢いのあるSaaS業界に挑戦することは勿論、その中でもfreee社という会社で営業としてスキルを身につけられるのであれば、なりたい方向へ成長ができるだろうと考え、入社を決めました。

── 無事に第一志望にご支援することができ、私としても大変嬉しく思います。普段、freee社では主にどのような業務に携わっていらっしゃるのでしょうか。

今はHR事業部という部署に所属しており、freee人事労務というプロダクトを扱っています。職種としてはいわゆるフィールドセールスと呼ばれる、契約のクロージングを行うポジションです。基本的にウェブでの商談になっているため、一日4件から8件ほどの新規商談を担当します。
クライアントとして多いのは、最近ですと医療介護系、建設、運輸といった比較的アナログな業界からの相談が非常に増えています。まだまだ人事労務周りがアナログな企業様が多いため、そのような課題をfreeeのシステムひとつで効率化していけることにやりがいを感じています。

── 転職活動時には、どんどん上のポジションを目指していきたいとのお話もあったかと思いますが、実際に働いてから今後のキャリアについて考えていることはございますか。

社員全員が成長していこうという社風があるので、すごく刺激を受けています。
今の目標としては、強豪ひしめく中ではありますが、人事労務領域においてなるべく多くの人にfreeeの価値を届けていきたいと考えています。また、freeeはバックオフィスを一元管理できるプロダクトですので、自分が担当している人事労務だけでなく会計、電子契約関連などのfreee商品全般を提案できる人材になっていきたいですね。

足元はとにかく営業として最前線でお客様の要望を知っていくことが重要だと思っていますが、その経験を積んだ上でマネジメントにも挑戦したいと思っています。部下が課題を抱えているときに、手を出すのではなく背中を押してあげられるようなマネージャーとして活躍していきたいですね。

── 今後のキャリアが更に明確化されてきましたね。この転職がご支援のゴールではなく、前野さんが理想を叶えていくところまで伴走させていただきたいと思っています。

本日はお話を聞かせていただいてありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。

ASSIGN

アサインはビズリーチの最高ランク受賞等、確かな実績を持つエージェントと、若手ハイエンド向け転職サイト『ASSIGN』であなたのキャリアを支援しています。 コンサルティング業界専門のキャリア支援から始まり、現在ではハイエンド層の営業職・企画職・管理職など幅広い支援を行っています。 ご経験と価値観をお伺いし、目指す姿から逆算したキャリア戦略をご提案し、ご納得いただいた上で案件をご紹介するのが、弊社のキャリア支援の特徴です。

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